イオン、2017年2月、第1四半期、増収減益!
イオン、2017年2月期、第1四半期決算:7/6
・https://www.aeon.info/
・http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1380224
・:7/6
・http://jp.reuters.com/article/aeon-idJPKCN0ZM0FN
・イオン、3―5月期はGMS不振などで営業減益 価格訴求強化 :
イオン(8267.T)は6日、2016年3―5月期の連結営業利益が前年比5.8%減の328億円になったと発表した。円高が海外事業の円換算収益にマイナスに働いたほか、総合スーパー(GMS)事業の不振も響いた。消費者の価格への視線は厳しくなっており、価格訴求を強化する方針を示した。
B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産:8兆4,108.08億円
・自己資本比率:13.4%(昨年 13.9%)
・現金及び預金:6,857.87億円(総資産比8.15%)
・有利子負債2兆1,184.71億円(総資産比 25.19%)
⇒銀行業における預金 : 2兆2,261.92億円(総資産比26.47%)
・買掛金 :9,323.33億円(総資産比 11.08%)
・利益剰余金 :5,702.54億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・営業収益 : 2兆461.42 億円(1.3%) 、営業利益: 328.73億円( △5.8%)
・経常利益:346.79億円(△3.1%)、当期純利益:△62.54億円( %)
⇒通期予想:営業収益:8兆4,000.00億円(2.7%)、営業利益: 1,900.00億円(7.4%)
・原価:72.90%(昨年 73.30%):-0.40、売上総利益:27.10%(昨年 26.70%):+0.40
・経費:38.05%(昨年 37.16%):+0.89
・マーチャンダイジング力:-10.95%(昨年-10.46%):-0.49
・その他営業収入:12.77%(昨年12.40%):+0.37
・営業利益:1.82%(昨年1.94%):-0.12
イオンのコメント:
・当社は、ライフスタイル・価値観の変化に伴うお客さまニーズの多様化に対応 することで事業競争力の強化を図りました。また、当社は絶えず革新し続ける企業集団として、グルー プ各事業・各企業がそれぞれの業界・地域でナンバーワンへと成長し、競争力ある事業・企業が有機的 に結合することにより高いシナジーを創出する企業集団へと進化するべく、グループ共通戦略並びに構 造改革を引き続き推進しました。
・グループ共通戦略:
当社は、新「WAON POINT」サービスを6月より順次開始することを決定しました。同サ ービスの開始にあわせて、現金でのお買い物にも対応する「WAON POINTカード」を新た に発行し、これまでグループ各社で運営してきた会員組織を順次統合することでお客さまの利便性 を高めてまいります。2018 年には、会員数 6,000 万人となる国内最大級のポイントサービスを目 指します。
当社は、毎日の食事から皆さまのヘルス&ウエルネス&ハピネスを実現するため、欧州企業2社と 連携した新たな事業展開について基本合意しました。当社は、フランスを中心に欧州でフローズン 専門の小型SM(スーパーマーケット)を展開する Picard Surgelés SAS 社と提携して日本初の フローズン専門SM「Picard(ピカール)」を、また、Marne & Finance Europe 社と提携しオー ガニック小型SM「Bio c' Bon(ビオセボン)」を展開してまいります。
グループ構造改革の推進:
・イオンリテール株式会社は3月、株式会社ダイエーが有するGMS(総合スーパー)29 店舗の運 営を承継しました。2015 年度から実施してきた株式会社ダイエーからイオングループ各社への承 継店舗は合計で 88 店舗となり、当初計画通り同社の店舗移管を完了しました。これにより、株式 会社ダイエーは、首都圏・京阪神地域のSMに経営資源を集中する体制を整えました。また、株式 会社光洋は3月、イオンマーケット株式会社が京阪神地区で展開する 23 店舗を承継しました。こ れにより、イオンマーケット株式会社は、首都圏に経営資源を集中する体制を整え、より一層の地 域密着経営を推進してまいります。これらのグループ内店舗再編により、国内各地域で「ベストロ ーカル」をより一層推進します。
イオンの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8267.T
PI研のコメント:
・イオンが7/6、2017年2月期の第1四半期決算を公表しました。結果は増収減益、増収幅もわずかであり、厳しい決算です。ロイターによれば、「円高が海外事業の円換算収益にマイナスに働いたほか、総合スーパー(GMS)事業の不振も響いた。」とのことで、特に、GMSが厳しく、営業損失が93 .22億億円となったことが大きいといえます。その要因ですが、原価は改善しましたが、経費が38.05%(昨年 37.16%)と0.89ポイント増となっており、経費増が響いています。今後、イオンは新「WAON POINT」を発行し、「2018 年には、会員数 6,000 万人となる国内最大級のポイントサービス」を目指すとのことで、巻き返しをはかるとのことです。さらに、「日本初の フローズン専門SM「Picard(ピカール)」を、また、Marne & Finance Europe 社と提携しオー ガニック小型SM「Bio c' Bon(ビオセボン)」を展開」と、新業態も目白押しであり、GMSの不振をカバーすべく、様々な施策を講じるとのことです。イオン、今後、第1四半期の不振をどこまで回復できるか、次の四半期、中間決算の結果に注目です。
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