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December 2016

December 31, 2016

天満屋ストア、第3四半期、増収増益、堅調!

天満屋ストア、2017年2月、第3四半期、12/28
・http://www.tenmaya-store.co.jp/company/ir/kessan_pdf/joho/201612_tansin.pdf

B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産:521.32億円
・自己資本比率:34.3%(昨年 33.1%)
・現金及び預金: 9.47億円(総資産比 1.82%)
・有利子負債:177.01億円(総資産比 33.96%)
・買掛金 :56.13億円(総資産比 10.77%)
・利益剰余金 :88.06億円

P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高:559.75億円(2.2%) 、営業利益:19.84億円(11.4%)
・経常利益:18.61億円(14.5%)、当期純利益:8.68億円(24.8%)
  ⇒ 通期予想:売上高:745.00億円(1.0%)、営業利益:26.00億円(2.9%)
・原価:74.77%(昨年 74.86%):-0.09、売上総利益:25.23%(昨年 25.14%):+0.09
・経費:25.90%(昨年 26.21%):-0.31
・マーチャンダイジング力:-0.67%(昨年-1.07%):+0.40
・その他営業収入:4.36%(昨年4.47%):-0.11
・営業利益:3.69%(昨年 3.40%):+0.29

天満屋ストアのコメント:
・当社グループは、営業力の強化と収益力の向上に取り組むとともに、コンプライアンスの徹底強 化にも努めてまいりました。また、子会社の株式会社天満屋ハピーマートを平成28年3月1日に吸収合併し、競争力の強化と経営の効率化に取り組んでまいりました。
・事業拡張につきましては、当社において平成28年4月に真備店(岡山県倉敷市)を、9月にアリオ倉敷店(同)をそ れぞれ新設いたしました。
・小売事業:
・小売事業につきましては、産地・市場直送など取れ立て商品の拡大や店内加工技術のレベルアップによる生鮮食 品の鮮度向上に加え、こだわり商品や値ごろ感のある商品の充実などにより、見やすく、選びやすい売場づくりに 注力するほか、新たな販売促進策による営業力の強化に取り組んでまいりました。また、平成28年3月にリブ総社 店(岡山県総社市)を改装するとともに「天満屋ショップ」を導入、7月にポートプラザ店(広島県福山市)へセブン &アイ・ホールディングスグループの生活雑貨専門店「ロフト」を導入、11月に井原店(岡山県井原市)を改装する など、既存店舗の活性化による店舗競争力の強化にも努めてまいりました。

天満屋ストアの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=9846.T
・株価1,078円(12/30)=PER(会社予想): 12.45 倍(12/30)×EPS 86.58円(12/30)
・株価1,078円(12/30)=PBR(実績):0.70倍(12/30)×BPS 1,546.22円(2016/2)

PI研のコメント:
・天満屋ストアが12/28、2017年2月期の第3四半期決算を公表しました。結果は増収増益、増収幅はわずかでしたが、2桁の増益となる堅調な決算となりました。天満屋ストアはセブン&アイHのイトーヨーカ堂が20.0%出資しており、今期はセブンプレミアムの導入など、関係を深めています。さらに、この7月には、「ポートプラザ店(広島県福山市)へセブン &アイ・ホールディングスグループの生活雑貨専門店「ロフト」を導入」と、新たな関係強化にも踏み込んでいます。今期、利益が好調な要因ですが、原価、経費ともに改善、特に、経費の改善効果が大きく、業務改革が功を奏しているといえます。ただ、気になるのは依然として自己資本比率が改善したとはいえ、34.3%と低く、有利子負債が総資産比33.96%と経営に重くのしかかっていることです。また、株価と資産との関係、PBRも0.70倍と逆ザヤ、投資家は厳しい評価をしており、株価と利益との関係PERも12.45倍ですので、改善したとはいえ、利益は不十分と投資家は見ているといえます。天満屋ストア、セブン&アイHとの関係を深め、改善基調にある経営をさらに推し進め、財務改善にどうつなげてゆくか、その動向に注目です。

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December 30, 2016

サミット、業界再編への体制整備!

住友商事が本気を出したスーパー「サミット」の闘い方:
   竹野社長に聞く。再編を仕掛けられるポジションどう生かす?
・日刊工業新聞2016年12月28日:
・http://newswitch.jp/p/7343
・総合商社が資源価格に左右されない体質づくりの一環として、川下である小売りへの関与を強めている。サミットの竹野浩樹社長に商社と連携を強化する意義を聞いた。
・食品スーパーマーケット業界の再編は進むと見ていますか。:
・「我々が展開している首都圏ですら、(店舗が多い)オーバーストア状態だ。地方部では新規に出店しても、成長は厳しい。勝ち負けもはっきりしてきた。生きていくための緩やかな連合は、止められないだろう。(サミットについては)首都圏で面白い案件があれば、M&A(合併・買収)は否定しない」

役員の異動に関するお知らせ:
・サミットのNews Release:3/17
・http://www.summitstore.co.jp/
・http://www.summitstore.co.jp/news/20160317.pdf
・代表取締役社長 取締役常務執行役員:竹野 浩樹(人事部分掌・広報室・総務部担当 )
・社 歴:
・1989年4月住友商事株式会社入社、2015年6月取締役常務執行役員、2016年6月代表取締役社長就任予定

PI研のコメント:
・日刊工業新聞が12/28、「住友商事が本気を出したスーパー「サミット」の闘い方」サブタイトルは「竹野社長に聞く。再編を仕掛けられるポジションどう生かす?」という記事を配信しました。この6月の株主総会で就任した竹野浩樹社長へのインタビュー記事です。竹野社長は住友商事出身であり、前社長の田尻氏は生え抜きですので、住友商事の意向がより強く反映される人事であるといえ、タイトルにもあるように、「住友商事が本気を出した、・・」といえるかと思います。記事の中でも、業界再編に触れていますが、竹野社長は「(サミットについては)首都圏で面白い案件があれば、M&A(合併・買収)は否定しない」と発言しており、M&Aに対しての強い意欲を感じます。ここ最近、伊藤忠、三菱商事の業界再編への動きが活発ですので、住友商事もここへ来て、まさに本気を出し、業界再編へ取組む体制づくりに入ったといえそうです。竹野社長は、住友商事が出資するマミーマートにも在籍したこともあり、しかも、住友商事傘下のドラックストア、トモズの立ち上げにもかかわったとのことですので、ドラックストアの経営にも明るいといえます。サミット、今後、業界再編へ動くのも時間の問題といえ、いつ、どのような決断を竹野社長がするのか、その動向に注目です。

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December 29, 2016

AI、人事から普及か?

データ分析で6000人を適性に応じ配置 シミックが運用開始、AI活用も視野に:
・日経Big Data:12/26
・http://business.nikkeibp.co.jp/atclbdt/15/258673/122500188/
・シミックホールディングス:
・http://www.cmic-holdings.co.jp/
・医薬品の受託開発業務を手掛けるシミックホールディングスはビッグデータを活用した人材管理に乗り出した。買収や海外展開などで、連結の社員数はここ3年間で約1000人増えた。職種が多様化するなか、6000人のグループ従業員の人材の特性を把握したうえで最適配置を行う。
まず従業員に対し「CUBIC」と呼ぶ専門会社の適性検査を実施し、それぞれの従業員の持つ特性をデータ化。

CUBIC:
・http://www.e-jinjibu.jp/
・サイダス(東京都港区)のクラウド型のタレントマネジメントサービスを採用。プロフィル管理、分析・比較、目標管理、後継者管理の機能を導入した。

CYDAS:
・http://www.cydas.com/
・人事部門を統括する羽野佳之常務執行役員は「AIを活用することで、適切な人材を数千人の中から見いだすだけでなく、ポジションごとに『達成思考』と『論理思考』のどちらが求められるのかも分析したい」と期待を寄せる。

PI研のコメント:
・日経Big Dataが12/26、「データ分析で6000人を適性に応じ配置、シミックが運用開始、AI活用も視野に」とのタイトルの記事を配信しました。AIの活用事例として、人事に焦点を当てた記事であり、興味深い内容です。AIをどのように企業の経営に活かすか、各社、様々な試みがなされていますが、このシミックホールディングスの事例は人事に焦点を当てており、適切な人材を見出すだけでなく、相性を加味した上での最適配置にもつなげてゆくとのことで、多くの企業での応用が効きそうです。これまでAIはロジスティックスや生産現場での活用か、マーケティング、マーチャンダイジングへの活用が主な目的であったといえますが、このシミックホールディングスの事例は新たに、人への活用であり、特に、小売業でも応用が可能といえます。小売業は商品と顧客に焦点が当たりがちですが、さらに、人に焦点を当てると、飛躍的な生産性の改善につながる可能性が高いといえます。シミックホールディングス、まだ、はじまったばかりの試みとのことですが、今後、どのようなAIの人事への活用につながってゆくのか、その動向に注目です。

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December 28, 2016

アークランドサービスH、かつや好調、第3四半期決算!

アークランドサービスホールディングス 、2016年12月、第3四半期、10/28
・http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1410214

B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産: 171.46億円
・自己資本比率: 79.5%(昨年 75.7%)
・現金及び預金:52.23億円(総資産比 30.47%)
・有利子負債:0.00億円(総資産比 0.00%)
・買掛金 :9.67億円(総資産比 5.64%)
・利益剰余金 :99.35億円

P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高:169.28億円(11.1%) 、営業利益:23.62億円(15.0%)
・経常利益: 24.00億円(14.6%)、当期純利益: 14.48億円(20.4%)
  ⇒ 通期予想:売上高: 238.00億円(13.6%)、営業利益: 32.50億円(11.2%)
・原価:46.99%(昨年 46.99%):+0.00、売上総利益:53.01%(昨年 53.01%):+0.00
・経費:39.06%(昨年 39.54%):-0.48
・営業利益:13.95%(昨年 13.47%):+0.48

アークランドサービスホールディングスのコメント:
・外食業界におきましては、引き続き人手不足を背景とする人材採用コストが上昇するなど、依然として厳しい経 営環境となっております。
・このような環境の中で、当社グループは、引続き客数拡大による平均月商の引き上げへの施策の実施と出店加速 に積極的に取り組んでまいりました。
・既存店につきましては、「かつや」において8回のフェアメニューの投入と3回のキャンペーンを実施した結 果、1~9月の既存店売上高前年比は、直営店102.2%、FC店99.7%で推移いたしました。また、既存店20店舗 で改装を実施いたしました。
・出退店につきましては、「かつや」を直営店6店舗(海外1店舗含む)、FC店22店舗(海外9店舗含む)を出 店し、FC店6店舗(海外2店舗含む)を閉店したことにより、「かつや」の当第3四半期末の店舗数は純増22店 舗の362店舗となりました。その他の業態につきましては、「からやま」を中心に直営店5店舗、FC店2店舗を 出店し、「あきば」など9店舗を閉店したことにより、当第3四半期末の店舗数は50店舗となりました。

アークランドサービスホールディングスの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=3085.T
・株価2,998円(12/26)=PER(会社予想): 25.12 倍(12/26)×EPS 119.37円(12/26)
・株価2,998円(12/26)=PBR(実績):3.50倍(12/26)×BPS 856.41円(2015/12)

PI研のコメント:
・アークランドサカモトの業績を牽引する外食部門、アークランドサービスHの現状を最新の決算、第3四半期で見てみました。アークランドサービスHはアークランドサカモトが52.94%の株を保有しており、子会社といえます。本体のHCは天候不順などが影響し、やや厳しい業績ですが、アークランドサービスHは、特に、「かつや」が好調であり、増収増益、しかも、いずれの段階でも2桁増の好決算です。通期予想も、2桁増ですので、今期、好決算が期待できます。本体への貢献も大きく、全体を押し上げる勢いといえます。その好調な要因ですが、新店が順調にオープンし、既存店もFCはやや苦戦気味ですが、直営店が堅調な結果であることが大きいといえます。また、原価は横ばいでしたが、経費が削減されており、これが利益を押し上げたといえます。財務内容も安定しており、自己資本比率も79.5%と、健全です。結果、投資家の評価も、PERが25.12倍ですので、高いといえ、株価も高値で安定しています。また、PBRも3.50倍ですので、資産価値も高く、これも安定しています。それにしても、ここまで子会社が好調であり、本体を力強くささえるまでに成長している小売業はまれであるといえます。アークランドサカモト、好調な子会社の業績を踏まえ、今後、やや厳しい決算であった本体のホームセンター、そして、スーパーセンターをどう成長軌道に乗せるか、今後の動向に注目です。

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December 27, 2016

アークランドサカモト、第3四半期、増収微増益、外食好調!

アークランドサカモト 、2017年2月、第3四半期、12/20
・http://www.arcland.co.jp/memory/upfile/1482213974.pdf
・Kabtan :12/20
・アークランド、9-11月期(3Q)経常は3%減益
・https://kabutan.jp/news/?b=k201612200004
・アークランドサカモト <9842> が12月20日大引け後(15:00)に決算を発表。17年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比1.0%増の73.7億円となったが、通期計画の100億円に対する進捗率は73.7%にとどまり、5年平均の78.2%も下回った。

B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産:879.31億円
・自己資本比率:69.1%(昨年 71.1%)
・現金及び預金:70.00億円(総資産比 7.96%)
・有利子負債:47.25億円(総資産比 5.38%)
・買掛金 :63.13億円(総資産比 7.18%)
・利益剰余金 :474.05億円

P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高:781.87億円(1.5%) 、営業利益:67.92億円(0.3%)
・経常利益:73.73億円(1.0%)、当期純利益:40.42億円(4.0%)
  ⇒ 通期予想:売上高:1,040.00億円(2.7%)、営業利益:92.50億円(5.4%)
・原価:63.30%(昨年 63.28%):+0.02、売上総利益:36.70%(昨年 36.72%):-0.02
・経費:28.02%(昨年 27.93%):+0.09
・営業利益:8.68%(昨年 8.79%):-0.11

アークランドサカモトのコメント:
・小売事業:
・ホームセンター部門の売上高は484億64百万円(前年同期ほぼ同額)となりました。6月にオープンしたホームセ ンタームサシ上田店が寄与した一方で、既存店売上高については、第1四半期会計期間(2月21日から5月20日ま で)は、春先の気温上昇により出足は好調だったものの、ゴールデンウィークの天候不順により前年同期比0.2% 減、第2四半期会計期間(5月21日から8月20日まで)は、8月の猛暑到来があった一方で、長引く梅雨により前年 同期比0.1%減、第3四半期会計期間(8月21日から11月20日まで)は、11月の気温の低下による売上の回復はあり ましたが、9月・10月は台風・豪雨等の天候不順により前年同期比2.7%減、変化する季節要因の中、第3四半期累 計期間(2月21日から11月20日まで)は、前年同期比1.0%減となりました。
・その他小売部門の売上高は今年度オープンしたアークオアシス2店舗(堺鉄砲町店:3月、京都駅前店:9月)が 寄与したものの、前年度にアークオアシスデザイン2店舗、ミートプロ1店舗を閉店したことにより43億22百万円 (前年同期比6.2%減)となりました。
・その結果、小売事業の売上高は527億87百万円(前年同期比0.5%減)となり、営業利益は28億11百万円(前年同期 比9.6%減)となりました。
・外食事業:
・外食事業は、主力のとんかつ専門店「かつや」のFCを含む店舗数が純増22店舗(前年期末比)の362店舗とな り、売上高は169億28百万円(前年同期比11.1%増)、営業利益は23億62百万円(前年同期比15.0%増)となりまし た。

アークランドサカモトの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=9842.T
・株価1,409円(12/22)=PER(会社予想):10.99倍(12/22)×EPS 128.20円(12/22)
・株価1,409円(12/22)=PBR(実績):0.94倍(12/22)×BPS 1,497.40円(2016/02)

PI研のコメント:
・食品スーパー業界、2017年2月期の第3四半期決算の公表がはじまりました。12/20、スーパーセンターを展開するホムセンター、アークランドサカモトがその第3四半期決算を公表しました。結果は増収増益とはなりましたが、営業利益は0.3%増とやや厳しい決算となりました。ただ、外食事業は好調、売上高、営業利益ともに2桁増と好調な決算となりました。本体、小売事業が厳しかった要因ですが、「ゴールデンウィークの天候不順」、「長引く梅雨」、「9月・10月は台風・豪雨等の天候不順」など、天候による影響が今期は大きかったとのことです。一方、外食の方は、とんかつ専門店「かつや」の店舗数が増加、利益もぞれに伴い増加し、売上高も全体の約20%の構成比となり、本体を牽引してゆくまでに成長しており、全体を押し上げたといえます。アークランド、本業はホームセンターですが、食品を強化したスーパーセンター、そして、いま伸び盛りの外食等、様々な業種、業態を展開し、リスク分散がはかれる企業グループへと成長しつつあるといえます。今期、本決算予想も堅調な増収増益ですので、この年末年始、最後の四半期、外食以外の業績をどこまで改善できるか、その動向に注目です。

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December 26, 2016

アマゾンに見る、ID-POS分析の実践活用例!

Amazonプライムに見るカルビー フルグラ 800gのページ:

1.フルグラ:5つ星のうち 4.4 1,265件のカスタマーレビュー | 63人が質問に回答しました
・5つ星のうち 4.4 1,265、5つ星のうち 4.4、
・星5つ:837、星4つ:254、星3つ:88、星2つ:33、星1つ:53
・並べ替え: 新しい順、フィルタ:すべてのレビュアー・すべての星・すべての形式
・上位の肯定的レビュー:高評価のレビュー全1,091件を表示
・上位の批判的レビュー:低評価のレビュー全174件を表示

2.よく一緒に購入されている商品:2品
・選択された商品をまとめて購入
・対象商品:カルビー フルグラ 800g ¥682(¥682 / 袋)
・カルビー フルグラ4種の実りメープル味 350g ¥424(¥424 / 袋) あわせ買い対象

3.この商品を買った人はこんな商品も買っています:88品
・カルビー フルグラ4種の実りメープル味 350g、5つ星のうち 4.4 34、¥424
・カルビー フルグラ黒豆きなこ味 700g×6袋、5つ星のうち 3.8 35、¥4,160 プライム
・カルビー フルグラ トロピカルミックス ココナッツ味 350g、5つ星のうち 4.0 16、¥900 プライム
・メリーズテープ Lサイズ(9~14kg)さらさらエアスルー 144枚 (36枚×4)、5つ星のうち 3.1 160、¥3,780 プライム
・味覚糖 コロロ グレープ 40G×6袋、5つ星のうち 3.3 54、¥842 プライム

PI研のコメント:
・アマゾンがどのようにID-POS分析を実践に活用しているのかをアマゾンプライムのページ、フルグラ800gで見てみました。ID-POS分析の要諦はF(頻度)と併買ですが、まさに、この2つをしっかり活用し、実践に活かしているといえます。フルグラのページでは大きく、3つに分かれ、1つ目がF(頻度)の、2つ、3つ目が併買の実践活用事例といえます。まずはF(頻度)ですが、レビューに応用されており、顧客の声を5段階に分け上位評価と下位評価を掲載、さらに、並べ替え、フィルターもありますので、自由にレビューを選定することも可能です。レビューの5段階はほぼF(頻度)に匹敵するといえ、これを上位、下位、すなわち、高頻度と低頻度で分析する視点はまさにID-POS分析そのものの実践活用事例といえます。一方、併買の方ですが、併買は大きく2つ、すなわち、同時併買と期間併買に分かれますが、2つめが同時併買、3つ目が期間併買ですので、しっかり区別し、実践活用しています。特に、期間併買、すなわち、3では88品も掲載しており、フルグラの購入顧客と関係の深いと思われる商品が恐らく併買率順に掲載されていると思わます。また、フルグラを含め、これらすべての商品が写真付きで、レビューにも飛ぶことができ、いたれりつくせりです。アマゾン、こう見ると、ID-POS分析を熟知したページの作りといえ、さらに、長年改善し、その最新の成果でもあると思われますので、ID-POS分析の実践事例の教科書、モデルともいえるかと思います。恐らく、今後、ID-POS分析のBIツールをつくるとすると、このような形に落ちつくのではないかと思います。ひとつ、気になるのは、併買にF(頻度)が組み込まれ、それが掲載順位に反映されているのかどうかですが、特に、3の88品の掲載順位がどのようなロジックになっているのか知りたいところです。

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December 25, 2016

クローガー、希望退職、約2000人!

Kroger Is Offering Early Retirement to 2,000 Employees:
・FORTUNE:12/16
・http://fortune.com/2016/12/16/kroger-early-retirement/
・In an effort to cut costs, Kroger Co. will offer early retirement to 2,000 corporate employees.
・The Wall Street Journal reports that the supermarket chain will not fill the vacant spots of workers who accept the offer. Earlier in December Kroger cut its outlook for its annual profit for the second time this year. Kroger released a statement Thursday saying that the new retirement option is part of a strategy to implement cost controls behind the scenes in ways that do not directly affect customers.

Kroger offers buyouts to 2,000 workers:
・Cincinnati News :12/16
・http://www.bizjournals.com/cincinnati/news/2016/12/16/kroger-offers-buyouts-to-2-000-workers.html
・Kroger Co. is offering a voluntary retirement option for many of its non-store employees in an effort to cut costs.
・The Cincinnati-based grocery giant (NYSE: KR) said about 2,000 associates are eligible for the offer, but it doesn’t include store and district associates, senior officers and supermarket division presidents. Employees will have until March to decide whether or not they’re interested in the deal.

KROGER:12/15
・http://www.thekrogerco.com/
・Kroger Announces Voluntary Retirement Offering for Non-Store Employees
・http://ir.kroger.com/file/Index?KeyFile=37137418
・"Kroger would not be the successful company it is today without the incredible efforts of all of our associates. We believe a generous Voluntary Retirement Offering is in line with our company values and recognizes the long careers many of our associates have had with Kroger," said Rodney McMullen, Kroger's chairman and CEO. ・"Kroger is committed to our operating model of lowering costs to invest in the areas that matter most to our customers."
・KROGERの業績:
・http://ir.kroger.com/file/Index?KeyFile=36930692
・KROGERの株価:
・http://ir.kroger.com/Stock

PI研のコメント:
・クローガーが12/15、約2,000人の希望退職者のニュースリリースを公表しました。コスト削減が目的とのことで、店舗ではなく、本部社員に限定しての希望退職者だそうです。クローガーの12/1に公表した2016年度、第3四半期決算では増収減益、営業利益は昨対-7.6%、最終利益も-8.6%ですので、リストラに踏み切るほどではない決算結果です。したがって、中長期的なコスト削減が目標といえそうです。実際、「it doesn’t include store and district associates」と、店舗関連の人員削減ではないとうたっていますので、予防的な動きといえそうです。ただ、それでも、2,000人規模ですので、それなりのインパクトといえます。株価はこのニュースリリース後もほぼ横ばいですので、投資家は冷静に見ているといえます。一般にリストラ、特に、人員削減は、経営が深刻な状況になって行われることが多いといえますが、今回は決算数値から見る限り、減益とはいえ、深刻な状況とはいえず、早めの対応といえます。したがって、内部体制の強化よりも、経営環境の変化、特に、悪化するかもしれないという備えともとれ、クローガーの今後の業績もさることながら、アメリカの消費動向にむしろ注視が必要といえそうです。今後、クローガーが次の措置に踏み切るか、そして、他の小売業がどのような動きを示すか、その動向に注目です。

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December 24, 2016

オイシックスと大地を守る会、経営統合へ!

オイシックスと大地を守る会、経営統合の検討開始
   ~自然派食品宅配のナンバーワンへ~

・大地を守る会:12/22
・http://www.daichi-m.co.jp/info/press/2016/12/p16122201.html
・株式会社大地を守る会(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長:藤田和芳、以下「大地を守る会」)とオイシックス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:髙島 宏平、以下「オイシックス」)は、本日開催の両社取締役会において、2017年秋を目処とした両社の合併による経営統合(以下、本統合) に向けて基本合意書を締結しました。あわせて、株式交換を行うことを決議し、株式交換契約書を締結いたしました。本株式交換は、2017年2月末日までに開催が予定される両社の臨時株主総会における承認を得た上で行われる予定です。本統合後の役員構成については、大地を守る会代表取締役社長の藤田を会長、オイシックス代表取締役社長の高島を社長とする体制を予定しています。
・本統合により、両社の売上合計は337億円(2015年度実績)となり、成長を続ける食品宅配市場において、自然派食品宅配のナンバーワンとなります(グラフA参照)。両社の力を結集し、食の領域における社会課題をビジネスの手法で解決し、「より多くの人が豊かな食生活を簡単に送れる」社会を目指していきます。
・本統合の背景…自然派食品宅配の最大手となり、マーケットをけん引
・本統合による宅配事業のシナジー…物流の共通化やマーケティングノウハウの共有
・本業により食の領域の社会課題へアプローチ

大地を守る会:
・現在、利用者数は約31万人、生産者会員は全国に2500人(2016年9月末現在)。
・売上高:13,572百万円(2016年3月期)、資本金:347百万円(2016年9月末現在)

オイシックス:
・売上高:20,158百万円(2016年3月期)、資本金:924百万円(2016年9月末現在)

オイシックス株式会社と株式会社大地を守る会の
     経営統合(合併)に向けた株式交換に関するお知らせ

・オイシックス:12/22
・http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1427362
・オイシックス株式会社(以下、「当社」といいます。)と株式会社大地を守る会(以下、「大地を守る会」といいます。)は、本日開催の両社取締役会において、平成 29 年秋を目処とした合併による経営統合(以下、「本統合」といいます。)に向けて、株式交換(以下、「本株式交換」といいます。)を行うことを決議し、株式交換契約書(以下、「本株式交換契約書」といいます。)を締結いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
尚、本株式交換は、平成 29 年2月 末日までに開催が予定される両社の臨時株主総会における承認を得た上で行われる予定です。

オイシックスの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=3182.T

PI研のコメント:
・オイシックスと大地を守る会が12/22、経営統合に向け、動き出しました。この日、「オイシックスと大地を守る会、経営統合の検討開始、~自然派食品宅配のナンバーワンへ~」とのニュースリースとともに、「オイシックス株式会社と株式会社大地を守る会の経営統合(合併)に向けた株式交換に関するお知らせ」が公表され、平成 29 年秋を目処とした合併による経営統合に入るとのことです。大地を守る会の普通株式1株に対して、オイシックスの普通株式 261 株を割当てるとのことです。この日、株価も急上昇、一時、相場がストップするなど投資家も、この経営統合を高く評価しています。結果、「両社の売上合計は337億円(2015年度実績)となり、成長を続ける食品宅配市場において、自然派食品宅配のナンバーワンとなります、・・」とのことで、自然派食品宅配市場では、らでぃっしゅぼーやを約100億円上回り、まさにNo.1となります。食品市場では食品スーパー、ドラックストアもまさに本格的なM&Aの時代に入りつつあり、寡占市場となりつつありますが、この自然食品分野でも寡占化が起こったといえます。アメリカではすでにホールフーズマーケットが自然食品市場を吸収統合し、業界No.1となっていますが、日本でも同様な状況といえ、今後、日本版、ホールフーズマーケットの土壌ができたともいえますので、宅配に限らず、リアル店舗への動きも加速するのではないかと思います。オイシックス、「「移動スーパーマーケット」の仕組みを提供する株式会社とくし丸を連結子会社化」につぐ、新たな成長戦略の具現化といえ、今後の動向に注目です。

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December 23, 2016

コンビニ、マイクロ店舗、極小商圏の時代へ!

コンビニの「マイクロ店舗」続々、狙いはオフィス等の極小商圏:
・ダイヤモンド・オンライン:12/21
・http://diamond.jp/articles/-/111969...
・コンビニエンスストアの次の“大市場”になるか――。現在、コンビニ業界ではマイクロマーケット(極小商圏)と呼ばれる“小さな巨大市場”が脚光を浴びている。全国に5万4000店超と一大店舗網が築かれたコンビニ市場。しかし、もはや1店あたりが対象とする人口、距離(商圏)は狭まるばかり。ならば極小商圏でも成立するコンビニを出店してしまえとオフィス、病院など閉鎖された立地には、自販機コンビニが入り始めている。さらに人手をかけない仕組みができれば、あなたのマンションにも“コンビニ”が来るかも――。
・オフィスにファミマ!? 品目多彩なコンビニ自販機:
・計画されていたドラッグストアでのコンビニ弁当販売
・セブンカフェ等小型のセブンが増殖中!?
・コーヒー以外も登場するかコンビニのマイクロ店舗
・マイクロマーケット対応店舗が次の「流通の主役」になる!?

参考:セブン-イレブンの出店:
・http://www.sej.co.jp/sej_case/
・施設内出店:
・学校へのコンビニ 出店、病院へのコンビニ 出店、企業へのコンビニ 出店、公共施設へのコンビニ 出店、ビル・複合施設へのコンビニ 出店
・就業者・在館者が1,500人以上で、施設内・建物内の就業者・使用者が主に利用できる
・施設内小型コンビニ店舗:20坪~30坪程度
・施設内標準型店舗:40坪~60坪前後

PI研のコメント:
・コンビニが次の成長戦略として、極小商圏でも採算がとれるマイクロ店舗の開発に着手しはじめたとの記事が12/21、ダイヤモンド・オンラインに掲載されました。興味深い内容であり、ファミリーマート、セブン-イレブンの事例が紹介されています。この11月の最新データで主要8社のコンビニの店舗数は54,359店舗となり、その伸び率は昨年対比2.7%増ですので、もはやこれまでのような高い成長率は望めなくなりつつあります。この状況を打破し、さらに成長をはかるには、これまでのプロトタイプの店舗数増では限界と各社が判断し、この記事のような様々な対応のコンビニ、すなわち、マイクロ店舗の開発に入ったと思われます。現状のコンビニから一部商品がスピンアウトしているようにも見えますが、見方を変えると、店舗ではカバーできない取り残された需要を拾いあげているようにも見えますし、さらには、新たな需要を生み出しているようにも見えます。この動きは、来年からアメリカで一般開放されるアマゾンGOも、その一環といえ、今後、様々なマイクロ店舗が生み出され、新たなコンビニの成長戦略の手段となりそうな様相を呈しているといえます。翻って食品スーパーですが、八百屋、魚屋、肉屋がセルフ販売となり、一ケ所に集合したところからはじまったといえますが、このコンビニの動きはその逆、解体の流れといえます。無人レジ、ロジスティックス、自動発注まで含む、最先端のITでの商売の行きつく先の姿であり、食品スーパーから見れば、もとにもどる先祖返りともいえ、商売の奥深さを表しているともいえます。コンビニに限らず、商売そのものが大きく変化する転換期に入ったといえ、このコンビニの動き、はじまったばかりですが、その動向に注目です。

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December 22, 2016

食品スーパー、売上速報、2016年11月、堅調!

スーパーマーケット販売統計調査資料:12/21
・オール日本スーパーマーケット協会:http://www.ajs.gr.jp/
・日本スーパーマーケット協会:http://www.jsa-net.gr.jp/gaiyou.html
・一般社団法人新日本スーパーマーケット協会:http://www.super.or.jp/?page_id=25

2016年11月実績 速報版(新パネル270):270社( 7,740店舗)
・http://www.super.or.jp/wp-content/uploads/2016/12/tokei-20161221hsj.pdf
・景気判断 DI 現状判断、見通し判断ともに2ヵ月連続で改善:
・11 月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断 DI 現状判断は前月から+1.8 の 47.2、見通し判 断も前月から+1.3 の 43.7 となり、共に小幅ながら、2 ヵ月連続の改善となった。
・経営動向調査は、売上高 DI が 1.1(前月比+0.6)とわずかながらプラス、収益 DI は-3.0(前月比+3.4) とマイナス幅を縮小するなどどちらも小幅に上昇している。前月大きく上昇した客単価 DI はじめとす る他の DI も前月の水準付近でほぼ横ばいでの推移となっている。
・カテゴリー動向調査は、相場の高騰により青果 DI が 27.2(前月比+12.7)と大きな上昇をみせている が、他の DI は、総じて気温の低下により冬物商材の動きはよかったものの、日曜日が一日少ない曜日 めぐりにより伸び悩みをみせている。(カテゴリー動向については最終ページに詳細を掲載)
・景況感調査は、競合 DI を除くすべての DI が前月に引き続き、わずかに改善をみせた。直近 2 ヵ月の 大幅改善により、すべての移動平均線がプラス方向に転換しており、2015 年の秋以降続いてきた悪化傾 向から反転の兆しがみられるようになっている。(周辺地域景気動向 DI 長期傾向参照)
・11 月は前月大きく改善をみせた水準を現状判断、見通し判断共にさらに上回る結果となった。相場高 に支えられ、来客数 DI のマイナスを客単価 DI のプラスでカバーする厳しい環境は続いているが、景況 感には底打ちの兆しがみられるようになってきた。今後も、相場や天候に大きく左右される可能性はあ るものの、堅調な動向を期待したい。

総売上高:100.0%(構成比) 104.1% (全店)、101.7% (既存店)
・食品合計: 88.7% 104.6% 102.0%
・生鮮3部門合計: 34.2% 106.8% 104.0%
  ⇒青果:14.0% 115.3% 112.3% 、水産:8.5% 99.7% 97.5% 、畜産:11.7% 103.0% 100.1%
・惣菜:9.6% 105.1% 102.1%、日配:19.2% 103.7% 101.4%、一般食品:25.7% 102.4% 99.8%、非食品:8.4% 101.3% 100.8%、その他:2.8% 96.7% 96.8%

地方分類別集計:
・北海道・東北地方:102.8%(全店)100.6%(既存店)、関東地方:104.4% 102.3%、中部地方:104.7% 100.4%、近畿地方:103.6% 102.3%、中国・四国地方:106.9% 101.1%、九州・沖縄地方:101.7% 100.7%
・1~3店舗:97.9% (全店) 97.9%(既存店)、4~10店舗:100.9% 100.4%、11~25店舗:101.8% 100.8%、26~50店舗:104.1% 101.2%、51店舗以上:104.7% 102.1%

PI研のコメント:
・新日本スーパーマーケット協会が12/21、全国の食品スーパー、7,740店舗の2016年11月度の売上速報を公表しました。結果は全店が104.1%、既存店も101.7%と、堅調な結果となりました。コメントでも、「相場高に支えられ、来客数 DI のマイナスを客単価 DI のプラスでカバーする厳しい環境は続いているが、景況感には底打ちの兆しがみられる、・・」とのことで、景気の底打ちがみられるとのことです。この11月度は、青果と惣菜が堅調で、この2部門が全体を牽引したといえます。また、関東地方、近畿地方の食品スーパーも堅調で、その他の地区をカバーしたといえます。また、店舗規模では51店舗以上の大規模チェーンが全体を牽引しました。食品スーパー、11月度は堅調、景気動向も底打ちがみられますが、次の12月、食品スーパーの年間最大の山場、年末商戦をどう乗り切るか、その動向に注目です。

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December 21, 2016

コンビニ、売上速報、2016年11月、堅調!

JFAコンビニエンスストア統計調査月報:2016年11月度:12/20
・http://www.jfa-fc.or.jp/
・今月は、店内調理品等のカウンター商材や惣菜、サラダ等が引き続き好調に推移したこと、また、上・下旬に気 温が低下する等、寒暖の変動が大きかったことから、麺類、スープ、おでん等の温かい商品の売れ行きが好調とな り、全店・既存店共に売上高は前年を上回る結果となった。
・既存店ベースでは、売上高7,734億円(前年同月比+0.5%)が2ヶ月連続のプラス、来店客数12億8,479万人(前年同月比-0.8%)が9ヶ月連続のマイナスになり、平均客単価602円(前年同月比+1.2%)は20ヶ月 連続のプラスとなった。

全店は45ヶ月連続のプラス・既存店は2ヶ月連続のプラス
  ⇒全店 855,125 (百万円:3.1%)、既存店 773,433 (0.5%)
店舗数:
  ⇒ 54,359 (店舗:2.7%)
来店客数:全店は68ヶ月連続のプラス・既存店は9ヶ月連続のマイナス
  ⇒ 全店 1,402,326 (千人:2.1%)、既存店 1,284,790 (-0.8%)
平均客単価: 全店・既存店ともに20ヶ月連続のプラス
  ⇒全店609.8(円:1.0%)、既存店602.0(1.2%)
商品構成比および売上高前年同月比(既存店ベース)
  ⇒日配食品 36.3% 1.7%、加工食品 27.2% -0.8%、非 食 品 31.0% -0.6%、サービス 5.5% 5.8%

対象企業:8社
・スリーエフ、セコマ、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パンデイリーヤマザキ事業統括本部、ローソン

コンビニ売上高、11月0.5%増 総菜好調で2カ月連続プラス:
・日本経済新聞:12/20
・http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ20I0H_Q6A221C1TI5000/
・大手チェーンの既存店売上高はセブン―イレブン・ジャパンが1.2%増で52カ月連続のプラスだった。商品を刷新した冷凍食品などが好調だった。ローソンも1.7%増。販促を強化した調理パンなどの売れ行きが良かった。ファミリーマートは0.6%減。総菜などは好調だったがチケット販売が落ち込んだ。

PI研のコメント:
・日本フランチャイズチェーン協会が12/20、2016年11月度の全国54,359店舗のコンビニの売上速報を公開しました。結果は全体が3.1%増、既存店も0.5%増と堅調な結果となりました。既存店は2ヶ月連続のプラスですが、客数は-0.8%と9ヶ月連続のマイナス、客単価が1.2%増と20ヶ月連続のプラスにより、底上げされたためです。11月は「店内調理品等のカウンター商材や惣菜、サラダ等が引き続き好調に推移 」とのことで、日配が1.7%増と、全体を牽引したことが大きかったといえます。また、日経新聞によれば、「既存店売上高はセブン―イレブン・ジャパンが1.2%増で52カ月連続のプラス」、「ローソンも1.7%増」と、トップグループの企業の貢献も大きかったといえます。やや気になるのは、店舗数が54,359 (店舗:2.7%)と、伸び悩んでいるといえ、新店が以前のように増加していないことです。コンビニ、次回は12月、今年の年末の景気がダイレクトに反映されますが、どのような結果となるか、その行くへに注目です。

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December 20, 2016

神戸物産、2016年10月、本決算、過去最高業績!

神戸物産、2016年10月、本決算、12/15
・http://www.kobebussan.co.jp/upload/ir/IRNews/492/492_20161215.pdf
・神戸新聞 :12/15
・神戸物産、最高業績更新 16年10月期連結決算
・http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201612/0009754688.shtml
・ 「業務スーパー」をフランチャイズ展開する神戸物産(兵庫県稲美町)が15日発表した2016年10月期連結決算は、既存店の好調と新店の出店効果で、過去最高業績を更新した。本業のもうけを示す営業利益は、初の100億円を突破した。

CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー: 120.44億円(昨年68.96億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△24.35億円(20.22%:昨年( △99.74億円)
  ⇒有形固定資産の取得による支出 :△45.26億円(昨年 △112.00億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△45.22億円(昨年183.81億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):39.81億円 (昨年163.82億円)

B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産:1,331.99億円
・自己資本比率:12.4%(昨年 11.0%)
・現金及び預金:648.77億円(総資産比 48.71%)
・有利子負債:797.12億円(総資産比 59.90%)
・買掛金 : 158.25億円(総資産比 11.88%)
・利益剰余金 :205.82億円

P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高:2,392.66億円(4.7 %) 、営業利益:118.33億円(74.0%)
・経常利益: 87.29億円(3.0%)、当期純利益:45.60億円(9.2%)
  ⇒ 通期予想:売上高:2,524.00億円(5.5%)、営業利益:120.00億円(1.4%)
・原価:84.21%(昨年 85.50%):-1.29、売上総利益:15.79%(昨年 14.50%):+1.29
・経費:10.86%(昨年 11.54%):-0.68
・営業利益:4.93%(昨年 2.96%):+1.97

神戸物産のコメント:
・当社グループは「六次産業『真』の製販一体」というグループ目標のもと、積極的な商品開 発を行い、神戸物産グループ全体の競争力を強化してまいりました。また、お客様のニーズを素早く捉えた施策を実 施し、高品質で魅力のある商品をベストプライスでご提供してまいりました。
・業務スーパー事業:
・業務スーパー事業における店舗につきましては、45店舗の出店、11店舗の退店の結果、純増34店舗で総店舗数は 747店舗となりました。
・新規出店の内訳といたしましては、直轄エリア28店舗、地方エリア17店舗であります。出店に関しましては関東エ リアへの出店を中心に新規出店を進めると同時に、営業年数が長くなり老朽化してきた店舗の移転等を積極的にFC オーナーに勧めております。
・また、既存店舗の活性化、顧客ニーズに対応したPB商品の開発、及び自社輸入商品の増強等、多角的な販売施策 を講じ、リピーター及び新規顧客の獲得に努めてまいりました。
・次期の見通し:
・今後の経済状況については、依然として景気の先行きに不透明感が強く、厳しい経営環境が続くものと思われま す。このような環境下において、当社グループは、「六次産業『真』の製販一体」の確立を達成するべく、積極的な M&Aを行い、原材料の調達からオリジナル商品の開発、販売に至るまでを一貫して行えるよう、経営努力を引き続 き行ってまいります。

神戸物産の株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=3038.T

PI研のコメント:
・神戸物産が12/15、2016年10月期の本決算を公表しました。結果は、地元、神戸新聞でも報じられましたが、「神戸物産、最高業績更新 16年10月期連結決算」、特に「既存店の好調と新店の出店効果で、過去最高業績を更新」と、好調な決算となりました。神戸物産自身も、「純増34店舗で総店舗数は 747店舗」と、積極的な新規出店をしており、さらに、「既存店舗の活性化、顧客ニーズに対応したPB商品の開発、及び自社輸入商品の増強等、多角的な販売施策 を講じ、リピーター及び新規顧客の獲得に努め、・・」と、既存店にも力を入れたとのことです。結果、キャッシュフローも、営業キャッシュフローが 120.44億円(昨年68.96億円)と、昨年を大きく上回り、営業利益も118.33億円と、100億円を突破しています。ただ、このキャッシュを今期は投資よりも、財務改善にまわしており、新店開発もさることながら、財務基盤の強化もはかっています。神戸物産、この好調な決算を踏まえ、来期は「積極的な M&Aを行い、・・」とのことですので、成長戦略を加速する模様です。通期予想も増収増益ですので、今後、M&Aを含め、どのような成長戦略を打ち出すのか、その動向に注目です。

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December 19, 2016

隔週、連載、第2回、DRM オンライン!

~商品を洗え、磨け、輝かせ!~
   ID-POS分析によるマーチャンダイジング戦略のすすめ

・http://diamond-rm.net/category/id-pos
・第2回: ID-POS分析の核心、F(頻度)の実践的な活用方法、その1:12/19
・F(頻度)とは何か
・ID-POS分析によるマーチャンダイジング戦略を構築する上で、KPI(Key Performance Indicator)となる指標の一つがF(頻度)です。
・F(頻度)はID-POS分析特有の指標であり、顧客を認識した瞬間に生まれる指標のひとつです。数式では、客数(回数)=ID客数(顧客)×ID客数PI値(F(頻度))であり、客数(回数)を分解して生まれる指標となります。
・続く、・・
・第3回:ID-POS分析の核心、F(頻度)の実践的な活用方法、その2:1/10(2017)
・次回は、実際の商品、食品スーパーでは年間超売れ筋、生鮮食品のバナナの購入顧客をSABZ分類し、ID-POS分析によるマーチャンダイジング戦略の考え方を解説します。

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・小売・サービス業界がわかる流通ビジネス情報サイト、DRM オンライン。ダイヤモンド社グループの流通専門出版社ダイヤモンド・リテイルメディアが、流通業をメインとする仕事に役立つコンテンツを日々、提供しています。

PI研のコメント:
・DRMオンライン、隔週連載、第2回目が12/19に公開されます。今回のテーマは、「ID-POS分析の核心、F(頻度)の実践的な活用方法、その1」です。全体のタイトル「 ID-POS分析によるマーチャンダイジング戦略のすすめ」の核心をなすテーマ、F(頻度)についての解説となります。1回で完結させようと思ったのですが、当初の図表を見ていたら、2つに分解でき、それぞれをじっくり解説した方が良いと思い、2回に分けました。したがって、第3回目、来年1/10公開予定ですが、その2でも引き続き、F(頻度)について、ここではSABZ分類について解説する予定です。ID-POS分析とPOS分析の違いは第1回目でも解説しましたが、このF(頻度)にあるといってもよく、ここを理解できるかどうかが本タイトルの「ID-POS分析によるマーチャンダイジング戦略」を実践できるかどうかの分かれ目となりますので、この第2回、そして、次の第3回は本連載の肝ともいうべき内容となります。ちなみに、第4回目以降は、このF(頻度)をさらに理解していただくために、生データを用いて具体的に解説してゆく予定です。その意味で、ID-POS分析によるマーチャンダイジングもこのF(頻度)にもとづくマーチャンダイジングと言っても過言ではなく、さらに、F(頻度)と対、すなわち、客数=ID客数(顧客)×F(頻度)のID客数(顧客)とのバランスをどうはかるかが大きなテーマとなります。

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December 18, 2016

Amazon GO、その仕組み、特許!

How Amazon's line-less grocery service might really work
・USA TODAY:12/8
・http://www.usatoday.com/story/tech/news/2016/12/06/amazon-go-surveillance-cameras-shopping-grocery-supermarket/95055200/
・It appears to rely on cameras and microphones — lots and lots of them. The tech is similar to what's used to allow self-driving cars to navigate the world.
・According to the patent, each customer entering the store would be tagged as they entered. In Amazon's video, they tag their smartphone, which contains the Amazon Go app, as they walk in.
・That then allows the store's surveillance system to identify the customer so that it can track them as they move throughout the space. Cameras pick up images of when they stop in front of shelves, what items they picked up and whether the item stayed in their hand or went back to the shelf.
・In fact, some of that expertise may be explicit in the Amazon Go system, as microphones are also used in the stores to determine where users are by the noises that they make. It even tracks them by noticing the time difference between the audio signals received by each microphone in the store, a kind of reverse echolocation.
The system also uses infrared, pressure and load sensors on the shelves that note when items have been picked up and whether they are put back. These sensors also feed into the store's continuous sense of where everything, and everyone, in it are at any moment.

Transitioning items from a materials handling facility
・US 20150012396 A1:
・公告番号:US20150012396 A1、公開タイプ出願出願番号:US 14/495,818、公開日:2015年1月8日、出願日:2014年9月24日、優先日:2013年6月26日、発明者:Gianna Lise Puerini, Dilip Kumar, Steven Kessel、出願人:Amazon Technologies, Inc.
・https://www.google.com/patents/US20150012396
・Likewise, physical stores maintain inventory in customer accessible areas (e.g., shopping area) and customers can locate items from within the store, pick the items from inventory and take them to a cashier for purchase, rental, etc.
・In addition to cameras, other input devices, such as pressure sensors, infrared sensors, a scale, load cells, a volume displacement sensor, a light curtain, etc., may be utilized with the implementations described herein. For example, a pressure sensor and/or a scale may be used to detect when an item is added and/or picked from inventory locations. Likewise, an infrared sensor may be used to distinguish between a user's hand and inventory items. In another example, load cells may be positioned on a surface of the transition area to detect when a user is passing through the transition area.

Amazon Goの仕組み 「カメラとマイク」で実現するレジなしスーパー
・The Huffington Post Japan:12/10
・http://www.huffingtonpost.jp/tak-miyata/amazon-go_b_13521384.html
・店内には「カメラ」だけでなく「マイク」も多数設置されており、詳細な位置を音から特定するようです。音声認識技術は、こ存じ300万台以上を売り上げた大ヒット商品Amazon Echoのコア技術の一つでもあり、Amazonが近年力を入れている技術です。カメラそしてマイクが何個設置されるのかは分かっていませんが、店内にいる間どこをどのように動いているのかというものすごく詳細な情報が蓄積されることになりそうです。
・棚の側にも赤外線、圧力、重量センサーなど多数のセンサーが設置されており、商品の数や移動などを詳細にトラッキングしているようです。

PI研のコメント:
・Amazon Goの一般公開が来年に迫る中、レジ無し店舗の仕組みについての記事が内外で増えています。ここではその代表的な記事をいくつかピックアップしてみました。また、これらの記事でも言及されているように、2015年に公開されたAmazonの特許がその基盤技術になっているようです。その特許を見ると、「In addition to cameras, other input devices, such as pressure sensors, infrared sensors, a scale, load cells, a volume displacement sensor, a light curtain, etc.,」と記述されているように、カメラに加えて、圧力センサ、赤外線センサ、スケール、ロードセル、体積変位センサ、ライトカーテンなどを組み合わせて顧客と商品と価格を特定するようです。いわゆるRFIDではないようですので、まさに、self-driving cars、自動運転の技術をふんだんに活用した仕組みといえます。これにより、小売業におけるセルフサービスの最後の課題ともいうべき、レジの無人化の試みが最新のITで実現される道を切り開くことになるといえます。今後、Amazonがこの発明をもとに自社で店舗を展開してゆくのか、この技術を既存の小売業に供与してゆくのか、まずは来年の1号店のオープンですが、その後の動向に注目です。

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December 17, 2016

課金、逐次課金か買い切り型か、9.99ドル!

任天堂、スマホゲーム課金に風穴 、「スーパーマリオラン」配信 1200円、一度だけ
・日本経済新聞:12/16
・http://www.nikkei.com/article/DGKKZO10725060V11C16A2TI5000/
・任天堂は15日(米国時間)にも米アップルのスマートフォン(スマホ)「iPhone」など向けにゲーム「スーパーマリオラン」の配信を始める。多くのスマホゲームが「ガチャ」と呼ぶ有料のくじ引きの逐次課金を主流とするなか、あえてすべてのゲームが1200円で遊べる「買い切り型」を採用した。マリオは業界の秩序を崩せるのか。成否は任天堂の成長戦略も左右する。
・買い切り型は過去にも多くのスマホゲームで採用されてきた。ただ、基本無料で手軽に遊べるフリー・トゥ・プレー(F2P)方式のスマホゲームが登場し、一気に人気を奪われた。
・F2P方式の課金システムとして日本で主流となったガチャは一部のユーザーが大金をつぎ込む射幸性が社会問題化。15年に急逝した任天堂の岩田聡前社長は「これって子供さんに向かって提案していいの、といわれているような方法が任天堂のIP(知的財産)で使われることを望んでおりません」と採用を否定していた。
・マリオランは任天堂の次の勝負につなげる布石にもなる。スマホゲームで再び、消費者の関心を集めることで17年3月発売予定の新型ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」などゲーム専用機に誘導するビジネスモデルを描く。
・任天堂の株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=7974.T

ポケモンGO、ダウンロード、売上ともに減少。マリオに期待
・TechCrunch Japan:12/16
・http://jp.techcrunch.com/2016/12/16/20161215mario-arrives-as-pokemon-go-peaks-with-declining-downloads-falling-revenue/
・App Annieの最新データによると、ポケモンGOは過去数ヵ月間でダウンロード数、売上ともに減少しているが、その膨大なアクティブユーザー数のおかげで今も上位にランクされている。
・今も米国だけで2300万人という膨大なモバイルアクティブユーザーを抱えているが、7月から11月の間に1/3弱減っている。7月には月間アクティブプレーヤーが6600万人いたとApp Annieは言っている。
ゲームが初めて公開されたとき、米国のユーザーは毎日平均1時間プレイしていたが、今は45分になっている。さらに、ポケモンGOの米国での売上は7月の1.25億ドルから11月は1500万ドルに激減している。同じ期間に・iOS/Androidゲーム総売上ランキングでも1位から6位に落ちている。
「ポケモンGOの実績の落ち込みは、あの異常ともいえる記録的スタートを踏まえれば驚きではない」とApp Annieの調査担当SVP、Danielle Levitasは言う。「重要なのは、11月の米国の月間アクティブユーザー数、2300万人という数字が、第2位のゲームより50%以上多いことだ」。

PI研のコメント:
・日本経済新聞が12/16、「任天堂、スマホゲーム課金に風穴 、「スーパーマリオラン」配信 1200円、一度だけ」の見出しの記事を配信しました。任天堂のIP(Intellectual property)をキャッシュに変える満を持しての本格的なスマホゲームです。すでにポケモンGOが配信されていますが、これは子会社がかかわったスマホゲームですので、主導権が任天堂になく、今回は任天堂が主導権をもってのスタートですので、その結果が気になるところです。参考に、現在のポケモンGOの状況をTechCrunch Japanの記事から見てみると、当初のフィーバーからは落ち着き、11月時点では米国で2300万人のアクティブユーザーとのことです。減ったとはいえ、「第2位のゲームより50%以上多い」とのことで、依然として影響力のある地位を確保しています。スーパーマリオランですが、今回の注目では課金の仕組みにあるといえます。「「ガチャ」と呼ぶ有料のくじ引きの逐次課金を主流とするなか、あえてすべてのゲームが1200円で遊べる「買い切り型」を採用」とのことで、米国では9.99ドルを採用したことです。記事にもあるように、岩田聡前社長の遺言ともいえ、任天堂の信念ともいえる価格政策といえます。ただ、この1200円、米国では9.99ドルを設定するには様々なシミュレーションをしての設定であると思われ、ポケモンGOや他のゲームでの事前データ等の分析から導かれた最適価格と想定されます。結果、どちらがアクティブユーザー数を増やし、さらに、キャッシュにつながるか、今回はそれが判明するといえ、今後のゲームだけではなく、顧客へサービスを提供している業界への価格政策にも影響を与えるといえます。やや気になるのは12/16の株価が26,405円(前日比-1,170:-4.24%)と、下がったことですが、今後、スーパーマリオランが顧客との関係をどう構築し、キャッシュを獲得してゆくのか、その動向に注目です。

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December 16, 2016

オーケー、顧客満足度調査、6年連続1位!

2016年度 JCSI(日本版顧客満足度指数)調査:
・サービス産業生産性協議会
・http://www.service-js.jp/modules/contents/?ACTION=content&content_id=1030
・この調査は、統計的な手法による総計12万人以上の利用者からの回答をもとに実施する日本最大級の顧客満足度調査で、業種・業態(以下業種)横断での比較・分析ができ、かつ、6つの指標で顧客満足度構造とポジショニングをチェックすることが可能です。本年度は年6回に分け、年間約30業種、約400の企業・ブランドの調査を予定しています。「顧客の評価を起点とした業種を超えた競争」を促すことで、付加価値や顧客満足を高める経営が日本全体に広がり、企業の成長と国際競争力の強化に役立つことを狙いとし、2009年度から発表を行っています。
・第3回調査結果発表:9/21
・オーケー(スーパーマーケット) ~6年連続の顧客満足1位~
・スーパーマーケットは「オーケー」が6年連続で顧客満足1位となりました。顧客満足のほか、知覚価値・ ロイヤルティでも1位と高く評価されました。顧客満足2位は「ヤオコー」で、顧客期待・知覚品質・推奨意 向で1位でした。
・計26企業ブランド
・アピタ、イオン、イズミヤ、イトーヨーカドー、オーケー、カスミ、コープこうべ、コープさっぽろ、 コープみらい、サミット、西友、ダイエー、東急ストア、トライアル、ドン・キホーテ、バロー、ピアゴ、 ベイシア、平和堂、マックスバリュ、マルエツ、万代、ヤオコー、ゆめタウン、ヨークベニマル、ライフ

オーケー:
・http://www.ok-corporation.co.jp/index.html

PI研のコメント:
・サービス産業生産性協議会では、2009年度から毎年、JCSI(日本版顧客満足度指数)調査を実施していますが、その中で、2016年度、スーパーマーケットでのNo.1となったのはオーケーでした。ちなみに、コンビニはセイコーマート、生活用品店/ホームセンターは無印良品、各種専門店はニトリでした。この調査は「総計12万人以上の利用者からの回答」をもとに集計していますので、まさに、利用者の声を反映しているといえますので、オーケーは今年だけでなく、6年連続ですので、顧客から高い評価を受け続けているといえます。また、「顧客満足のほか、知覚価値・ ロイヤルティでも1位と高く評価」とのことですので、価格、ロイヤリティでも評価が高かかったとのことです。また、2位にはヤオコーが選ばれましたが、1位のオーケーと2位以下の差は大きく、オーケーがダントツの1位を維持しています。オーケー、今期、2016年度には、「5年計画を公表。物流センター2ヵ所建設、新店80~100店、年商6,000億円を目標に掲げる。」と、5ケ年計画を公表しており、さらに成長戦略を本格化させる体制を整えつつあります。また、「オーケークラブの会員数が約381万人に」とのことですので、顧客満足度も100万人単位と、規模が大きく拡大しており、今後、どのようなスーパーマーケットに脱皮してゆくのか、その行方に注目です。

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December 15, 2016

「セイコーマート」が2年ぶり顧客満足1位!

~2016年度JCSI(日本版顧客満足度指数)第1回調査結果発表~
・サービス産業生産性協議会:6/22
・http://activity.jpc-net.jp/detail/srv/activity001475/attached.pdf
・この調査は、統計的な手法による総計12万人以上の利用者からの回答をもとに実施する日本最大 級の顧客満足度調査で、業種・業態(以下業種)横断での比較・分析ができ、かつ、6つの指標で顧 客満足度構造とポジショニングをチェックすることが可能です。本年度は年6回に分け、約30業種、 約400の企業・ブランドの調査を予定しています。
・コンビニエンスストア:
・~「セイコーマート」が2年ぶり顧客満足1位~
・コンビニエンスストアは「セイコーマート」が2年ぶりに顧客満足1位となりました。知覚価値も1位にな り高い評価を得ています。顧客満足2位の「セブン-イレブン」は顧客期待・知覚品質・推奨意向・ロイヤルテ ィで1位となり、高い評価となりました。

北海道のコンビニが全国1位!大手コンビニが勝てない「セイコーマート」の秘密に迫る:
・Yorimichi :12/8
・http://yorimichi.airdo.jp/seicomart...
・「とにかく品数が多い!」店内調査へ:
・まず目に入るのは、お惣菜の数々。ワインをはじめとして、お酒だけで棚をひとつ占領するほどアルコール類も品数が豊富、カップ麺も安い。そして種類もたくさん。 けれど……、見たことのない商品ばかりです。 アイスの数も多すぎでは……? また“ホットシェフ”と呼ばれる店内調理のお弁当販売もしていました。
・「大手も勝てないコンビニ」の真相を本社で聞いてきた:
・今回お話を聞かせてくださったのは、マーケティング企画部 部長の佐々木威知さん。コンビニエンスストアの中で顧客満足度全国1位(※)に選んでいただきました。 。6年間調査されているのですが、私たちは今までで5回も1位に選んでいただいています。昨年セブンイレブンさんに負けてしまったんですが、5勝1敗とまぁまぁいい成績を残しています。
・酒屋一軒一軒に、「アメリカに“コンビニ”というものがあるんだけど、そういうものにしてみないか」と言って回ったんです。 最初の100店舗になるのに10年かかりました。今、45年経ってようやく1,000店舗を超えるようになったんです。最初の100店舗にするのがどれだけ難しかったかが伝わってきますよね。 そうしてセイコーマートがコンビニを始めたのが1971年。そのあとセブンイレブンさんが1974年に日本でコンビニを始めました。 北海道内では一番多いコンビニなんです。北海道内179市町村あるなか173市町村に出店しています。
・大手と戦うための戦略「北海道から出ない」:
・そこで私たちが考えたのが、負けないために北海道を出ないという戦略なんです。たくさんの方に知っていただけるのはいいことですが、「希少価値」を大事にしていく必要があります。あそこにいかないといけない、買えない、という希少価値がブランド価値を高めるんですよね。 そうです。それと同じ論理で「一般的にコンビニがやっていることをやらない」ようにもしていますね。
・おでんもドーナツも無し。他のコンビニがやっていることはやらない:
・セイコーマートには、「おでん」も「ドーナツ」も置いてないんですよ。 おでんを食べたいんだったらセブンイレブンさんへどうぞ、ドーナツ食べたいんだったらローソンさんへどうぞ、と私たちは思っています。 そうですね。結局大事なのは、いかに特徴作りをするかってことなんです。
・地域の事情に精通しているからこそできるブランド作り:
・たとえば私たちがこだわってきたことのひとつに「価格の安さ」があるんですが、これも北海道の事情をよく知っているからならではなんです。 私たちは、製造から関わっているんです。北海道で作られたものを使って、私たちの工場で製造して、お店に流通させていると。そういうプライベートブランドのおかげで安さは維持できていますね。 そしてもちろん「安い」だけでなく、同時においしさも追求する必要があります。
・60種類を超えるお惣菜。なぜそんなに製造ができるのか?:
・それでセイコーマートは、お客様と役割分担を変えたんです。今までは「お客様のために選んでおきました」だったんですが、「お客様選んでください」にしたんです。 他のコンビニではできないと思います。 先ほども申し上げたように、製造から一貫して食品メーカーをやって流通までコントロールできるから、あの惣菜の数が作れるんです。
・北海道愛! 離島のために「ホットシェフ」を作った:
・そうです。ホットシェフは今80%くらいのお店に導入されていますね。 1994年からです。「店内調理」を取り入れたのも、ものすごく早かったですね。 もうひとつが離島に出店するのに、店内調理が必要だったということです。 北海道の隅々までセイコーマートを届けたい! と思ったときに、どうしても“店内調理”が必要だったんです。 ただ今後の展望として、食品メーカーとして食品を道外に出すことは考えていますね。
・まとめ:
・はじめは「どうして地域のコンビニが全国1位に?」と思っていたのですが、セイコーマートさんの北海道への深い深い深い愛と流されない戦略作りが、顧客満足度につながっていることがよーく伝わる取材でした。

PI研のコメント:
・サービス産業生産性協議会から、今年も2016年度の日本版顧客満足度指数が公表されました。12/13が最終5回目ですが、6/22に公表された第1回目ではコンビニが公表されました。その結果ですが、「「セイコーマート」が2年ぶり顧客満足1位」となりました。その秘密を探るべく、12/8、Yorimichiが「北海道のコンビニが全国1位!大手コンビニが勝てない「セイコーマート」の秘密に迫る」との取材記事を公表しました。非常に興味深い内容であり、なぜ、セイコーマートが顧客満足1位に選ばれたのかをインタビュー形式で浮き彫りにしています。特に、セイコーマートは惣菜の強さが際立っていますが、その理由は「製造から一貫して食品メーカーをやって流通までコントロールできるから、あの惣菜の数が作れる」、結果、「「お客様選んでください」にした」とのことです。さらに、ここ最近では、ホットシェフに力を入れていますが、その発祥が「離島に出店するのに、店内調理が必要だった」とのことで、意外です。また、今後は「食品メーカーとして食品を道外に出すことは考えています」と、すでにはじまっていますが、コンビニだけでなく、特に北海道外への参入は食品メーカーとして図るとのことですので、新たな成長戦略の柱づくりもはじまっています。セイコーマート、北海道の食を基盤に、今後、どのような企業へと成長してゆくのか、その行くへに注目です。

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December 14, 2016

ヤオコー、株価急騰、エイヴィ子会社化、投資家評価!

株式会社エイヴイおよびエイヴイ開発株式会社の
    株式の取得(完全子会社化)に関するお知らせ:

・http://contents.xj-storage.jp/xcontents/82790/ffd26f95/ac3c/4242/8859/b89c54792894/140120161209455074.pdf
・当社は、平成 28 年 10 月 10 日に開示いたしました「株式会社エイヴイおよびエイヴイ開発株式会社の株式 の取得(子会社化)に関する基本合意書締結について」のとおり、株式会社エイヴイ(以下「エイヴイ」とい います。)および同社の関係会社であるエイヴイ開発株式会社(以下「エイヴイ開発」といい、エイヴイと併 せて「エイヴイグループ」といいます。)の発行済株式の全部の取得に関する最終契約の締結に向けて、エイ ヴイグループの各株主との間で協議を進めてまいりました。その結果、本日開催の取締役会において、エイヴ イおよびエイヴイ開発の発行済株式全部を取得してエイヴイグループを完全子会社化すること(以下「本件」 といいます。)を決議し、本日、エイヴイグループの各株主との間で株式譲渡契約を締結いたしましたので、 以下のとおりお知らせいたします。
・本件の背景および目的:
・エイヴイは、神奈川県南部を中心に、「圧倒的な品揃え」と「低価格」、さらに「ローコストオペレーショ ン」を徹底して追求し、それを基盤に新たな店舗スタイルを実現してきた地域に密着した食品スーパー10 店 舗を経営する有力企業です。
・完全子会社化が実施されることにより、ヤオコーグループ全体の連携強化を通じて、さらなる両社の企業価 値の向上に資することとなり、当社が目標としております関東圏に 250 店舗・売上高 5,000 億円の実現に向け て大きな布石となるものと判断しております。
・取締役会決議日:平成 28 年12 月12日
・株式譲渡契約締結日:平成 28 年12 月12 日
・株式取得実行日:平成 29 年4月3日 (予定)

食品スーパー、株価ベスト5:12/13
・ヤオコー4,520+185+4.27%、バローHD2,981+98+3.40%、関西スーパ1,498+49+3.38%、アクシアル3,950+120+3.13%、オークワ1,178+32+2.79%
・ヤオコーの株価:
・https://kabutan.jp/stock/chart?code=8279
・2016/12/13 4,520.0円 195千株:
・2016/12/12 4,335.0 79.2、2016/12/09 4,240.0 68.9、 2016/12/08 4,170.0 109.4、 2016/12/07 4,150.0 63.5

PI研のコメント:
・12/13、食品スーパー、約50社の株価の中で、ヤオコーがNo.1となりました。売買高も約20万株と通常の約3倍です。その要因は、この日、ヤオコーが「株式会社エイヴイおよびエイヴイ開発株式会社の株式の取得(完全子会社化)に関するお知らせ」を公表したことによると思われます。投資家は、ヤオコーのエイヴィの完全子会社化を評価、買いと判断したといえます。すでに、内容は10/10に開示されていましたが、12/13は 取締役会決議日、株式譲渡契約締結日の12/12の翌日にあたりますので、予定通り、交渉が進み、締結にいたったことが買いにつながったといえます。株式取得実行日は来年の4/3に予定されていますが、12/12に契約が締結されたことで、今後、急速に子会社化が進むとみられます。ヤオコーは、「関東圏に 250 店舗・売上高 5,000 億円の実現」を目指していますので、その布石となるといえます。ただ、エイヴィの「「圧倒的な品揃え」と「低価格」、さらに「ローコストオペレーショ ン」を徹底して追求」はヤオコーの経営戦略とは真逆ですので、このノウハウをどう目標自実現に活かすかが課題といえます。ヤオコー、今後、どのような店舗展開を目指すのか、エイヴィ子会社化が本格的にはじまる来期の動向に注目です。

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December 13, 2016

Ponta(ポンタ)、グリーンスタンプと業務提携!

地域の食品スーパーマーケット向けの「Ponta」を活用したCRM支援に関してロイヤリティ マーケティングとグリーンスタンプが業務提携
・ロイヤリティ マーケティング:11/11
・https://www.loyalty.co.jp/news/2016/2016111101
・共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:長谷川 剛、以下「LM」)と流通企業向けポイントサービスを提供するグリーンスタンプ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:春日 政彦、以下「GS」)は、地域の食品スーパーマーケット向けの「Ponta」を活用したCRM支援に関して業務提携しましたのでお知らせします。
・LMが運営する「Ponta」は、2010年3月からサービスを開始し、約7,800万人の会員数を有する共通ポイントサービスで、日常消費から生活インフラ、オンライン購買を含めて、全国の約14万店舗でご利用いただけます。LMは、Ponta会員の皆様のあらゆる生活シーンにおいて、「便利・おトク・楽しい」サービスを提供しています。
GSは、日本におけるスタンプサービス・ポイントプログラムのパイオニアとして、1963年の創業以来50年以上にわたり、全国各地200社以上の食品スーパーマーケット向けにカードデータを販促施策に役立てるCRM支援サービスを提供してきました。
・LMとGSは、「Ponta」を導入する食品スーパーマーケットに対して、専門スタッフが導入後の運用・販促支援を行うサービスを提供します。LMは、若年層のお客様も含めた幅広い世代のPonta会員に食品スーパーマーケットをご利用いただく機会を増やすことで、Pontaサービスの利便性を更に高めます。GSは、強みとするCRM支援サービスに新たに「Ponta」を活用した運用・販促支援を加えることで、食品スーパーマーケット向けのサービスを拡充します。
・関連コンテンツ
・鹿児島の食品スーパー・ホームセンター大手ニシムタとロイヤリティ マーケティングが提携 -電子マネーと一体型のPontaカードを発行し、お客様の利便性を向上-
・https://www.loyalty.co.jp/news/2016/2016111103
・食品スーパーマーケット「アルビス」と「ロイヤリティ マーケティング」が提携
・https://www.loyalty.co.jp/news/2016/2016111102
ロイヤリティ マーケティング:
・https://www.loyalty.co.jp/

グリーンスタンプ:
・https://www.greenstamp.co.jp/

PI研のコメント:
・Ponta(ポンタ)を運営するロイヤリティ マーケティングとグリーンスタンプが11/11、業務提携をしました。目的は、「Ponta会員に食品スーパーマーケットをご利用いただく機会を増や」し、「CRM支援サービスに新たに「Ponta」を活用した運用・販促支援を加える」ことです。すでに、鹿児島の食品スーパー・ホームセンター大手ニシムタ、食品スーパーマーケット「アルビス」がこのサービスを導入しており、今後、各地の食品スーパーが導入を検討するのではないかと思います。特に、アルビスのケースでは三菱商事も全面支援しており、今後、三菱商事も含め、このスキームが進んでゆくものと思います。これまで、食品スーパーではハウスカードによるポイントカードが主流でしたが、ここへ来て、イオンのワオン、セブン&アイHのナナコ、さらにはTポイントカードなどを導入するケースが増えてきていますので、今後はこれにPonta(ポンタ)も加わり、ハウスカードから提携カード、共通ポイントの活用、さらにはグリーンスタンプが加わることにより、食品スーパー特有のCRMへの活用につながってゆくのではないかと思います。ポイントカードの活用も新たな段階に入ったといえ、その動向に注目です。

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December 12, 2016

ロック・フィールド、中間、増収、大幅増益、好調!

ロック・フィールド、2017年4月、第2四半期決算、12/2
・http://www.rockfield.co.jp/ir/library/pdf/accounts_20161202.pdf
・日本経済新聞 :12/2
・ロック・フィールド最高益 5~10月最終、野菜高騰が追い風
・http://www.nikkei.com/markets/company/article/?n_cid=DSMMAA13&ng=DGXLZO10242950S6A201C1DTA000&scode=2910
・総菜店「RF1」を運営するロック・フィールドが2日発表した2016年5~10月期連結決算は純利益が前年同期比64%増の8億9000万円と、同期間としては最高だった。旬の食材を使ったサラダなど、好採算商品の拡充が寄与した。野菜価格の上昇も顧客の取り込みにつながった。

CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー: 15.65億円(昨年 13.64億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー: △7.07億円(45.18%:昨年( △6.76億円)
  ⇒有形固定資産の取得による支出 :△5.28億円(昨年 △4.09億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△5.25億円(昨年△5.16億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):3.23億円 (昨年 1.70億円)

B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産: 311.04億円
・自己資本比率:81.7%(昨年 80.6%)
・現金及び預金: 121.21億円(総資産比 38.97%)
・有利子負債:1.27億円(総資産比 0.41%)
・買掛金 :12.63億円(総資産比 4.06%)
・利益剰余金 :141.08億円

P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高:247.73億円(2.1%) 、営業利益: 12.61億円(42.0%)
・経常利益: 12.93億円( 43.2%)、当期純利益:8.90億円( 63.9%)
  ⇒ 通期予想:売上高:517.77億円( 3.7%)、営業利益:28.22億円( 10.8%)
・原価:41.06%(昨年 41.91%):-0.85、売上総利益:58.94%(昨年 58.09%):+0.85
・経費:53.86%(昨年 54.43%):-0.57
・営業利益:5.08%(昨年 3.66%):+1.42

ロック・フィールドのコメント:
・当社は「The Mirai Salad Company」を目指し、お客様にご満足いただける売場づくりに 継続して取り組んでまいりました。夕方の混雑時にクイックに買い物ができるようにするため、パック商品の品揃 え強化を行い「駅ビル」「駅ナカ」立地の店舗では、多段オープンケースの導入を継続して行いました。また、買 上点数の増加および新たな需要の創造を目的として新商品開発に取り組みました。合わせて、人が集まるお盆や秋 の連休には、旬の素材や調理法にこだわった高付加価値商品の提案を行いました。さらに、8月の相次ぐ台風など の天候不順により、一時的に来店客数が減少したものの、9月以降の野菜の価格高騰に合わせ、当社の強みである サラダの販売強化に積極的に取り組んだことが、売上高と営業利益の伸長に繋がりました。
・主なブランド別の概況は次のとおりであります。 「RF1」ブランドにおきましては、「食と健康」をテーマに、サラダを中心とした健康的な食生活・食習慣の 提案として、食べ合わせや旬の素材の価値を啓蒙するリーフレットを配布し、広く健康情報を発信いたしました。 野菜の価格高騰の際には緑の30品目サラダなどの定番商品が多くのお客様に支持されました。また、焼きたての料 理メニューを積極的に販売するとともに、家族や友人が集まるお盆や秋の連休に合わせた特別商品を展開しまし た。その結果、売上高は16,677百万円(前年同期比0.2%減)となりました。

ロック・フィールドの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=2910.T

PI研のコメント:
・RF1 、神戸コロッケ等を展開する惣菜企業、ロック・フィールドが12/2、2017年4月期の中間決算を公表しました。結果は増収、大幅増益、好決算です。日経新聞でも報道しているように、「旬の食材を使ったサラダなど、好採算商品の拡充が寄与した。野菜価格の上昇も顧客の取り込み、・・」とのことです。ロック・フィールド自身も、「9月以降の野菜の価格高騰に合わせ、当社の強みである サラダの販売強化に積極的に取り組んだ、・・」とのことで、野菜の高騰が追い風となったようです。実際、P/Lを見ると、原価、経費ともに改善、ダブルで利益を押し上げています。中でも、野菜の高騰が寄与したといえ、原価の方が改善効果が大きく、それに応じた積極的な商品展開も効を奏したといえそうです。惣菜は相場安の時は、素材の方に需要がシフトしますが、今回のように相場高の時は、お買い得感が生まれ、需要が拡大する傾向がありますが、今期はまさにそれが鮮明であったといえます。ロック・フィールド、後半も相場との関係もありますが、この好調さを維持できるかどうか、その動向に注目です。

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December 11, 2016

イオン、Pokémon GOのポケストップ、ジムに!

国内外のイオングループ店舗約3,500カ所が新たに『Pokémon GO』の「ポケストップ」「ジム」に!
・イオン:12/7
・http://www.aeon.info/news/2016_2/pdf/161207R_1.pdf
・イオン株式会社(本社:千葉県千葉市美浜区、代表執行役社長 岡田 元也、以下「イオン」)、Niantic,Inc.(本社:米国カリフォルニア州、CEO ジョン・ハンケ以下「ナイアンティック」)および株式会社ポケモン(本社:東京都港区、代表取締役社長 石原 恒和)は、この度、iOS/Android 向けアプリ『PokémonGO』 (読み方:ポケモン ゴー)におけるパートナーシップ契約を締結しました。
・同契約により、『Pokémon GO』のゲーム内で特別な場所である「ポケストップ」と「ジム」として、日本国 内では、「ポケストップ:2,983カ所」「ジム:415カ所」の計3,398カ所、海外では香港・マレー シア・タイ・ベトナム・カンボジア・インドネシアの6か国で「ポケストップ:100カ所」、国内外のイ オングループの店舗で合計3,498カ所が12月7日(水)よりゲーム内に登場します。
・お客さまはイオングループの店舗内の「ポケストップ」「ジム」を活用することにより、お買い物つい でにゲームを楽しんだり、より便利で快適に『Pokémon GO』を利用して頂けます。

イオンデジタルワールド:
・https://shop.aeondigitalworld.com/shop/category/category.aspx?category=a116

イオンモバイルでポケモンGOができます:
・http://xn--r8j1c3ezh9fra1393c8bwxla780eb3e0ui.com/pokemongo.html

PI研のコメント:
・12/7、イオン、約3,500ケ所がPokémon GOのポケストップ、ジムにとのニュースリリースが公表されました。「お買い物つい でにゲームを楽しんだり、・・」とのことですので、顧客の利便性をはかり、集客につなげてゆくことへの期待があると思われます。また、イオンは、以前から「イオンモバイルでポケモンGOができます」とうたっているように、格安スマホへ参入しており、スマホの販売増にもつなげたいとの意図があると思われます。これまで、マクドナルド、ソフトバンク、そして、アメリカではスターバックスがポケストップ、ジムになっていましたが、いずれも、都心部に強みがあったといえますが、イオンが新たに加わることにより、郊外でのポケモンGOが充実することになるといえ、全国のポケモン GOのトレーナーにとっては朗報といえそうです。ポケモン GO、近々に大規模なリリースが公表され、新たなポケモンが増加するとともに、様々なキャンペーンもはじまるようですので、イオンとしてはタイミングのよい時期での参入といえます。ここへ来て、落ち着きはじめたポケモン GOですが、今後、イオンの打ち出す様々なイベントが、どのように活性化に寄与してゆくか、その動向に注目です。

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December 10, 2016

お酒、Amazonランキング大賞2016!

Amazonランキング大賞2016:
・お酒:(集計期間: 2015年11月16日~2016年11月13日)
・https://www.amazon.co.jp/Amazonラ�...
・総合ベスト3:
・総合No.1:アサヒ スーパードライ 350ml缶×24本
・総合No.2:サントリー オールフリー 350ml×24本 ノンアルコールビールテイスト飲料
・総合No.3:サントリー 金麦 350ml缶×24本

ビール・発泡酒:べスト3
・アサヒ スーパードライ 350ml缶×24本
・サントリー 金麦 350ml缶×24本
・キリン 淡麗グリーンラベル 350ml×24本

チューハイ・カクテル:ベスト3
・キリン 本搾りチューハイ グレープフルーツ 缶 350ml×24本
・キリン 氷結レモン 缶 350ml×24本
・サントリー チューハイ-196℃ストロングゼロ<ダブルレモン> 350ml×24缶

焼酎:ベスト3
・霧島酒造 赤霧島 25度 900ml
・霧島酒造 茜霧島 25度 900ml
・霧島酒造 黒霧島 パック 芋 25度 1800ml×6本

日本酒:ベスト3
・人気新潟 金賞受賞酒蔵 飲み比べセット300ml×5本 (いつもありがとうラベル) 越乃寒梅 八海山 菊水 原酒 天領盃 生貯 吉乃川厳選辛口 八海醸造
・旭酒造 獺祭 (だっさい) 純米大吟醸 磨き50 1800ml
・獺祭(だっさい) 純米大吟醸 飲み比べ 180ml×3本セット 専用カートン入

梅酒:ベスト3
・サッポロ 男梅の酒 720ml×1本
・明利酒類 梅香 百年梅酒 瓶 720ml
・小堀酒造店 萬歳楽 加賀梅酒 720ml

洋酒・リキュール:ベスト3
・ブラックニッカ クリア 4000ml
・フロム・ザ・バレル 500ml
・サントリー ウイスキー 角瓶 4L ペット

ワイン:ベスト3
・本格シャンパン製法の極上の泡6本セット((W0GX76SE))(750mlx6本ワインセット)
・すべて金賞フランスボルドー5本セット((W0KGB4SE))(750mlx5本ワインセット)
・【福袋】 全てボルドー金賞受賞 高樹齢 生産者元詰 贅沢飲み比べ 厳選セレクト 赤ワイン 6本 ワインセット 750ml 6本

ノンアルコール飲料:ベスト3
・サントリー オールフリー 350ml×24本 ノンアルコールビールテイスト飲料
・アサヒ ドライゼロ ノンアルコール 350ml×24本
・キリン パーフェクトフリー 350ml×24本[機能性表示食品]

PI研のコメント:
・Amazonランキング大賞2016、お酒編です。カテゴリは、ビール・発泡酒、チューハイ・カクテル、焼酎、日本酒、梅酒、洋酒・リキュール、ワイン、ノンアルコール飲料の8つです。総合では、「No.1:アサヒ スーパードライ 350ml缶×24本、No.2:サントリー オールフリー 350ml×24本 ノンアルコールビールテイスト飲料、No.3:サントリー 金麦 350ml缶×24本」ですが、いずれも24本、箱売りです。全体的に箱売りが上位にきていますが、日本酒のトップは、「人気新潟 金賞受賞酒蔵 飲み比べセット300ml×5本 (いつもありがとうラベル) 越乃寒梅 八海山 菊水 原酒 天領盃 生貯 吉乃川厳選辛口 八海醸造」であり、ユニークな企画商品です。ワインもトップは「本格シャンパン製法の極上の泡6本セット((W0GX76SE))(750mlx6本ワインセット)」であり、企画商品です。通販の酒ならではともいえますが、店舗でもこのような商品を企画すると興味深い顧客からの反応が見られるのではないかと思います。それにしても、総合のNo.2にサントリー オールフリー 、ノンアルコールが入っており、ここまでこの商品が、しかも箱売りで上位にくるとは驚きです。

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December 09, 2016

Amazonランキング大賞2016、食品&飲料!

Amazonランキング大賞2016:
・食品&飲料 総合:(集計期間: 2015年11月16日~2016年11月13日)
・https://www.amazon.co.jp/b/ref=s9_a...
・食品&飲料部門総合第1位は、2015年年間ランキングでも総合1位だった 『キリン アルカリイオンの水 (2L×6本)×2箱』。自然が育んだ天然水をアルカリイオン化し、クセがなくお茶やコーヒー、料理にも幅広く利用できる飲料水。
・お菓子部門『ヤガイ おやつカルパス』、レトルト惣菜部門『クノール カップスープ バラエティボックス』などは昨年に引き続きの1位獲得。米・雑穀部門『【精米】秋田県産 無洗米 あきたこまち 5kg』は昨年3位からの1位獲得。
・総合ベスト3:
・総合No.1:[2CS] キリン アルカリイオンの水 PET (2L×6本)×2箱
・総合No.2:[2CS] サントリー 天然水(南アルプス) (2L×6本)×2箱
・総合No.3:カルビー フルグラ 800g

ドリンク:べスト3
・[2CS] キリン アルカリイオンの水 PET (2L×6本)×2箱
・[2CS] サントリー 天然水(南アルプス) (2L×6本)×2箱
・クリスタルガイザー 500ml×24本 [並行輸入品]

調味料:ベスト3
・ガルシアエクストラバージンオリーブオイル ペット 1000ml
・仙台勝山館 MCTオイル 360g <ココナッツベース100%>
・レインフォレストハーブ 有機JASオーガニックバージンココナッツオイル 500ml 1本

お菓子:ベスト3
・ヤガイ おやつカルパス 50本
・井村屋 えいようかん 5本
・扇屋食品 チーズおやつカマンベール入り 48本

米・雑穀:ベスト3
・【精米】秋田県産 無洗米 あきたこまち 5kg 平成28年産
・【精米】白米稔りの輝き 10kg
・【精米】【Amazon.co.jp限定】レストラン用 洗わず炊ける無洗米(国産) 5kg

めん類:ベスト3
・ごつ盛り ソース焼そば 171g×12個
・熊本もっこすラーメン 123g×10個
・Alcenero(アルチェネロ) 有機全粒粉スパゲッティ 500g

レトルト・惣菜:ベスト3
・クノール カップスープ バラエティボックス 30袋入
・マルコメ たっぷりお徳料亭の味 32食
・アマノフーズ いつものおみそ汁 5種セット 10食

コーヒー・お茶・粉末飲料:ベスト3
・コーヒー ネスカフェ ゴールドブレンド エコ&システムパック 110g
・ノンカフェイン ルイボスティー ティーバッグ 3g×100個入
・ネスカフェ ドルチェグスト 専用カプセル リッチブレンド 16杯分

ベビーフード:ベスト3
・アイクレオのフォローアップミルク 820g×2缶セット(サンプル付き)
・和光堂 レーベンスミルク はいはい810g
・明治 ほほえみ らくらくキューブ 27g×48袋入り (景品付き)

PI研のコメント:
・アマゾンが「Amazonランキング大賞2016」を公表しました。ランキンは総合ランキングに加え、各カテゴリーごとに集計、ベスト20が公表されています。大分類が約40、それそれ、10分類ぐらいありますので、合計500分類ぐらいになるかと思います。ここでは、その中から、食品関連のみに絞り、ベスト3を集計してみました。晴れの総合1位は「2015年年間ランキングでも総合1位だった 『キリン アルカリイオンの水 (2L×6本)×2箱』」、2年連続です。いかにも、the 通販といえる商品、水、それも、箱2ケースとなりました。ちなみに、総合2位も水ですが、3位にはカルビー フルグラ 800gが入りました。フルグラ、カスタマーレビューでは1,235件がつき、その数はベスト商品の中で1位です。それだけ、2016年度、話題性のあった商品といえ、日本の食生活を変えつつあるといえます。各カテゴリーのベスト3を見ると、食品スーパーのPOS分析では必ずしも上位に来ない商品も多く、店舗と通販の差が鮮明です。全体的には量と価格との関係が大きいといえますが、米では「Amazon.co.jp限定」も入っていたりし、ここでしか購入できない希少性も大きいといえます。それにしても、このサイト、カスタマーレビューも充実しており、さらに、同時併売と期間併売の商品を写真つきで、別々に提示していたり、ID-POS分析を駆使し、興味深い内容といえます。これらを見ると、なぜ、この商品がベストなのか、いろいろ考えさせられます。ランキング自体は売上高ですが、その要因をカスタマーレビューとID-POS分析で深く掘り下げることができますので、顧客と商品との関係、なぜ、顧客はこの商品を選んだのかを推し量るには最良のサイトといえるかと思います。何時間見ていても飽きないサイトですね。

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December 08, 2016

Amazon Go、自動運転、ディープラーニング、バーチャルカート!

What is Amazon Go?
・https://www.amazon.com/b?node=16008589011#
・Amazon Go is a new kind of store with no checkout required. We created the world’s most advanced shopping technology so you never have to wait in line. With our Just Walk Out Shopping experience, simply use the Amazon Go app to enter the store, take the products you want, and go! No lines, no checkout. (No, seriously.)

How does Amazon Go work?
・Our checkout-free shopping experience is made possible by the same types of technologies used in self-driving cars: computer vision, sensor fusion, and deep learning. Our Just Walk Out technology automatically detects when products are taken from or returned to the shelves and keeps track of them in a virtual cart. When you’re done shopping, you can just leave the store. Shortly after, we’ll charge your Amazon account and send you a receipt.

How big is the store?
・Our roughly 1,800 square feet of retail space is conveniently compact so busy customers can get in and out fast.

Why did you build Amazon Go?
・Four years ago we asked ourselves: what if we could create a shopping experience with no lines and no checkout? Could we push the boundaries of computer vision and machine learning to create a store where customers could simply take what they want and go? Our answer to those questions is Amazon Go and Just Walk Out Shopping.

When can I visit Amazon Go?
・Amazon Go is currently open to Amazon employees in our Beta program, and will open to the public in early 2017. Click below to get notified when we open.

PI研のコメント:
・Amazon Go、実に発想がユニークです。アマゾンが自ら公表したQ&Aですが、これを見ると、4年前からこの構想はあり、no lines and no checkout、すなわち、並ばずにチェックアウトできる店舗を作りたかった、これが原点のようです。そして、そのために、自動運転のノウハウ、特に、ディープラーニングを取り入れ、ヴァーチャルカートを走らせるイメージで世の中にない全く新しい店舗を作り上げたとのことです。そもそも、スーパーマーケット自体が車の工場のベルココンベアに顧客をなぞらえ、顧客がベルトコンベアとなり、商品を次々にカゴにいれることからセルフ販売が生まれたといわれていますが、アマゾンはこの現代版、自動運転の車から、車をカートになぞらえ、発想したわけですので、因縁を感じるといえます。これまでの流通業の技術革新の流れでは電子タグに発想が行きがちですが、この発想は商品管理に重点があり、アマゾンが思考したno lines and no checkoutとはやや遠いといえます。no lines and no checkout、すなわち、顧客を起点に発想すると自動運転、ディープラーニング、そして、ヴァーチャルカートは理に適っているといえ、すごい着想だと思います。来年早々には一般開放するとのことですので、アメリカ視察の際は、最優先で体験したい店舗ですね。10年後の世界の流通業界、主要プレイヤーががらっと変わっているかもしれませんね。

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December 07, 2016

Dash Button、日本でもスタート、12/5、Amazon!

Amazon Dash Button:
・https://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=4752863051
・Dash Buttonとは?
・ボタンを「ぽちっ」。お気に入りの商品が少なくなったと気づいたら、ボタンを押すだけで商品をお届けします。Wi-Fiに接続し、iPhoneやAndroidスマートフォンのAmazonショッピングアプリからお気に入りの商品を設定するだけ。あとは必要な時にDash Buttonを押すだけで注文ができます。新しい買い物スタイルをご体験ください。
・簡単セットアップ:
・Dash ButtonはWi-Fiに接続できるところであれば、どこでもお好きな場所に設置いただけます。あとは必要な時にDash Buttonを押すだけで注文ができます。オプションで商品の注文通知をアプリに設定することもできます。
・商品の詳細:42品(12/5現在)
・レノア Dash Button2016/12/5、h & s Dash Button2016/12/5、アリエール Dash Button2016/12/5、パンテーン Dash Button2016/12/5、ファブリーズ Dash Button2016/12/5、Happy Belly Dash Button2016/12/5、ウィルキンソン Dash Button2016/12/5、アタック Dash Button2016/12/5、フルグラ Dash Button2016/12/5、ネスカフェ Dash Button2016/12/5、ムーニ― Dash Button2016/12/5、専科 Dash Button2016/12/5、オーラルB Dash Button2016/12/5、ジレット Dash Button2016/12/5、サントリー天然水 Dash Button2016/12/5、リステリン Dash Button2016/12/5、ハミング Dash Button2016/12/5、ブラウン Dash Button2016/12/5、evian Dash Button2016/12/5、エリエール Dash Button2016/12/5、パーフェクトフリー Dash Button2016/12/5、システマ Dash Button2016/12/5、シック ハイドロ Dash Button2016/12/5、トップ スーパーナノックス Dash Button2016/12/5、プレミアムレッド Dash Button2016/12/5、オールフリー Dash Button2016/12/5、ジョイ Dash Button2016/12/5、TSUBAKI Dash Button2016/12/5、ライフリー Dash Button2016/12/5、UNO Dash Button2016/12/5、ピュリナ ワン Dash Button2016/12/5、カテキン緑茶 Dash Button2016/12/5、キュキュット Dash Button2016/12/5、マシェリ Dash Button2016/12/5、ソフラン Dash Button2016/12/5、消臭力 Dash Button2016/12/5、シーバ Dash Button2016/12/5、ラックス (Lux) Dash Button2016/12/5、フィニッシュ Dash Button2016/12/5、シーブリーズ Dash 、エージーデオ24 Dash Button2016/12/5、毎日一杯の青汁 Dash Button2016/12/5、
・アメリカ版:Dash Button:121品(12/5現在)
・https://www.amazon.com/b/ref=dp_bc_3?ie=UTF8&node=10667898011
・All-New Dash Buttons:20、Household Supplies:20、Beverage and Grocery:20、Health and Personal Care:20、Beauty:15、Pet:17、Kids & Baby:9

アマゾン、ボタンを押すだけで日用品が届く「Dash Button」を日本でも発売:
・CNET Japan:12/5
・http://japan.cnet.com/news/service/35093152/
・Amazon Dash担当ディレクターのDaniel Rausch氏は、「日用品の買い物はただの労力であり、ショッピングに行っても楽しいものではない。Amazonのミッションは、日用品のシッピング体験を消滅させることだ」と語り、Dash Buttonによって、日用品の備蓄切れのイライラや心配を解消したいと説明する。
・Dash Buttonは、2015年3月に米国で発売され、それから12カ月でボタンを通じた注文数は5倍に増えたという。また、利用者は自宅で平均4個のボタンを使っているそうだ。米国では当初、18ブランドで開始したが、現在は200ブランドまで拡大しているという。グローバルでは、オーストリア、ベルギー、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリスなどでも販売されている。

PI研のコメント:
・12/5、アマゾンが日本でもDash Buttonをスタートさせました。アメリカでは昨年3月にスタートしており、その結果を受けての日本でのスタートです。現在、42品が確認されていますが、アメリカでは121品ですので、日本でも100品を超えるのは時間の問題といえそうです。アメリカでの分類を見ると、All-New Dash Buttons:20、Household Supplies:20、Beverage and Grocery:20、Health and Personal Care:20、Beauty:15、Pet:17、Kids & Baby:9ですので、まさに、家庭内在庫商品であり、食品スーパーでいえば、いわゆる売れ筋商品といえます。CNET Japan、12/5でアマゾンの開発者、Daniel Rausch氏がインタビューで、「日用品の買い物はただの労力であり、ショッピングに行っても楽しいものではない。Amazonのミッションは、日用品のシッピング体験を消滅させることだ」と語り、「Dash Buttonによって、日用品の備蓄切れのイライラや心配を解消したい」といっているように、まさに、このような商品がピックアップされているといえます。ちなみに、POSデータでPI値分析すると、食品スーパーでPI値1%を超える商品は約200品ですので、ここから生鮮商品を抜いた約100品ぐらいに、日本でも集約されてゆくのではないかと予想されます。今後、いわゆる売れ筋はこのような買い物行動となることになると思われ、これで、やっと買い物が楽しくない行為から解放され、楽しさを求めることに転換する契機となるかもしれません。Dash Button、どこまで日本で浸透し、消費行動に変化をもたらすのか、その動向に注目です。

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December 06, 2016

米も小分けの時代、セブンプレミアム!

<アイリス>パック米セブンPBに採用:
・河北新報:12/3
・http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161203_12035.html
・商品名は「セブンプレミアム もっちり仕立ての名匠のお米」。2種類のコメをブレンドし、単一銘柄では難しいもっちりとした食感や深い食味を出した。低温精米と密封パックで鮮度を長期間保持する。
容量は2合(300グラム、税込み198円)と12合(1.8キログラム、980円)。イトーヨーカドーやヨークベニマルなどでも扱う。来月中旬までにグループ全店の全国約1万9300店で販売する予定。

セブン&アイ、コメも小分け 「個食」に的 アイリスと組む:
・日本経済新聞:12/2
・http://www.nikkei.com/article/DGXLZO10187700R01C16A2TI5000/
・セブン&アイ・ホールディングスはコメでも単身世帯が使い切れる小容量商品を売り出す。アイリスオーヤマと共同開発した。コンビニの客数は伸び悩む一方で、高齢者や女性の個食需要は伸びている。コンビニエンスストア1カ所でコメから総菜までまとめて買える品ぞろえにして来店者の利便性を高める。

セブンプレミアム:
・http://www.sej.co.jp/i/products/7premium/

アイリスオーヤ:
・低温精米法:
・http://www.irisohyama.co.jp/okome/lineup/#teion

PI研のコメント:
・12/5からセブン&アイHでセブンプレミアムの新商品、「セブンプレミアム もっちり仕立ての名匠のお米」の販売がはじまりました。これまで米の販売はkg当たりで10kg、5kg、2kgなどの容量分割が主流でしたが、今回は、コンビニの顧客を意識した2合での小分け販売の登場となります。アイリスオーヤマとの共同開発であり、「低温精米と密封パック」が開発ポイントです。単身世帯では2合での炊飯が基本ですので、そこにまさにマッチした米の販売は画期的といえ、しかも、「コメを15度以下で保管、精米、包装」する低温精米ですので、鮮度も保持される形での提供となります。米は食品スーパー、米専門店での販売が主流でしたが、これで、コンビニでの販売が本格的に加わり、新たな米の需要が生み出される可能性が大きいといえます。同時に、単身家計に炊事というキーワードが加わることになり、今後、コメの販売だけでなく、炊事にまつわる様々な商品開発も進む可能性が高く、食品市場の活性化の一助になるのではと思います。米の小分け、そして、炊事、どのような新規需要を生み出してゆくのか、その動向に注目です。

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December 05, 2016

隔週、連載スタート、DRM オンライン!

~商品を洗え、磨け、輝かせ!~
ID-POS分析によるマーチャンダイジング戦略のすすめ

・http://diamond-rm.net/category/id-pos
・第1回: マーケティングとマーチャンダイジングの関係:12/5
・マーケティングとマーチャンダイジングはよく似た概念であり、その違いが分かりにくいのが実態かと思います。どちらも、最終的には売上高(利益)を上げることが目的であることは同じですが、その考え方、方法に違いがあるといえます。では、どこが違うのでしょうか。・・

・続く、・・

・第2回:F(頻度)の実践的な活用方法:12/19
・次回は、ID-POS分析によるマーチャンダイジング戦略の核心ともいうべき、F(頻度)の実践的な活用方法について解説します。

DRMオンラインについて:
・http://diamond-rm.net/
・小売・サービス業界がわかる流通ビジネス情報サイト、DRM オンライン。ダイヤモンド社グループの流通専門出版社ダイヤモンド・リテイルメディアが、流通業をメインとする仕事に役立つコンテンツを日々、提供しています。

PI研のコメント:
・12/5、DRMオンラインで、隔週連載となりますが、「ID-POS分析によるマーチャンダイジング戦略のすすめ」とのテーマでの連載がスタートします。サブタイトルは「商品を洗え、磨け、輝かせ!」、ID-POS協働研究フォーラムで掲げてきたタイトルです。この5年間のフォーラムでのID-POS分析での実践的な研究成果を活かし、ID-POS分析のマーチャンダイジングに焦点を当てた内容となる予定です。12/5配信の第1回は「マーケティングとマーチャンダイジングの関係」、12/19、第2回は「F(頻度)の実践的な活用方法」ですが、その後も10回以上は章立てができていますが、臨機応変に内容を都度検討し、深めてゆく予定です。全体のテーマは「ID-POS分析によるマーチャンダイジング戦略のすすめ」ですが、従来、マーチャンダイジングはPOS分析、単品管理からはじまった歴史があり、ID-POS分析とは十分に結びついていない概念といえます。ID-POS分析とはむしろ、マーケティングとの親和性が高く、ID-POS分析によるマーケティング戦略の方がすっきりした結びつきといえます。ただ、マーケテイングは小売業よりも、メーカーで実践されてきた歴史があり、小売業ではもっぱらマーチャンダイジングが同様な概念で使われてきたといえます。今回は、これらの状況を踏まえ、敢えて、違和感のあるID-POS分析とマーチャンダイジングを結びつけ、ある意味、ハイブリットなマーチャンダイジングを目指し、そこに、この5年間、メーカー、小売業と取り組んできた最新の研究成果も組み込もうという意図を込め、テーマを「ID-POS分析によるマーチャンダイジング戦略のすすめ」としました。あるようで、ないテーマといえ、やっているようで、まだ十分に実現できていない課題といえるかと思います。どこまで、その実態を描き、将来の小売業とメーカーがともに取り組む経営戦略に昇華できるか、迫ってみたいと思います。まずは、12/5、スタート、年内は2回、配信予定です。乞う、ご期待!

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December 04, 2016

JR東日本、FromAQUA、自販機好調!

JR東日本、「自販機ビジネス」超絶成長のワケ、10年で売上高が約6割も増加!
・東洋経済 ONLINE:12/2
・http://toyokeizai.net/articles/-/147365
・この10年で売り上げは5~6割増加
・この国鉄時代から続くJR東日本の“伝統の水”とも言える「FromAQUA」を現在販売しているのは、JR東日本のグループ会社でグループ内の飲料事業を一括して手がけるJR東日本ウォータービジネス。JR東日本の駅構内に展開されている自動販売機のほとんどは同社が展開しているものだ。
・ 同社の展開する駅自販機は「acure(アキュア)」というブランド名に統一されている。そして取り扱っている商品はコカ・コーラやサントリーなど他の飲料メーカーの売れ筋商品から、同社が企画、飲料メーカーと共同で開発したオリジナル商品「acure made(アキュアメイド)」まで実にさまざま。特保商品なども扱い、価格の幅も大きい。こうすることで、利用者に選ぶ楽しみを提供し、売り上げ増につなげているわけだ。
・自販機の置き方ひとつで変わる売れ行き
・工夫をこらしているのはラインナップだけではない。自販機の置き方ひとつでも、同社の「自販機=利用客との接点」という視点が生かされている。
・Suicaデータから生まれた「落ちないキャップ」
・このSuicaを通じたマーケティングが活かされた例のひとつが、「FromAQUA」の「落ちないキャップ」だという。
・Suica専用機やバッテリー搭載型自販機も登場
・取り切れていないニーズまだある

acure:
・http://www.acure-fun.net/acure/
・購買情報から誕生!“落ちないキャップ”:
・年間約2億件の購買情報は、商品開発にも活用されています。データから飲用シーンを分析したところ、購買量がもっとも多い時間帯は朝であること、通勤・通学中の移動時に飲まれていることが判明。
・これらの分析&みなさまの声から生まれたのが、ミネラルウォーター「From AQUA」の“落ちないキャップ”です。キャップの一部がボトルとつながっているため、忙しいときでもキャップをなくす心配ナシ!おいしさはもちろん、快適さにもトコトンこだわった「From AQUA」、ぜひ駅で手にしてみてください。

PI研のコメント:
・東洋経済 ONLINEが12/2、「JR東日本、「自販機ビジネス」超絶成長のワケ、10年で売上高が約6割も増加!」の記事を配信しました。JR東日本の子会社、JR東日本ウォータービジネスが手掛ける自動販売機でのビジネスが好調であるとの内容です。自動販売機はここ最近、劇的な進化を遂げていますが、このJRが展開する自動販売機も、JRの駅中を中心に展開、様々なタイプの自販機の開発も進んでいるとのことです。記事の中でも言及していますが、好調な要因は客数ではなく、客単価とのことで、自販機そのものの販売台数の伸びはわずかですが、1台当たりの売上高が劇的に改善しているとのことです。特に、主力商品であるFrom AQUAが好調とのことで、Suicaの販売データを分析し、「落ちないキャップ」を開発するなど、商品改廃にも余念がないとのことです。また、「飲料メーカーの売れ筋商品から、同社が企画、飲料メーカーと共同で開発したオリジナル商品「acure made(アキュアメイド)」まで実にさまざま。特保商品なども扱い、価格の幅も大きい、・・」とのことで、特定メーカーに拘らない幅広い豊富な品揃えも売上増に貢献しているとのことです。自販機ビジネス、新たな時代に入ったといえ、今後、どのように、このビジネスが進化してゆくのか、その動向に注目です。

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December 03, 2016

スマホ自販機、10万台突破、日本コカ・コーラ!

「Coke ON」に対応した「スマホ自販機」の設置台数が 全国で10万台を突破:
・MarkeZineニュース:11/30
・http://markezine.jp/article/detail/25711
・日本コカ・コーラのスマートフォンアプリ「Coke ON」に対応する自動販売機、「スマホ自販機」の全国の市場設置台数が10万台を超えた。当初の設置目標14万台の7割を達成したことになる。
2016年4月にサービスを開始した「Coke ON」は、アプリ200万ダウンロード、対応する「スマホ自販機」14万台設置を目標に展開されてきた。スマホ自販機の市場設置台数が10万台を超えたことで、より多くの消費者に「Coke ON」のサービス利用の機会が提供される。

Coke ON:
Coke ONアプリで15本買うと必ず1本もらえる!
・http://c.cocacola.co.jp/app/
・アプリとスマホ自販機をつなぐ:
・スマホ自販機(Coke ON対応自販機)でスタンプやドリンクチケットを利用するには、最初にアプリとスマホ自販機をつなぐ必要があります。
・スタンプをためる:
・アプリとスマホ自販機を接続した状態でドリンクを購入すると、スタンプをためることができます。

缶コーヒー『ジョージア』を無料でもらう方法って? アプリ『Coke ON』で50万人先着だから急げ~
・livedoor NEWS:12/1
・http://news.livedoor.com/article/detail/12355849/
・コカコーラの自動販売機でポイントを貯めることができるアプリ『Coke ON』。ユーザー先着50万名を対象に、『ジョージア』シリーズのコーヒーやココアを対応自販機で引き換えできる電子チケットをプレゼント中です。

PI研のコメント:
・自動販売機もID-POS分析の時代になったといえます。Coke ON対応自販機が10万台を突破、アプリも200万ダウンロードと、好調に推移しています。さらに、現在、先着50万人へ、ジョージアをプレゼント中であり、この動きは年末にかけて加速、自動販売機が大きく変わろうとしています。IOTとCRMをスマホによって実現する仕組みといえ、今後、商品と顧客の関係が従来のポイントカードや紙媒体からスマホに一変する可能性を秘めた動きといえます。当然、分析手法も単なる商品販売、いわゆるPOS分析から、顧客と商品の関係を分析するID-POS分析にいっきに飛ぶことになり、今回の50万人へのジョージアプレゼントが示すような新たなキャンペーンをはじめ、様々なID-POS分析ならではの販促が開発されてゆくことになるといえます。リアル店舗では中々すすまないID-POS分析による様々な販促が自動販売機により、しかも、スマホを通じて実現されるといえ、今後のCoke ONの動向に注目です。ちなみに、Coke ON ミュージックがすでにはじまっており、これもスマホならではの仕組みといえ、今後、何がいつ開発されるか、楽しみです。

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December 02, 2016

豆腐、常温販売へ、解禁!

豆腐の「常温」販売を解禁へ 非常食での利用も可能に:
・朝日新聞:11/29
・http://www.asahi.com/articles/ASJCY55H2JCYULBJ00F.html
・厚生労働省の部会は29日、通常は冷蔵庫や水槽で保存されている豆腐を、「常温」状態でも販売できるよう、基準を見直すことを了承した。食品安全委員会に諮問し、リスク評価を経て、早ければ来年にも販売が解禁される見通し。災害時の緊急物資や非常食にも利用できるようになる。
パッケージや殺菌技術などが進歩、海外向けに常温で長持ちする豆腐を作っている会社もあり、全国豆腐連合会などが2014年に基準の見直しを要望。厚労省が海外に輸出している2社の商品をもとに安全性を調査していた。

災害時の重要なたんぱく源…豆腐「常温で販売」解禁へ:
・YOMIURI ONLINE:11/30
・https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20161130-OYTET50014/
・厚生労働省は29日、豆腐を常温で販売できるよう食品衛生法に基づく規格基準を見直す方針を決めた。
同日開かれた同省の専門部会で、高度な殺菌や包装の技術を使用すれば常温保存でも安全性に問題がない、と判断した。今後、食品安全委員会の評価などを経て、実際の販売開始は1~2年後になる見通し。

薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会食品規格部会資料:
・厚生労働省 共用第6会議室:11/29
・http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000144313.html
・議題1:豆腐の規格基準の改正について
・資料1:豆腐の規格基準の改正について
・参考人提出資料:豆腐中の微生物に関する試験検査
・参考資料
・参考資料1-1:全国豆腐連合会・日本豆腐協会要望書
・参考資料1-2:豆腐の規格基準
・参考資料1-3:容器包装詰加圧加熱殺菌食品の規格基準

PI研のコメント:
・「豆腐の規格基準を改正し、無菌充填豆腐について常温保存を認める」、厚生労働省が「薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会食品規格部会」にて、豆腐の常温販売を認める方向で動き出しました。すでに、朝日新聞、読売新聞等でも報道されており、早ければ、来年には食品スーパーの売場が様変わりすることになりそうです。業界団体の全国豆腐連合会の要望に沿ったものでもあり、既存の豆腐メーカーも新たな常温の新商品づくりが本格化するといえ、豆腐の売場だけでなく、品揃えも大きく変わるのではないかと思います。豆腐は食品スーパーの中でもあらゆる商品との併買率が高い商品でもあるので、豆腐だけでなく、食品スーパー全体を活性化する可能性も高く、新たなマーチャンダイジング戦略の構築にもつながるといえます。また、豆腐で可能なことは他の日配食品、チルド商品にもこの動きは波及するといえ、商品の温度戦略、在庫戦略、物流戦略の見直しにもつながりますので、幅広い波及効果が期待できるといえます。早ければ1年後とのことですが、それまでに、いろいろなアイデアを検討し、食品スーパーとしての受け皿をしっかりつくっておきたいところかと思います。

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December 01, 2016

マルイ、在庫レス、体験ストア全国展開へ!

変化する丸井の売り場、「在庫レス」で接客:
・日経ビジネスONLINE:11/30
・http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/112500086/112500001/?P=1&rt=nocnt
・この秋、丸井グループの店舗に大きな変化が起きている。 
・11月19日、全館リニューアルを終え、第一期の新装オープンを迎えた丸井静岡店を訪れた。リニューアル後は旧A館を「静岡マルイ」、旧B館を「静岡モディ」として営業している。 
・床面積が大きく、メーンとなるマルイの正面入り口を入り、少し進むと、上階に誘うエスカレーターがある。丸井が挑戦する新業態の売り場は、2階に上がった目の前の一等地に広がっていた。
・販売スタッフが膝詰めで接客している場所に目をやると、お客の手元にはタブレットが。どうやら操作方法を教えているらしい。その後、お客は大きな靴の箱を持つことなく、手ぶらで売り場を後にした。 
・この売り場、お客は店頭で「試着」のみを体験、買うと決めたらタブレットで注文し、送料無料で宅配(最短2日)してもらうという、新手の「在庫レス」店舗なのだ。

丸井グループ の平成29年3月期 第2四半期決算短信:11/4
・http://www.0101maruigroup.co.jp/pdf/settlement/2017_2q.pdf
・オムニチャネルの施策では、レディスシューズにおいて新たなビジネスモデル「体験ストア」の全 国展開をスタートいたしました。試着用のサンプルを陳列し自由にお試しいただくという「体験」の部分だけ を短期イベント出店という形で実現しました。購入の際はお客様ご自身が店頭のWeb通販用のタブレット 端末で注文しご自宅へ無料配送するというシステムです。在庫負担がないため、低コスト・低リスクで展開で き、またWeb通販会員の登録や、エポスカードへの入会につながっております。

2016年秋、静岡のマルイグループが生まれ変わります
  「静岡マルイ」と「静岡モディ」 そろって11月19日(土)にオープン

・http://www.0101maruigroup.co.jp/pdf/settlement/16_1107/16_1107_1.pdf

マルイ「ラクチンきれいシューズ体験ストア」
・https://www.0101.co.jp/203/

PI研のコメント:
・日経ビジネスONLINEが11/30、「変化する丸井の売り場、「在庫レス」で接客」の記事を配信しました。マルイが在庫レス、体験ストアの全国展開に入ったとの内容であり、最新のモデル店舗、静岡店を取材した内容です。通常、小売業は大量の在庫を店舗に揃え、その場で商品購入ができる仕組みですが、これは商品在庫がなく、お客様は体験できるだけの店舗です。購入は体験が気に入れば、タブレットで購入でき、数日後に自宅に届くというものです。百貨店の新たな販売形態を示す動きといえ、興味深い仕組みです。いわゆるオムニチャネルの範疇に入るといえますが、マルイは「ネット通販で購入した商品を最寄りの店舗で受け取ることができるサービスを始めたのは2009年」とのことですので、オムニチャネルが話題になる前から独自に研究しており、その研究成果がオムニチャネルと連動した新たなマルイ独自のサービスになったといえるかと思います。決算短信でも「レディスシューズにおいて新たなビジネスモデル「体験ストア」の全国展開をスタート」とコメントしていますので、マルイの経営戦略に組み込まれており、今後、レディスシューズを皮切りに、様々な商品が同様な仕組みで販売されてゆくと思われます。オムニチャネルもこのような成功事例が生まれたことにより、今後、大きく変化してゆくのではないかと思います。マルイの次の展開、そして、この動きを見た他の小売業がどのようなサービス開発に入るのか、その動向に注目です。

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