コスモス薬品、2016年5月本決算、増収増益!
コスモス薬品、2016年5月、本決算、7/11
・http://www.cosmospc.co.jp/
・http://www.cosmospc.co.jp/pdf/16071...
・コスモス薬品、来年、愛知県に進出:
・中部経済新聞:7/15
・http://www.cosmospc.co.jp/pdf/160711_tanshinfinal.pdf
・九州地方を地盤にドラッグストア「ドラッグコスモス」を展開するコスモス薬品は、2017年2月に愛知県に進出することを明らかにした。すでに三重、岐阜の両県には出店している。2017年5月期は東海3県内で6~7店の出店を計画しており、東海の店舗数を合計で2桁台に乗せる。愛知進出を機に本格攻勢に出る構えだ。
CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー: 309.86億円(昨年 194.54億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー: △285.50億円(92.14%:昨年( △292.72億円)
⇒有形固定資産の取得による支出 :△310.92億円(昨年 △298.65億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー: 62.11億円(昨年 71.51億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):86.47億円(昨年 △26.67億円)
B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産: 2,025.95億円
・自己資本比率: 37.6%(昨年 38.5%)
・現金及び預金: 272.82億円(総資産比13.47%)
・有利子負債:269.68億円(総資産比 13.31%)
・買掛金 :824.72億円(総資産比 40.71%)
・利益剰余金 :677.45億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高: 4,472.73億円( 9.5%) 、営業利益: 186.48億円( 9.2%)
・経常利益: 206.91億円( 8.7%)、当期純利益: 124.35億円( 6.3%)
⇒ 通期予想:売上高: 4,900.00億円( 9.6%)、営業利益: 187.00億円( 0.3%)
・原価:80.58%(昨年 80.89%):-0.31、売上総利益:19.42%(昨年 19.11%):+0.31
・経費:15.25%(昨年 14.93%):+0.32
・営業利益:4.17%(昨年4.18%):-0.01
コスモス薬品のコメント:
・当社グループ以外の日本の小売業では、「数品目だけを異常に安く売る日替わり特売」や「今日だけポイント 5倍」といった“あの手この手の販売促進策”で集客を図る店舗が数多くあります。しかし、当社グループはそ のような販売促進策を行わず、「毎日安い(エブリデイ・ロー・プライス)」政策に磨きをかけております。つ まり、ごく限られた期間の「派手な安さ」ではなく、ご来店いただく全てのお客様が「安心の低価格」をいつも 実感できるような店舗運営を目指しております。これにより、店舗運営コストを抑制し、さらなる低価格販売が 可能となるよう努力を続けております。
・また、自社競合による一時的な収益性の低下も厭わず、次々と新規出店を行いました。同時に、新商勢圏への 店舗網拡大も図ってまいりました。これにより、新規出店につきましては、中部地区に4店舗、関西地区に16店 舗、中国地区に20店舗、四国地区に9店舗、九州地区に40店舗、合計89店舗となりました。また、スクラップ& ビルドにより7店舗を閉鎖し、当連結会計年度末の店舗数は738店舗となりました。
・中部地区4、関西地区 64 、中国地区 109、四国地区 86、 九州地区 476
・医薬品 69,609(売上高) 15.6(構成比) 108.5(伸び率) 、化粧品 47,593 10.6 106.7、 雑貨 75,889 17.0 109.4、 一般食品 247,126 55.2
コスモス薬品の株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=3349.T
PI研のコメント:
・コスモス薬品が7/11、2016年5月期の本決算を公表しました。結果は増収増益、好決算です。売上高、営業利益ともに、ほぼ2桁増であり、高成長を維持しつつ、利益も確保とバランスのよい好決算といえます。中部経済新聞によれば、「2017年2月に愛知県に進出することを明らかにした」とのことで、いよいよ東進、中部地区へのドミナント展開が本格的にはじまるといえます。現在、コスモス薬品は738店舗となり、「中部地区4、関西地区 64 、中国地区 109、四国地区 86、 九州地区 476 」と中部地区はまだ4店舗ですので、今後、急激に店舗が増加してゆくと思われます。コスモス薬品の強さは何といっても経費比率15.25%の低さにあるといえます。しかも、一般食品の構成比55.2%と50%を超えており、食品を核にした超ローコスト、結果、低価格のEDLPが武器となり、これがドラックストアだけでなく、食品スーパーの市場を奪う強力な推進力となっています。コスモス薬品、今期、好決算をもとに、新たな市場、中部地区への参入も決まり、来期も高成長が期待できるといえます。そして、その後、中部地区を踏まえ、さらに、東に進むのか、北に進むのか、その動向が気になるところです。
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