カルビー、成型ポテトチップス、いよいよ首都圏展開!
カルビーが「成型ポテトチップス」の開発を止めなかった理由:
・ITmedia ニュース:10/15
・http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1610/15/news012.html
・ついにカルビーが「成型ポテトチップス」市場に本格参入した。筒型タイプの新商品「ポテトチップスクリスプ」を発売、初年度で20億円以上の売上高を目指す。実は成型ポテトチップスの商品化は以前から検討を進めていたのだが……。
・ポイント:
・日本では200億円の市場規模と言われる成型ポテトチップスは、長らく「チップスター」(ヤマザキビスケット)と「プリングルズ」(日本ケロッグ)の寡占状態だった。カルビーはそこに割って入り、今期で20億円以上の売上高、20%の市場シェア獲得を目指す。
・クリスプの売り上げ状況はどうか。先行発売した北海道エリアでは、計画よりも売り上げが2割以上伸びており、発売1カ月間のシェアは40%に上った。スーパーマーケットなどで展開する販促ツールが好評だったそうだ。
成型ポテトチップス市場全体を見ると、クリスプの発売前後4週間を比較して149%成長したという。
カルビー:
「ポテトチップスクリスプ」サイト:
・http://www.calbee.co.jp/potatochips/crisp/
・2017年3月、第1四半期決算:8/3
・http://www.calbee.co.jp/ir/pdf/2016/financial_20160803.pdf
・株価:
PI研のコメント:
・ITmedia ニュースが10/15、「 カルビーが「成型ポテトチップス」の開発を止めなかった理由」という興味深い記事を掲載しました。カルビーが、「筒型タイプの新商品「ポテトチップスクリスプ」」を8月から一部地域で先行販売し、この10月からは首都圏でも発売、現時点では好調に推移し、しかも、筒型タイプ市場全体の市場拡大にも貢献しているようだという記事です。ポテトチップス市場では約70%のシャアをとっているカルビーですが、この筒型タイプ市場は「チップスター」(ヤマザキビスケット)、「プリングルズ」((日本ケロッグ)の寡占状態であった状況であり、ここにカルビーが本格参入といえ、意外といえば意外な展開といえます。新商品開発のポイントはID-POS分析では、明らかなように、顧客層の明確な違い、いいかえれば、同時併買率が高く、期間併買率が低いことがその特徴といえます。今後、カルビーの参入で、この点がより鮮明になると思いますが、筒型タイプ商品は形状の違いはもちろんですが、顧客層が明確に違う市場である可能性が高く、今回のデータも示唆していますが、ポテトチップとしての全体市場を拡大する可能性を秘めているともいえます。「ポテトチップスクリスプ」がカルビーにとって、フルグラに続く、第2の成長の柱となり、さらに、ポテトチップス全体の市場拡大につながるか、今後の動向に注目です。
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