CPI(消費者物価指数)、2016年12月、コア指数-0.2%!
CPI(消費者物価指数):2016年12月
・総務省統計局:1/27
・http://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/pdf/zenkoku.pdf
・総合指数は2015年(平成27年)を100として100.1、前月比は0.2%の下落、前年同月比は0.3%の上昇
・生鮮食品を除く総合指数は99.8、前月と同水準、前年同月比は0.2%の下落
・食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数は100.4、前月比は0.1%の下落、前年同月と同水準
・総合指数の前年同月比の変動に寄与した項目:
・電気代:-6.5、都市ガス代:-11.1、プロパンガス:-2.2、テレビ:-11.4
・平成28年(2016年)平均:
・ (1) 総合指数は2015年(平成27年)を100として99.9 前年比は0.1%の下落、(2) 生鮮食品を除く総合指数は99.7 前年比は0.3%の下落、(3) 食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数は100.3 前年比は0.3%の上昇
消費者物価の基調的な変動:
・日本銀行:1/27
・http://www.boj.or.jp/research/research_data/cpi/cpipre.pdf
・総合(除く生鮮食品・エネルギー): 11月0.2→12月0.1
・刈込平均値: 11月0.0→12月0.1
・上昇品目比率-下落品目比率: 11月23.3→12月19.7
消費者物価、4年ぶりマイナス=デフレ脱却に遅れ-16年:
・JIJI.COM:1/27
・http://www.jiji.com/jc/article?k=2017012700156&g=eco
・総務省が27日発表した2016年平均の全国消費者物価指数(CPI、15年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が99.7となり、前年比0.3%下落した。4年ぶりのマイナス。日銀による異次元緩和が始まった13年以降では初めて前年を下回り、デフレ脱却の遅れが浮き彫りになった。
PI研のコメント:
・1/27、CPI(消費者物価指数)が総務省統計局から公表されました。結果はコア指数が「前年同月比は0.2%の下落」、さらに、2016年累計12ケ月では0.3%の下落となりました。この日、日銀も「消費者物価の基調的な変動」を公表しており、その結果は、12月度、0.1%とわずかですが、上昇、刈込平均も同様に0.1%の上昇、日銀の方が若干プラスの結果ですが、いずれも政府、日銀が目指している2.0%増には乖離が大きく、消費者物価は依然として、デフレ基調で進んでいるといえます。様々な要因が考えられますが、異次元の金融緩和は残念ながら現時点で効果が出ていないといえ、これに加え、財政出動、規制緩和などを政府が駆使しているにもかかわらず、2.0%へのインフレ誘導は厳しいといえます。アメリカではトランプ政権がスタートしましたので、この影響がどう日本にでるか、予断を許さない状況ですが、ここまでデフレ基調が続いていますでの、この基調を大きく変えるは難し局面に入ったといえそうです。新年に入り、国会もはじまり、現在、財政を含め、経済関連の論戦が交わされていますが、日銀の今後の金融政策をふくめ、政府がどのような政策をトランプ政権の動向を踏まえ、打ち出すのか、その行くへに注目です。
━━━━━━ お知らせ! ━━━━━━━━━━━━
1.NEW! 隔週、ID-POS分析の連載スタート、DRM オンライン、第4回、1/23!
2.週間!食品スーパーマーケット最新情報:まぐまぐ!
3.facebookに「食品スーパーマーケット最新情報」グループ創設655人!
4.現在Vol.3、ご要望を取り入れ、すばやく改定:お申し込みはこちら
*2016年度版、食品スーパー・ドラックストア財務3表連環分析、リリース!
*食品スーパー・ドラックストア、全上場企業約100社を対象!
*過去5年間を(ドラックストア3年)、エクセルで自由自在に分析!
« カワチ薬品、第3四半期、増収、大幅増益! | Main | コンビニ、売上速報、2016年12月、既存店0.5%増! »
« カワチ薬品、第3四半期、増収、大幅増益! | Main | コンビニ、売上速報、2016年12月、既存店0.5%増! »
Comments