ベルク、第3四半期、増収増益、100店舗視野!
ベルク、2017年2月、第3四半期、1/5
・http://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS07593/d7ded81d/a14f/4c9a/8f2f/de033150771d/140120170104467839.pdf
B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産:979.27億円
・自己資本比率:52.2%(昨年 50.8%)
・現金及び預金:33.32億円(総資産比 3.41%)
・有利子負債:203.91億円(総資産比 20.83%)
・買掛金 :117.95億円(総資産比 12.05%)
・利益剰余金 :432.35億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・営業収益:1,431.11億円(7.4%) 、営業利益:66.83億円(4.8%)
・経常利益:69.95億円(5.4%)、当期純利益:44.87億円(14.9%)
⇒ 通期予想:営業収益:1,869.86億円(3.3%:進捗76.54%)、営業利益:86.12億円(2.4%:進捗77.61%)
・原価:74.72%(昨年 74.50%):+0.22、売上総利益:25.28%(昨年 25.50%):-0.22
・経費:21.42%(昨年 21.60%):-0.18
・マーチャンダイジング力:3.86%(昨年3.90%):-0.04
・その他営業収入:0.86%(昨年0.95%):-0.09
・営業利益:4.72%(昨年 4.85%):-0.13
ベルクのコメント:
・当社グループは、スーパーマーケットとして地域社会のお客さまの生活防衛意識に応えるべ く「Better Quality & Lower Price」を掲げ、商品の品質強化、価格強化を推進いたしました。
・その結果、当第3四半期連結累計期間におきましては、客数が前年同期間に比べ全店で105.7%、既存店で101.5%、 売上高は全店で107.5%、既存店で103.6%となりました。
・販売政策におきましては、ポイントカード販促及びチラシ価格の強化により、お客さまの来店動機を高め、こだわ り商品の訴求、品切れの削減及び接客レベルの向上を引き続き行うことにより、固定客化を図る取り組みを実施いた しました。
・店舗運営におきましては、当社最大の特長である標準化された企業体制を基盤にLSP(作業割当システム)の定 着化、適正な人員配置を図り効率的なチェーンオペレーションを推進いたしました。また、さらなる商品力強化、サ ービスレベル向上を図るため、本格稼働を開始した研修施設において、生鮮の加工技術及びレジ業務等の従業員教育 の強化に取り組みました。
・店舗投資におきましては、平成28年9月埼玉県川越市に「川越新宿店」、11月埼玉県富士見市に「富士見関沢店」、 茨城県古河市に「古河駒羽根店」を新規出店し、平成28年11月末現在の店舗数は98店舗となりました。また、競争力 強化及び標準化の推進のため、既存店13店舗の改装を実施し、惣菜及び簡便商品の拡充、快適なお買物空間を提供す るための設備の更新、生産性向上を目的にセミセルフレジ(商品の登録はレジ担当者が行い、会計はお客さまに行っ ていただくレジ)導入等を推進いたしました。
・物流体制におきましては、2つの自社物流センターにて、商品を産地やメーカーから大量一括調達することにより 配送効率を高め、商品の価格強化、品質の安定化を目指しました。また、店舗作業に合わせた配送体制の見直しを引 き続き行い、店舗運営の効率化に取り組みました。
Kabtan:1/6
・ベルクが大幅続落、9~11月2ケタ減益を嫌気
・https://kabutan.jp/news/marketnews/...
・ベルク<9974>が大幅続落。5日の取引終了後に発表した第3四半期累計(16年3~11月)連結決算は、売上高1431億1100万円(前年同期比7.4%増)、営業利益66億8300万円(同4.8%増)、純利益44億8700万円(同14.9%増)となったが、9~11月期では営業利益が同11.9%減となっており、足もとの業績悪化を嫌気した売りが出ているようだ。
ベルクの株価:1/6
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=9974.T
・時価総額89,419百万円(1/6) =4,285円(1/6) × 20,867,800株(1/6)
・株価 4,285円(1/6)=PER(会社予想): 15.47倍(1/6)×EPS 276.90円(2017/02)
・株価4,285円(1/6)=PBR(実績):1.75倍(1/6)×BPS 2,451.04円(2016/2)
PI研のコメント:
・ベルクが1/5、2017年2月期の第3四半期決算を公表しました。結果は増収増益となりましたが、株価は急落、投資家は売りと判断したようです。その要因は、Kabutanの1/6で報じられていますが、「9~11月期では営業利益が同11.9%減となっており、足もとの業績悪化を嫌気した売りが出ているようだ。」とのことで、累計では増収増益ですが、この四半期のみでは減益であったことが、今後の業績に影響を与えると、投資家が判断したとのことです。現在、食品スーパー関連の第3四半期決算の公表がピークになりつつありますが、その累計の結果だけでなく、四半期のみでの結果もポイントといえ、その意味でも株価の動向は経営、特に、今後を見る上で重要な先行指標といえます。ベルクの業績ですが、今期は新店も順調にオープンしており、店舗数も98店舗、いよいよ、大台の100店舗も視野に入ってきたといえます。また、これらを支える物流センターも2ケ所となり、「店舗作業に合わせた配送体制の見直しを引き続き行い、・・」と、着々と業務改善が進んでいます。また、「セミセルフレジ(商品の登録はレジ担当者が行い、会計はお客さまに行っ ていただくレジ)導入等を推進、・・」と、セミセルフレジの導入も進み、さらに、業務改善と顧客満足度が高まるといえます。ベルク、この第3四半期のみでは、やや厳しい結果となりましたが、これを踏まえ、本決算、そして、来期へ向け、どのような業績改善の手を打ち出すのか、その動向に注目です。
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