マルキョウ、第1四半期、減収減益、下方修正!
マルキョウ、2017年2月、第1四半期、1/31
・http://www.kansaisuper.co.jp/upimages/irinfo/irinfo_441.pdf
B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産:586.38億円
・自己資本比率:74.2%(昨年 81.9%)
・現金及び預金:166.41億円(総資産比 28.38%)
・有利子負債:0.00億円(総資産比 0.00%)
・・買掛金 :110.31億円(総資産比 18.82%)
利益剰余金 :310.54億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高:217.04億円(△0.9%) 、営業利益:4.52億円(△26.3%)
・経常利益:5.06億円(△24.4%)、当期純利益:0.79億円(△81.2%)
⇒ 通期予想:売上高:344.00億円( %:進捗 63.10%)、営業利益:7.50億円( %:進捗 60.27%)
・原価:78.00%(昨年 77.53%):+0.47、売上総利益:22.00%(昨年 22.47%):-0.47
・経費:20.23%(昨年 19.99%):+0.24
・マーチャンダイジング力:+1.77%(昨年+2.48%):-0.71
・その他営業収入:0.30%(昨年0.31%):-0.01
・営業利益:2.07%(昨年 2.79%):-0.72
マルキョウのコメント:
・当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の経済政策等を背景に総じて緩やかな回復基調となりま した。しがしながら、国内においては、インバウンド需要も一段落し、個人消費も低迷が続くなど力強さに欠け、 海外においても、米国大統領選に見られる保護主義の台頭や欧州の政治問題などもあり、依然として先行き不透明 な状況が続いております。
・食品スーパー業界におきましては、少子高齢化・人口減少による需要減、節約志向の高まりを背景としたデフレ 基調の再燃など取り巻く環境は複雑さをより増しております。
・このような状況の中で当社グループは、既存店の改装を3ヵ店(神埼店、愛宕店、小田部店)で行うとともに、 単身世帯の増加に対応した個食タイプの惣菜やカット野菜の品揃え強化などに取り組んでまいりました。
・しかしながら、売上高については、同業・他業態との競争激化に加え、消費者の節約志向に対し価格訴求商品を 増加させたことで減少し、利益面についても、上記による売上高総利益率の悪化と株式会社リテールパートナーズ との経営統合に要する費用を特別損失に計上したことなどにより減益となりました。
・連結業績予想などの将来予測情報に関する説明:
・連結業績予想につきましては、売上高総利益率の悪化等により当初計画を下回る見通しであることから、通期の 業績予想を修正いたしました。
Kabutan:1/31
・マルキョウ、今期経常を17%下方修正
・https://kabutan.jp/news/?b=k201701310300
・マルキョウ <9866> [福証] が1月31日大引け後(15:30)に決算を発表。17年2月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比24.4%減の5億円に減った。併せて、通期の同利益を従来予想の10.1億円→8.4億円に16.8%下方修正した。
・会社側からの【修正の理由】
・売上高につきましては、同業・他業態との競争激化に加え、消費者の節約志向に対し価格訴求商品の増加により対応したことで当第1四半期連結累計期間では減収となりました。高付加価値で高品質な商品の開発を継続して進めるなど改善に取り組んでおりますが、当初の計画を下回る見込みです。利益面につきましても、売上高総利益率の悪化が大きく影響し、こちらも当初計画を下回る見込みであることから、上記のとおり修正いたしました。
マルキョウ:1/31
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=9866
・時価総額 17,634百万円(2/3) = 1,125円(2/3) × 15,675,000株(2/3)
・株価 1,125円(2/3)=PER(会社予想): 倍(2/3)×EPS 円(2017/09)
・株価1,125円(2/3)=PBR(実績):0.40倍(2/3)×BPS 2,824.96円(2016/9)
PI研のコメント:
・1/31、マルキョウが2017年2月期の第1四半期決算を公表しました。 リテールパートナーズとの経営統合を控え、2/24で上場廃止予定となるため、マルキョウとしては最後の決算発表になります。その結果ですが、減収減益と厳しい結果となりました。特に利益については、原価減、経費増、そして、その他営業収益減と、すべての項目で厳しい状況となり、トリプルで利益を圧迫したのが要因といえます。マルキョウ自身も、「利益面についても、上記による売上高総利益率の悪化と株式会社リテールパートナーズ との経営統合に要する費用を特別損失に計上」とのことです。また、売上高についても、「同業・他業態との競争激化に加え、消費者の節約志向に対し価格訴求商品を 増加させたことで減少」とのことで、厳しい結果となりました。結果、決算発表と同時に今期業績の下方修正を公表しています。ただ、財務内容は、自己資本比率が74.2%と昨年の81.9%に比べ下がりましたが、食品スーパー業界ではトップクラスの高さであり、有利子負債も0.00%ですので、安定しています。マルキョウ、厳しい決算状況の中、リテールパートナーズとの経営統合に入りますが、どのようにこの厳しい局面の挽回をはかるのか、経営統合後の経営戦略に注目です。
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