コンビニ、売上速報、2016年12月、既存店0.5%増!
JFAコンビニエンスストア統計調査月報:2016年12月度:1/20
・http://www.jfa-fc.or.jp/
・今月は、店内調理品等のカウンター商材や調理麺、調理パン、サラダ等の中食、クリスマス等の年末商品の売 れ行きが好調に推移したことから、全店・既存店共に売上高は前年を上回る結果となった。
・既存店ベースでは、売上高8,378億円(前年同月比+0.5%)が3ヶ月連続のプラス、来店客数13億1,366万人(前年同月比-0.9%)が10ヶ月連続のマイナスになり、平均客単価638円(前年同月比+1.4%)は21ヶ 月連続のプラスとなった。
売上高:全店は46ヶ月連続のプラス・既存店は3ヶ月連続のプラス
・全店 923,448(百万円:3.3%)、既存店 837,770 (百万円:0.5%)
・店舗数:
⇒54,501 (店舗:2.8%)
・来店客数:全店は69ヶ月連続のプラス・既存店は10ヶ月連続のマイナス
⇒ 全店 1,402,326 (千人:1.9%)、既存店 1,313,663(-0.9%)
・平均客単価: 全店・既存店ともに21ヶ月連続のプラス
⇒全店 646.4(円:1.3%)、既存店 637.7 (1.4%)
・商品構成比および売上高前年同月比(既存店ベース)
⇒日配食品 36.4% +1.5%、加工食品 26.3% -0.2%、非 食 品 31.1% +0.2%、サービス 6.2% 0.0%
対象企業:8社
・スリーエフ、セコマ、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パンデイリーヤマザキ事業統括本部、ローソン
コンビニ売上高、16年0.5%増 店内調理品など好調 :
・日本経済新聞:1/20
・http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ20HT7_Q7A120C1TI5000/
・日本フランチャイズチェーン協会が20日発表した2016年の全国のコンビニエンスストアの既存店売上高(速報値)は、前年比0.5%増の9兆6328億円だった。プラスは2年連続だが、伸び率は15年の0.9%から減少した。大手各社はコーヒーや揚げ物などの店内調理品や弁当、総菜の販売を強化し、高齢者や単身世帯の需要を取り込んでいるが、顧客獲得競争は激しくなっている。
PI研のコメント:
・1/20、日本フランチャイズチェーン協会が2016年12月度のコンビニ54,501店舗の売上速報を公表しました。結果は全体が3.3%増、既存店も0.5%増の堅調な数字となりました。「全店は46ヶ月連続のプラス」とのことで、依然として成長が続いています。また、「既存店は3ヶ月連続のプラス」ですので、この3ケ月はプラスですが、安定しているわけではありません。その要因は、この数年、大量出店が続いたため、新店に経営資源が集中、既存店への活性化が比較的手薄になったことも大きいといえます。実際、この12月度も既存店が堅調であった要因は客数のマイナスを客単価の伸びでカバーしたためであり、その伸びを支えたのが日経新聞でも言及していますが、「大手各社はコーヒーや揚げ物などの店内調理品や弁当、総菜の販売を強化し、高齢者や単身世帯の需要を取り込んで。・・」などの施策が功を奏したといえます。ただ、既存店の客数減が示すように「顧客獲得競争は激しく」なっており、今後、成長が一段落しつつありますので、いかに既存店の活性化をはかってゆくかが課題となります。コンビニ、年末は「クリスマス等の年末商品の売 れ行きが好調に推移」と、追い風であったとのことですが、次の1月、そして、来期、どのような既存店活性化を各社はかってゆくのか、その動向に注目です。
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