セブン&アイH、第3四半期、減収増益、PB好調!
セブン&アイ・ホールディングス 、2017年2月、第3四半期、1/12
・http://www.7andi.com/dbps_data/_template_/_user_/_SITE_/localhost/_res/ir/library/kt/pdf/2017_0112kt.pdf
B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産:5兆3,405.00億円
・自己資本比率:41.6%(昨年 43.6%)
・現金及び預金: 1兆1,324.08億円(総資産比 21.21%)
・有利子負債:1兆666.42億円(総資産比 19.98%)
・買掛金 :4,475.94億円(総資産比 8.39%)
・利益剰余金 :1兆7,716.94億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・営業収益:4兆2,889.29億円(△5.0%) 、営業利益:2,740.06億円(5.0%)
・経常利益:2,764.01億円( 6.6%)、当期純利益:755.38億円(△39.8%)
⇒ 通期予想:営業収益:5兆7,700.00億円( △4.6%:進捗 74.34%)、営業利益:3,530.00億円(0.2%:進捗 77.62%)
・原価:77.26%(昨年 77.93%):-0.67、売上総利益:22.74%(昨年 22.07%):+0.67
・経費:41.15%(昨年 38.73%):+2.42
・マーチャンダイジング力:-18.41%(昨年-16.66%):-1.75
・その他営業収入:26.48%(昨年 23.81%):+2.67
・営業利益:8.07%(昨年 7.15%):+0.92
セブン&アイ・ホールディングスのコメント:
・当社グループにおきましては、「変化への対応と基本の徹底」を経営スローガンに掲げ、様々な社 会環境の変化やお客様の心理変化を捉え、付加価値の高い商品及び地域の嗜好に合わせた商品の開発を推進するとと もに、接客力の向上に取り組んでまいりました。
・グループのプライベートブランドである「セブンプレミアム」やグループ各社のオリジナル商品につきましては、新商品の 開発を推進するとともに既存商品のリニューアルを計画的に実施することで、品質の向上と新しい価値の提案を図りました。 なお、当第3 四半期連結累計期間における「セブンプレミアム」の売上は8,750 億円(前年同期比18.1%増)となり、年間 計画 1 兆 1,500 億円(同 14.9%増)に対して順調に推移いたしました。
・当社グループの横断的な取り組みとして推進しているオムニチャネル戦略につきましては、グループ統合ポータルサイト 「omni7(オムニ 7)」における商品力と品揃えの拡大を図るとともに、戦略の抜本的な見直しに取り組みました。国内 1 日あ たり約 2,200 万人の来店客数とお客様のニーズに応える様々な業態を有する当社グループの強みを活かし、質の高いサ ービスを提供すべく、各社共通のポイントプログラムなどが利用可能なスマートフォン用アプリケーションの開発に着手いた しました。
・親会社株 主に帰属する四半期純利益は、主にスーパーストア事業と百貨店事業の店舗に係る減損損失や、百貨店事業に係るのれ んの減損損失等を含む特別損失を計上したことにより 755 億 38 百万円(同 39.8%減)となりました。
日本経済新聞:1/7
・セブン&アイ純利益40%減 3~11月、特損が重荷
・http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL12HLJ_S7A110C1000000/
・セブン&アイ・ホールディングスが12日発表した2016年3~11月期の連結決算は、純利益が前年同期比40%減の755億円だった。主力のコンビニエンス事業は好調だったが、スーパーや百貨店に関する減損損失が膨らみ、特別損失が重荷となった。
セブン&アイ・ホールディングスの株価:1/13
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=3382.T
・時価総額 4,283,288百万円(1/13) = 4,832円(1/13) × 886,441,983株(1/13)
・株価 4,832円(1/13)=PBR(実績):1.92倍(1/13)×BPS 2,511.93円(2016/2)
PI研のコメント:
・セブン&アイHが1/12、2017年2月期の第3四半期決算を公表しました。結果は減収増益、当期純利益は減益となるやや厳しい決算となりました。ただ、株価は上昇、投資家は買いと判断したといえます。その要因は特に営業利益の通期予想が現時点で 77.62%となり、今期は予想を上回る増益になる公算が高くなったためと思われます。また、今期は減収、すなわち、成長戦略を抑制し、リストラに取組み、「スーパーストア事業と百貨店事業の店舗に係る減損損失や、百貨店事業に係るのれ んの減損損失等を含む特別損失を計上」とのことで、この方針を株主が評価したためと思われます。それにしても、PBは「「セブンプレミアム」の売上は8,750 億円(前年同期比18.1%増)となり、年間 計画 1 兆 1,500 億円(同 14.9%増)に対して順調に推移」とのことで、絶好調、これが原価を-0.67ポイント押し下げた要因といえ、営業利益の改善に大きく寄与したといえ、PBも1兆円の時代に入ったといえます。セブン&アイH、「「変化への対応と基本の徹底」を経営スローガンに掲げ」と、依然として、これまでのスローガンを堅持していますが、来期は恐らく新たなスローガンが掲げられるのではないかと思いますが、来期、今期課題の成長戦略をどう打ち出すのか、その成長戦略に注目です。
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