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January 31, 2017

サブスクリプション、RBM、ID-POS?

「サブスクリプションモデル」の衝撃、月額会員制のラーメン屋”も登場する?
・DIAMONDonline:1/24
・http://diamond.jp/articles/-/115056
・注目を集めているのがZuoraである。自らを「ビジネスモデル・イノベーション・プラットフォーム企業」と位置づける同社は、サブスクリプションモデルを実現するために必要とされる機能を、プラットフォームとして提供。これによって、企業のイノベーションを支援する役割を担う。
・10年前、利用ベースの課金モデルは「バカげている」と言われた:
・あらゆる業種や業態が、「プロダクト販売」から「サブスクリプション」へと移行していくことは想定していました。たとえば、自動車産業においても、サブスクリプションモデルが活用されることは想定していましたし、実際、フォードやGMが、自動車の製造、販売だけではなく、カーシェアリングという新たなビジネスに踏み出し、そこにサブスクリプションモデルを採用しています。
・セメント会社やラーメン店でも月額課金のモデルに転向できる:
・どんなビジネスでも、どんな企業でも、顧客がいるわけで、その顧客にどんな成果を提供するかという観点でみれば、サブスクリプションモデルを提供することができます。さらに、医者や弁護士でも、案件ごとに依頼を受けて対応するのではなく、メンバーシップでのサブスクリプションモデルで対応することができますし、ラーメン店では、メンバー化をして、そこにサブスクリプションモデルを組み合わせれば、安定収益を得られ、今後の事業計画も容易に立てられるようになります。
・サブスクリプションで重要なのは価格戦略:
・「ERP」に代わる概念「RBM」とは何か?:
RBMという言葉の意味は、まだ理解されていないと考えています。プロダクト販売モデルから、サブスクリプションモデルへのシフトが起こるなかで、理解をしてもらわなくてはならないものがあります。
セミナーに定員の5倍の応募日本でも関心は高まっている:

Zuora:
・https://jp.zuora.com/
・米国カリフォルニア州マウンテンビューにある小さなオフィスで、1つの構想からすべてが始まりました。WebEx、salesforce.comでの数年の経験を経て、Tien Tzuo、K.V. Rao、Cheng Zouは2007年、まったく新しいビジネスモデルについて説き始めました。 あらゆる規模の企業がサブスクリプションによって幅広いサービスを提供する、そして、製品ではなくサービスの提供を重視することで、20世紀のプロダクト中心のエコノミーに挑む、そんなビジネスモデル。創業者たちはそれを「サブスクリプションエコノミー」と名付けました。

PI研のコメント:
・非常に興味深い新規ビジネスが日本に満を持して上陸しました。サブスクリプションを基本概念とする「RBM」ビジネスです。昨年、日本で行われたセミナーでは、定員200人に対し、1000人の応募があったとのことですので、その関心の高さが伺えます。1/24のDIAMONDonlineでは、創業者兼CEOの米ZuoraのTien Tzuo(ティエン・ツォ)氏のインタビュー記事が掲載されましたが、これから日本で本格的に取り組んでゆく意気込みを語っています。この記事やHPを見て最初に思ったのは約20年前に大学のゼミではじめて聞いた村田先生のマーケティングのレクチャーです。まさに、このサブスクリプションの考え方はマーケティングの神髄と通じるものがあり、あの時、マーケティングという概念が腑に落ちた時の感覚に似ています。記事の中でもスマホの時代がこんなに早く進んだから、このビジネスが可能になった面もあるといっていますが、やっと、顧客を起点においたマーケティングがビジネスとして実現する環境が整い、そこに、サブスクリプションがはまったという感じです。「RBM」、Zuoraの商標登録だそうですが、リレーションシップ・ビジネス・マネジメント、商品中心のERPに対する新概念だそうですが、CRMとほぼ同じ、C、顧客とビジネスを入れ替えた言葉であり、CRMにビジネスという概念を組み込んだともとれます。リレーションシップの中に、商品と顧客が入っているととらえればERPとCRMを融合した概念ともとれるかと思います。記事の中ではまだ実績はないようですが、「ラーメン店では、メンバー化をして、そこにサブスクリプションモデルを組み合わせれば、安定収益を得られ、今後の事業計画も容易に立てられる」と、ラーメン店でも可能なビジネスモデルといっているように、今後、流通業でも導入事例が出てくるのはではないかと思います。この新ビジネス、ID-POS分析の行きつく先にあるともいえ、今後、ID-POS分析の分析の目的が既存の事業の活性化支援から、新たなビジネスモデルの創設に代わってゆくのではないかという予感がします。その意味で、サブスクリプション、ID-POS分析との今後の関係も含め、その動向に注目です。

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