大黒天物産、2016年5月本決算、増収増益!
大黒天物産、2016年5月、本決算、7/14
・https://www.e-dkt.co.jp/
・https://www.e-dkt.co.jp/ir/pdfs/library/tanshin_20160714.pdf
・大黒天、今期経常は7%増で最高益更新へ:
・Kabtan:7/14
・http://kabutan.jp/news/marketnews/?b=k201607140035
・ 大黒天物産 <2791> が7月14日大引け後(15:00)に決算を発表。16年5月期の連結経常利益は前の期比7.6%増の57.3億円になり、17年5月期も前期比6.8%増の61.2億円に伸びを見込み、・・。
CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー: 71.12億円(昨年 58.95億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー: △106.98億円(150.42%:昨年( △73.54億円)
⇒有形固定資産の取得による支出 :△95.34億円(昨年 △69.49億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー: 27.14億円(昨年 △10.66億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):△8.71億円(昨年 △25.25億円)
B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産: 502.65億円
・自己資本比率: 54.0 %(昨年 52.4%)
・現金及び預金: 61.15億円(総資産比12.17%)
・有利子負債:51.18億円(総資産比 10.18%)
・買掛金 :97.22億円(総資産比 19.34%)
・利益剰余金 :241.02億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高: 1,451.18億円( 9.0%) 、営業利益: 56.82億円( 7.8%)
・経常利益: 57.37億円( 7.6%)、当期純利益: 33.79億円(25.2%)
⇒ 通期予想:売上高: 1,528.40億円( 5.3%)、営業利益: 60.61億円( 6.7%)
・原価:76.86%(昨年 76.79%):+0.07、売上総利益:23.14%(昨年 23.21%):-0.07
・経費:19.23%(昨年 19.25%):-0.02
・営業利益:3.91%(昨年3.96%):-0.05
大黒天物産のコメント:
・小売業界におきましては、消費者の節約志向の高まりや、慢性的な人材不足、さらに業種・業態を超えた価格競 争の激化により厳しい経営環境が続いております。
・このような環境の中、当社グループでは食の安心・安全を確保するための品質・鮮度管理の徹底や、商品の販売 価格が地域で最も安値であることを保証する『価格保証宣言』を唱えた「安さ」の追求に取り組んでまいりまし た。また、昨年の5月に稼動いたしました中国物流RMセンターにより、自社ブランド商品の開発・製造を進めて まいりました。出店戦略としましては、岡山県に3店舗、広島県に2店舗、京都府に1店舗、奈良県に1店舗、滋 賀県に1店舗、福岡県に1店舗、さらに新たなエリアとして愛知県に2店舗と石川県に1店舗の計12店舗の新規出 店と、既存店舗の活性化を図るため10店舗の改装を行いました。
・当社グループの出店政策について:
・当社グループの出店形態は、賃借もしくは事業用定期借地権方式により設備投資額を極力抑えた出店戦略を基本 とし、店舗形態は、ディオ店舗に加え、ラ・ムー店舗での出店を中心に計画しております。ラ・ムー店舗は、ショ ッピングセンター型店舗形態であり、ディオ店舗と比べ設備投資額が増加するのに加え、ショッピングセンター内 の各テナントの経営成績及び出退店によって、当社グループの業績が影響を受ける場合があります。出店について は、充分な情報収集及び慎重な意思決定に基づき決定しておりますが、出店場所が確保できない場合、当社グルー プの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、何らかの事情により、今後の出店に伴う物流、資金調達、 人員の確保が計画通り行えない場合及び当社グループの特徴である「ESLP(エブリディ・セーム・ロープライ ス)」を実現するための仕入(メーカー、一次卸問屋からの一品大量仕入、卸売業として構築した独自の仕入ルー トによる仕入等)が円滑に行えない場合には、当社グループの経営成績が影響を受ける可能性があります。
大黒天物産の株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=2791.T
PI研のコメント:
・大黒天物産が7/14、2016年5月期の本決算を公表しました。結果は増収増益、好決算です。小売業界は「慢性的な人材不足、さらに業種・業態を超えた価格競 争の激化」と、厳しい経営環境にあるとのことですが、今期は12店舗の新規出店を果たすなど、積極的な成長戦略を打ち出しています。実際、キャッシュフローを見ると、投資キャッシュフローが営業キャッシュフローの150.42%と異常値であり、ここまでキャッシュを投資=成長戦略に配分する企業は稀といえ、それだけ、ここは敢えて、攻めとの強い経営判断が働いているといえます。やや気になるのは原価が上昇、「当社グループの特徴である「ESLP(エブリディ・セーム・ロープライ ス)」を実現するための仕入、・・」と、原価に若干の課題が残ったことですが、その比率はわずかですので、十分修正が可能な範囲といえます。大黒天物産、来期予想も増収増益、来期、今期の好決算を活かし、どのような成長戦略を打ち出すのか、その動向に注目です。
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