TVとID付POSデータの融合!
CCCがテレビCM出稿量で売り上げを予測、30万台のテレビCM接触と5800万人の購買データを活用
・日経Big Data:6/24
・http://business.nikkeibp.co.jp/atclbdt/15/258675/062200025/?n_cid=nbpbdt_fbed
・カルチュア・コンビニエンス・クラブ子会社でデータベースマーケティング事業を手掛けるCCCマーケティングはこのほど、テレビCMの出稿量に基づく売り上げ予測サービスを始めた。協業する東芝のテレビ約30万台の視聴データ、5800万人超のTカード会員の購買データ、広告主企業自身のデータなどを活用する。
・同分析サービスは、例えば特定の商品のテレビCMのGRP(延べ視聴率)や、ネット広告のインプレッション数、Webサイトのページビュー数、店舗の利用者数などを説明変数として設定、特定の商品の売上高を目的変数とした重回帰分析を基本とする。一部のTカード会員のCM視聴実績と購買データを関連づけて分析できる点が、従来の同種の分析と異なって精度を高めているという。
CCCマーケティング:
・ http://www.cccmk.co.jp/
・GRP(延べ視聴率):
⇒wikipedia:毎分視聴率1%の番組に、テレビCMを1本流すことを1GRPと表す。
⇒https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BB%B6%E3%81%B9%E8%A6%96%E8%81%B4%E7%8E%87
PI研のコメント:
・CCCマーケティングが興味深いサービスをはじめました。日経BigDataによれば、「東芝のテレビ約30万台の視聴データ、5800万人超のTカード会員の購買データ」を融合させ、CMの出稿量、すなわち、GRPで売上を予測するサービスとのことです。これまで、双方、テレビ側だけ、あるいは、ID付POSデータだけでの売上予測の仕組みは数多くありましたが、双方が融合し、しかも、これだけの規模でのサービスははじめてといえます。ちなみに、GRPは「毎分視聴率1%の番組に、テレビCMを1本流すことを1GRPと表す。」のことであり、PI値によく似ていますが、PI値を単純に足し算したものですので、単純累計PI値ともいえます。したがって、100%を超え、1000%、10000%もあるとえ、この数値が広告評価には重要な数値といえます。このサービスはこのGRPだけでなく、「ネット広告のインプレッション数、Webサイトのページビュー数、店舗の利用者数などを説明変数」とし、「特定の商品の売上高を目的変数とした重回帰分析を基本」とのことですので、重回帰分析だからこそ、2つの異質のデータが融合でき、売上予測が可能になったといえます。さらに、テレビ視聴は録画も分析対象のことですので、より、精度は期待できるといえます。ID付POSデータも新たな時代に入ったといえ、今後の展開が楽しみです。
━━━━━━ お知らせ! ━━━━━━━━━━━━
1.週間!食品スーパーマーケット最新情報:まぐまぐ!
*http://archives.mag2.com/0000193836/
2.facebookに「食品スーパーマーケット最新情報」グループ創設645人!
*https://www.facebook.com/groups/133574913429782/
3.2015年度版、食品スーパー・ドラックストア財務3表連環分析、リリース!
*食品スーパー・ドラックストア、全上場企業約100社を対象!
*過去5年間を(ドラックストア3年)、エクセルで自由自在に分析!
*お申し込みはこちら:https://pipi.cocolog-nifty.com/consulting/
« アークランドサカモト、2017年2月、第1四半期、外食牽引! | Main | Tポイントデータ、CPI(物価指数)に活用! »
« アークランドサカモト、2017年2月、第1四半期、外食牽引! | Main | Tポイントデータ、CPI(物価指数)に活用! »
Comments