サンエー、2017年2月、第1四半期、増収増益!
サンエー 、2017年2月、第1四半期決算、7/5
・http://www.san-a.co.jp/
・日本経済新聞:7/6
・http://www.nikkei.com/markets/company/article/?n_cid=DSMMAA13&ng=DGXLASFL06H67_W6A700C1000000&scode=2659
・サンエーが高い 3~5月期の純利益13%増益、過去最高:
前日の取引終了後に発表した2016年3~5月期の連結決算は、純利益が前年同期比13%増の24億円と、同期として過去最高となった。沖縄へのインバウンド(訪日外国人)が増加したのを受けて、家電や化粧品などの販売が好調だった。
B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産: 1,229.10億円
・自己資本比率:76.0%(昨年 75.7%)
・現金及び預金:416.56億円(総資産比33.89%)
・有利子負債:3.07億円(総資産比 0.25%)
・買掛金 :97.22億円(総資産比 7.91%)
・利益剰余金 :860.06億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・営業収益 :450.02億円(6.4%) 、営業利益:39.02億円(9.0%)
・経常利益:40.37億円(8.9%)、当期純利益: 24.62億円(12.6%)
⇒通期予想:営業収益: 1,776.83億円(2.2%)、営業利益:141.68億円(0.3%)
・原価:68.82%(昨年 68.90%):-0.08、売上総利益:31.18%(昨年 31.10%):+0.08
・経費:28.09%(昨年 28.04%):+0.05
・マーチャンダイジング力:+3.09%(昨年+3.06%):+0.03
・その他営業収入:6.11%(昨年5.91%):+0.20
・営業利益:9.20%(昨年8.97%):+0.23
サンエーのコメント:
・当社は経営方針を「意識して考えよう」とし、安心・安全・信頼を求めるお客様に応える ため、仕組み力、商品力、人材力の向上について意識して考え実行するとともに、引き続き企業理念の浸透、七大 基本の徹底、既存店の活性化、効率化を図り、お客様満足度の向上に努めてまいりました。
・店舗展開につきましては、4月に「ハンビータウン」(沖縄県中頭郡北谷町)を改装し、ベビー用品専門店の 「ベビー館」及び「無印良品」を出店いたしました。
・GMSと近隣する小型食品館の連動的ドミナント戦略:
・本土の市場環境とは一線を画す沖縄の市場。そのような文化的背景や地理的要因を考えた上で、独自のドミナント戦略を確立させています。 たとえば、郊外に広域型のショッピングセンター(GMS)を建設する前に近隣既存店のリニューアルを行って販売力を強化。 GMSが誕生した後は、より地域に密着した品揃えを徹底するなど、共存共栄が図れる連動したドミナント展開を行っています。 必要な物はすぐ近くの店舗でいつでも買える。家族そろってショッピングをするには、何でも揃うGMSでゆっくり楽しんでいただく。 サンエーは、お客様の便利を第一に考えた店舗の出店を推進しています。
サンエーの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=2659.T
PI研のコメント:
・サンエーが7/5、2017年2月期の第1四半期決算を公表しました。結果は増収増益、好調な決算です。「純利益が前年同期比13%増の24億円と、同期として過去最高」とのことで、特に、利益が大きく伸びています。その要因ですが、原価、経費の改善よりも、その他営業収入の伸びが利益を押し上げているのが大きいといえます。サンエーは、「GMSと近隣する小型食品館の連動的ドミナント戦略」を採用していますので、不動産収入等が好調で、特に、「沖縄へのインバウンド(訪日外国人)が増加したのを受けて、家電や化粧品などの販売が好調」とのことで、この効果が大きいといえます。通期も増収増益予想ですが、数値はやや控えめですが、この様子ですと、今期もインバウンド需要に支えられ、業績が上振れする可能性も高いと思われます。サンエー、利益に加え、今後、どう成長戦略を押し進めるかが課題といえ、この好調な決算をもとに、どのような施策を打ち出すか、注目です。
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