スーパーバリュー、第3四半期、増収大幅増益、株価高騰!
スーパーバリュー 、2017年2月、第3四半期、1/13
・http://www.supervalue.jp/uploads/important-pdf/20170113_24915566.pdf
B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産:233.96億円
・自己資本比率:24.8%(昨年 23.9%)
・現金及び預金: 11.35億円(総資産比 4.86%)
・有利子負債:75.72億円(総資産比 32.37%)
・買掛金 :58.95億円(総資産比 25.20%)
・利益剰余金 :51.41億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高:547.13億円(9.4%) 、営業利益:4.64億円(240.6%)
・経常利益:5.39億円(144.2%)、当期純利益:3.37億円(179.0%)
⇒ 通期予想:売上高:733.47億円(7.2%:進捗 74.60%)、営業利益:7.10億円(25.3%:進捗 65.36%)
・原価:78.73%(昨年 79.26%):-0.53、売上総利益:21.27%(昨年 20.74%):+0.53
・経費:20.90%(昨年 20.92%):-0.02
・マーチャンダイジング力:+0.37%(昨年-0.18%):-0.55
・その他営業収入:0.48%(昨年 0.45%):+0.03
・営業利益:0.85%(昨年 0.27%):+0.58
スーパーバリューのコメント:
・当社の所属する小売業界におきましては、消費税率の引き上げは延期されたものの、消費者マインドに改善の動 きは見られず、消費の二極化が鮮明となりつつあります。また、人材不足とそれに伴う人件費の上昇は一層大きな 課題となっており、業種・業態を超えた企業間競争は激しさを増し、依然として厳しい経営環境が続いておりま す。
・このような環境の中、当社では、低価格の商品と「できたて」「作りたて」「おいしい」にこだわった品質の高 い商品をバランス良く品揃えすることで、“価格”と“こだわり”それぞれを重視するお客様の満足度を充足して まいりました。また、本年3月1日より、店舗の営業時間を20時から21時まで1時間延長し、お客様の利便性向上 を図るなど、お客様のニーズに応える店舗づくりも進めてまいりました。その結果、既存店売上高は順調に推移 し、前年同期比100.7%となりました。
・利益面では、利益改善と「よい商品をより安く」の観点から仕入面の見直し及びロス対策等に取り組んだ結果、 売上総利益率は前年同期を0.5ポイント上回る21.3%を確保することができました。
・経費面では、新卒社員23名の入社及び人材確保対策としての全体的な賃金上昇に伴う人件費の増加、当期新店に 係る開店一時経費57百万円の発生、前事業年度に出店しました八王子高尾店を主とする新店の経費増加等により、 販売費及び一般管理費は前年同期比109.3%と増加いたしました。
・店舗展開におきましては、新規出店として、平成28年10月21日に食品スーパー店舗の川口伊刈店(埼玉県川口 市)を出店し、当第3四半期会計期間末の店舗数は28店舗となりました。また、草加店において、食品売場の拡大 及び品揃えの拡充を中心にお客様がよりお買い物しやすい売場づくりを目的として、平成28年4月に店舗改装を実 施いたしました。
四季報Online:1/13
・スーパーバリューがストップ高気配、株式分割や増配などを好感
・https://shikiho.jp/tk/news/articles/0/153604
・ジャスダックのスーパーバリュー(3094)が後場に急伸した。午後0時57分現在、制限値幅上限の前日比500円(23.15%)高の2660円ストップ高買い気配で推移している。前引けは30円高の2190円だった。
スーパーバリューの株価:1/13
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=3094.T
・時価総額 4,283,288百万円(1/13) = 2,660円(1/13) × 886,441,983株(1/13)
・株価 2,660円(1/13)=PER(会社予想):10.70倍(1/13)×EPS 248.71円(2017/02)
・株価 2,660円(1/13)=PBR(実績):0.98倍(1/13)×BPS 2,707.29円(2016/2)
PI研のコメント:
・スーパーバリューの株価が異変、第3四半期決算の増収、大幅増益の発表と同時に1株を3株への株式分割、40円の配当を50円に増額等が重なり、1/13の株価はストップ高、2,660円となり、明けて1/18も値がつかない状況ではじまりました。これだけ株価が異常高騰するのはめずらしく、投資家の目は、いまスーパーバリューに熱く注がれています。今期の決算ですが、原価が-0.53ポイントと大きく改善したことに加え、経費も-0.02ポイントとわずかですが、改善、さらにはその他営業収入も0.03ポイント改善し、トリプルで利益を押し上げたことが大きいといえます。ただ、改善したとはいえ、営業利益率は0.85%ですので、さらなる改善が今後の課題といえます。スーパーバリュー、今期売上高は9.4%と好調であり、各社がどちらかというと成長戦略よりも、利益改善に走る中、積極的な経営を推し進めています。今後、この強気の成長戦略と回復しつうある利益を背景に、残された四半期、そして、来期、どのような経営戦略を打ち出すのか、注目です。
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