ハローズ、第3四半期、増収増益、好調!
ハローズ 、2017年2月、第3四半期、12/28
・http://www.halows.com/file/kessaninfo1/63_0.pdf
B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産:565.01億円
・自己資本比率:44.6%(昨年37.7%)
・現金及び預金:52.51億円(総資産比 9.30%)
・有利子負債:153.95億円(総資産比 27.25%)
・買掛金 :62.40億円(総資産比 11.05%)
・利益剰余金 :192.02億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・営業収益:850.71億円(8.9%) 、営業利益:32.55億円(19.5%)
・経常利益:31.87億円(18.8%)、当期純利益:22.50億円(35.9%)
⇒ 通期予想:営業収益:1,119.00億円(5.6%)、営業利益:43.90億円(5.8%)
・原価:75.29%(昨年 75.57%):-0.28、売上総利益:24.71%(昨年 24.43%):+0.28
・経費:23.33%(昨年 23.49%):-0.16
・マーチャンダイジング力:+1.38%(昨年+0.94%):+0.44
・その他営業収入:2.55%(昨年2.63%):-0.08
・営業利益:3.93%(昨年 3.57%):+0.36
ハローズのコメント:
・小売業界におきましては、日常の買物での生活防衛意識は変わらず、低価格志向が続きました。オーバーストアの 中での競合店の新規出店、業態間競争及び業界再編等、厳しい経営環境が継続しました。
・経営面におきましては、平成28年5月の定時株主総会において、当社の取締役(社外取締役を除く)に対する株式報酬型ストックオプション導入に関する決議をいたしました。該当取締役の中長期的な業績向上と企業価値向上に対 する貢献意欲の向上を目的としております。
・販売促進面におきましては、継続的に行っている生活防衛企画等に加え、生活必需品を中心に構成したロングランセールやハロカ(電子マネー機能付きポイントカード)の利用率向上策等を行いました。
・商品面におきましては、継続して重点販売商品の育成及びプライベートブランド商品の開発を行いました。また、 平成28年8月には、産学連携の取り組みによる栄養バランス弁当のリニューアルも実施いたしました。
・店舗開発面におきましては、平成28年4月に兵庫県姫路市に東姫路店、5月に同市に広畑店、10月に徳島県徳島市 に住吉店及び11月に同県小松島市に江田店を、いずれも売場面積600坪型24時間営業の店舗として、新規出店いたしま した。これにより、店舗数は広島県23店舗、岡山県24店舗、香川県11店舗、愛媛県7店舗、徳島県4店舗、兵庫県4 店舗の合計73店舗となりました。
・店舗運営面におきましては、平成28年6月に岡山県岡山市の津高店、7月に広島県府中市の高木店及び岡山県倉敷 市の広江店を当社の新しいタイプの600坪型標準店舗へ大改装し、買物がしやすい環境作りにより店舗の魅力アップを 図りました。また、一部店舗で、レイアウト変更を中心とした小改装を行い販売力の強化に取り組みました。一方 で、昨年度より実験開始した自動発注を全店普及に向け拡大し、欠品対策及び作業効率の改善を図りました。
・社会貢献面におきましては、店頭で回収したエコキャップ収益の寄付、レジ袋の収益による車椅子の寄贈及び5つ のフードバンク事業運営団体へ商品の提供等を実施いたしました。また、地域の子供たちを対象にした「第5回ハロ ーズカップ瀬戸内少年少女サッカー大会」や「ハローズ夏休み食育体験工場見学」を開催いたしました。更に、11月 には、徳島県鳴門市と「災害時等における支援協力に関する協定」を締結いたしました。
・資本政策面におきましては、平成28年3月及び4月に、店舗新設の設備投資資金に充当するため、新株式発行(一 般募集及び第三者割当)を行いました。本資金調達を通じ、新規出店を着実に進めるとともに、自己資本の拡充によ る財務基盤の強化に取り組みました。
ハローズの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=2742.T
・株価2,400円(12/30)=PER(会社予想): 16.85倍(12/30)×EPS 142.46円(12/30)
・株価2,400円(12/30)=PBR(実績):1.88倍(12/30)×BPS 1,276.59円(2016/2)
PI研のコメント:
・ハローズが12/28、2017年2月期の第3四半期決算を公表しました。結果は増収増益、好決算となりました。特に利益はいずれの段階でも2桁増、営業収益も8.9%増ですので、率だけなく、高も大きく増加しました。新店も今期4店舗と積極的に出店し、総店舗数も合計73店舗と、成長戦略を強く推し進めています。今期、特に利益が好調な要因は原価の改善に加え、経費も改善、双方で利益をバランスよく押し上げたことが大きいといえます。また、今期は新株式発行し、資金調達を通じ、新規出店を着実に進めるとともに、自己資本を拡充させたことにより、財務基盤の強化も図っています。結果、自己資本比率が昨年の37.7%から44.6%へと改善しています。これを受け、株価も上昇基調にあり、PERも16.85倍、PBRも1.88倍と投資家も注目、企業価値も向上しつつあります。ハローズ、この好調な決算をもとに、本決算、そして、来期、どこまで企業価値を引き上げてゆくか、その動向に注目です。
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