エコス、第3四半期、減収増益、原価改善!
エコス 、2017年2月、第3四半期、1/11
・http://www.eco-s.co.jp/finance.php
B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産:379.57億円
・自己資本比率:26.2%(昨年24.2%)
・現金及び預金:38.08億円(総資産比 10.04%)
・有利子負債:142.41億円(総資産比 37.52%)
・買掛金 :66.27億円(総資産比 17.46%)
・利益剰余金 :54.81億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・営業収益:855.86億円(△2.8%) 、営業利益:22.12億円(5.8%)
・経常利益:22.96億円(8.8%)、当期純利益:12.46億円(3.9%)
⇒ 通期予想:営業収益:1,180.00億円(0.1%:進捗 72.53%)、営業利益:35.30億円(0.3%:進捗 62.67%)
・原価:75.02%(昨年 76.26%):-1.24、売上総利益:24.98%(昨年 23.74%):+1.24
・経費:24.58%(昨年 24.13%):+0.45
・マーチャンダイジング力:+0.40%(昨年-0.39%):+0.79
・その他営業収入:2.23%(昨年2.83%):-0.60
・営業利益:2.63%(昨年 2.44%):+0.19
エコスのコメント:
・当社グループはこれまで通り食品スーパーマーケット事業に資源を集中し、経営方針で ある社是「正しい商売」を徹底し、お客様の信頼と支持を更に獲得するために、安全・安心でお買い得な商品の 提供に努め、地域のお客様の食文化に貢献できる店舗づくりに取り組んでまいりました。
・店舗開発におきましては、新規に6店舗(TAIRAYA武蔵藤沢店、TAIRAYA川間店、TAIRAYA白楽六角橋店、たいら や姿川店、たいらや泉が丘店、たいらや簗瀬平成通り店)を出店し、不採算店舗5店舗を戦略的に閉鎖した結果、 当四半期連結会計期間末の当社グループの店舗数は111店舗となりました。
・店舗運営面におきましては、安全・安心、新鮮で美味しい商品の提供、地域の実勢価格を丁寧に見極め集客に つながる商品を割安感のある価格(エブリディロープライス)にて投入、働く女性や中高年層のお客様、また東 日本大震災以降に意識が高まった省エネ志向の消費者にお応えする簡便商品や惣菜商品の強化などに努めると共 に、お買物がし易い品揃えや店舗レイアウトへの変更など、グループ全体で8店舗のリニューアル改装を実施い たしました。また、ポイントカードを活用した販売促進や週間の販売計画に連動した売場づくりを強化し、集客 の拡大に努めました。
・商品面におきましては、地域市場や漁港などを活用した産直商品の積極的導入、美味しさ、品質と価格の両面 において競争力の高い生鮮食料品を提供すると共に、グループ食品工場にて企画・製造した独自商品の提供を拡 大し、惣菜売場等の活性化に努めました。日配・ドライグロサリー商品につきましては、個人消費の冷え込みに 対し、エブリディロープライス商品を投入するなど積極的な販売活動を推進いたしました。
Kabtan:1/11
・エコス、9-11月期(3Q)経常は25%減益
・https://kabutan.jp/news/?b=k201701110034
・エコス <7520> が1月11日大引け後(15:00)に決算を発表。17年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比8.8%増の22.9億円に伸び、通期計画の35.5億円に対する進捗率は5年平均の59.3%を上回る64.7%に達した。会社側が発表した第3四半期累計の実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した12-2月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比12.7%減の12.5億円に減る計算になる。
エコスの株価:1/23
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=7520.T
・時価総額 13,436百万円(1/23) =1,203円(1/23) × 11,168,917株(1/23)
・株価 1,203円(1/23)=PER(会社予想):7.79倍(1/23)×EPS 154.39円(2017/02)
・株価 1,203円(1/23)=PBR(実績):1.21倍(1/23)×BPS 993.81円(2016/2)
PI研のコメント:
・エコスが1/11、2017年2月期の第3四半期決算を公表しました。結果は減収、増益、ただ、Kabtanによれば、「当社が試算した12-2月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比12.7%減の12.5億円に減る計算」とのことで、厳しい決算となりました。これを受けて、投資家も厳しい見方をしており、株価は下がっており、売りと見ています。PBRは1.21倍と1.0倍を超えていますが、PERが7.79倍とやや低い数値であり、投資家は利益の改善を促しているといえます。四半期のみでは厳しかった利益ですが、累計では5.8%の営業利益であり、堅調な数値です。これは原価が大きく改善していることにより、経費の上昇を抑え、利益を押し上げたことによります。「地域市場や漁港などを活用した産直商品の積極的導入」、「グループ食品工場にて企画・製造した独自商品の提供を拡 大し、惣菜売場等の活性化に努め」等、粗利の高い生鮮食品や総菜を強化したことが大きいといえます。エコス、この四半期は厳しい決算といえますが、残された四半期、そして、来期に向けて、今期課題の成長戦略をどのように打ち出すか、その動向に注目です。
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