マックスバリュ中部、第3四半期、増収幅増益、株価急騰!
マックスバリュ中部 、2017年2月、第3四半期、1/11
・https://www.mv-chubu.co.jp/wp/wp-content/uploads/2017/01/201701.pdf
B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産:498.61億円
・自己資本比率:34.6%(昨年 33.9%)
・現金及び預金:30.94億円(総資産比 6.21%)
・有利子負債:34.40億円(総資産比 6.90%)
・買掛金 :153.08億円(総資産比 30.71%)
・利益剰余金 :61.73億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・営業収益:1,327.08億円(2.4%) 、営業利益:27.89億円(38.3%)
・経常利益:28.08億円(38.4%)、当期純利益:15.27億円(99.8%)
⇒ 通期予想:営業収益:1,770.00億円(1.8%:進捗 74.98%)、営業利益:38.00億円(19.4%:進捗 73.40%)
・原価:74.19%(昨年 74.46%):-0.27、売上総利益:25.81%(昨年 25.54%):+0.27
・経費:26.28%(昨年 26.63%):-0.35
・マーチャンダイジング力:-0.47%(昨年-1.09%):+0.62
・その他営業収入:2.62%(昨年2.69%):-0.07
・営業利益:2.15%(昨年 1.60%):+0.55
マックスバリュ中部のコメント:
・当社は「ハレの日から普段使いまで、おいしい食卓をご提供する近くて便利なスーパーマーケ ット」を目指し、「『おいしい』でつながる。」をブランドメッセージとして、愛知・岐阜・三重・滋賀の店舗展開地域に おける更なるシェアアップと商品力の強化、収益構造の改革に取り組みました。
・営業面では、7月の「マックスバリュ エクスプレス天白植田店」(名古屋市天白区)に続き、11月には「マックスバ リュ津丸之内店」(三重県津市)、「マックスバリュ左京山店」(名古屋市緑区)を新規出店し、店舗網の拡大を図りまし た。並行して、お客さまのニーズにお応えする商品の品揃え及び売場の変更や店舗内外の設備の更新を行う改装を11店 舗で実施しました。
・また、平日は毎日お買い得にお買物いただける販促企画を実施、週末やハレの日には食卓に上がる機会の多い「焼 肉・ステーキ」「刺身」「寿司」等、ごちそうメニューとなる高付加価値商品を品揃えし、お客さまの購買意欲を促進す る売場づくりに注力しました。 加えて、「焼き立てパン」や「サラダ」「惣菜」等の即食・簡便商品を含む生鮮・惣菜部門の販売強化に取り組み、鮮 度や品質、おいしさにこだわった新規商品の開発や発掘を行いました。
・これらの取り組みにより、売上高既存比は前年同期比102.7%と堅調に推移しました。荒利益率については生鮮・惣菜 部門の売上高の伸長等により25.8%と、前年同期比0.3ポイント改善しました。 継続して収益構造の改革にも取り組み、販売費及び一般管理費は計画どおり進捗しました。
Kabtan:1/11
・MV中部、今期経常を12%上方修正・最高益予想を上乗せ
・https://kabutan.jp/news/?b=k201701110026
・マックスバリュ中部 <8171> [名証2] が1月11日後場(15:00)に決算を発表。17年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比38.4%増の28億円に拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の34.3億円→38.3億円(前期は31.9億円)に11.7%上方修正し、増益率が7.4%増→19.9%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
マックスバリュ中部の株価:1/20
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8171.N
・時価総額 40,144百万円(1/20) = 1,265円(1/20) × 31,734,623株(1/20)
・株価 1,265円(1/20)=PER(会社予想):22.20倍(1/20)×EPS 56.97円(2017/02)
・株価 1,265円(1/20)=PBR(実績):2.32倍(1/20)×BPS 545.51円(2016/2)
PI研のコメント:
・マックスバリュ中部が1/11、2017年2月期の第3四半期決算を公表しました。結果は増収、大幅増益、好決算となりました。Kabtanでも「従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せ」と過去最高益の増益です。これを受けて、投資家も買い、株価急騰です。株価自体は1,265円とけっして高い株価ではありませんが、PERもPBRは高い数値であり、株価の価値は高く評価されているといえます。利益が今回、好調な要因ですが、原価、経費ともに改善、ダブルで利益を押し上げたことによります。やや気になるのは、営業収益が2.4%増と、利益の大幅増に対して伸び悩んだことです。「売上高既存比は前年同期比102.7%と堅調に推移」し、「マックスバリュ エクスプレス天白植田店」、「マックスバ リュ津丸之内店」と2店舗の新店を出店しましたが、営業収益を力強く押し上げるまでにはとどかなかったようです。マックスバリュ中部、この好決算を背景に、課題の成長戦略に、どう獲得した豊富なキャッシュを配分するのか、今後の経営戦略に注目です。
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