ゲオ、セルフレジ、直営600店舗に導入!
ゲオがセルフレジ1200台超の導入を決定、少店舗での実験で増収効果を統計的に検証:
・日経Big Data:6/8
・http://business.nikkeibp.co.jp/atclbdt/15/258673/060700118/?n_cid=nbpbdt_fbed
・DVDレンタル事業などを手掛けるゲオホールディングスは、セルフレジを一部店舗に導入した実験を実施し、セルフレジが取引数、売り上げや粗利の増加に効果を発揮すると統計的に検証し、直営店600店に1249台のセルフレジの導入を決定した。セルフレジ導入以外の要因を排除してA/Bテストを実施できるソフトを活用した。
・50店舗に110台のセルフレジを順次導入して、効果を測る実験を昨年4~9月に実施した。統計的に有意な結果を得られ、試験店舗とそれ以外の店舗の取引数にセルフレジ導入以外の影響が出ないように、アプライド・プレディクティブ・テクノロジーズ(APT)のソフト「Test & Learn」を利用して、50店舗と比較する対象店舗を選定した。
全国の直営ゲオショップ246店舗に「セルフレジ」500台導入:1/5
・ゲオホールディングス:
・http://www.geonet.co.jp/
・http://www.geonet.co.jp/geo_wp/wp-c...
・「セルフレジ」でお手軽に清算!
・http://www.geonet.co.jp/geo_wp/wp-content/uploads/2016/01/2681_20160105-self_register.pdf
アプライド・プレディクティブ・テクノロジーズ(APT):
・http://www.predictivetechnologies.com/ja-jp.aspx
・APT は世界最大のクラウドベースの予測分析ソフトウェア会社です。APT のソフトウェア Test & Learnによって世界の企業は、価格の設定、マーケティング、マーチャンダイジング、オペレーション、設備投資がROIを最大にするものとなるよう、利益への効果を正確に測定できるようになりました。APTはフォーブス・グローバル2000の世界のトップ企業のビッグデータの利用に大きな変革を起こしています。
PI研のコメント:
・6/8、日経Big Dataがゲオホールディングスの記事を掲載しました。テーマは「ゲオがセルフレジ1200台超の導入を決定、少店舗での実験で増収効果を統計的に検証」であり、一見、セルフレジの記事のように見えますが、ポイントは、後半の「少店舗での実験で増収効果を統計的に検証」にあります。ビッグデータ時代の新たなサービスが日本で本格的に動き出したといえます。記事の中でも登場する「アプライド・プレディクティブ・テクノロジーズ(APT)」のソフト「Test & Learn」をゲオが採用し、セルフレジの検証で結果を出したというものであり、ビッグデータ分析に関する新たな、実践的な活用方法を実証したともいえます。ビッグデータ活用の極意は全データの分析ではなく、サンプル分析が実はポイントであり、そのデータを様々な角度から検証し、仮説をつくり、そこから拡大推計を試み、本格的なアクションをはかることにあるといえます。今回のゲオホールディングスはまさにこのプロセスを「アプライド・プレディクティブ・テクノロジーズ(APT)」と二人三脚で踏んで、確信をもって一気に経営改革に入ったといえます。残念ながら、日本ではこのような発想でサービスを展開している大手企業はないといえ、残念です。今後、日本でビッグデータの実践的な活用、そして、新たなサービスを構築する上で、今回のケースは興味深い事例といえます。
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