コンビニ、売上速報、2017年1月、既存店0.1%増!
JFAコンビニエンスストア統計調査月報:2017年1月度:2/20
・http://www.jfa-fc.or.jp/
・今月は、店内調理品等のカウンター商材や調理麺、調理パン、惣菜等が引き続き好調に推移したことに加え、寒暖の変動が大きかったことからスープ、中華まん等の温かい商品の売れ行きが好調となり、全店・既存店ともに売 上高は前年を上回る結果となった。
・既存店ベースでは、売上高7,532億円(前年同月比+0.1%)が4ヶ月連続のプラス、来店客数12億1,399万人(前年同月比-1.1%)が11ヶ月連続のマイナスになり、平均客単価620円(前年同月比+1.2%)は22ヶ 月連続のプラスとなった。
全店は47ヶ月連続のプラス・既存店は4ヶ月連続のプラス
・全店 836,784(百万円:2.7%)、既存店 814,625(百万円:0.1%)
店舗数:
⇒54,496(店舗:2.5%)
来店客数:全店は70ヶ月連続のプラス・既存店は11ヶ月連続のマイナス
⇒ 全店 1,328,799 (千人:1.6%)、既存店 1,213,986(-1.1%)
平均客単価: 全店・既存店ともに22ヶ月連続のプラス
⇒全店 629.7 (円:1.1%)、既存店 620.4(1.2%)
商品構成比および売上高前年同月比(既存店ベース)
⇒日配食品 35.5% +0.0%、加工食品 27.5% 0.8%、非 食 品 31.2% -0.4%、サービス 5.8% 0.6%
対象企業:8社
・スリーエフ、セコマ、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パンデイリーヤマザキ事業統括本部、ローソン
コンビニ売上高、4カ月連続増=温かい食品好調-1月 :
・JIJI.COM:2/20
・http://www.jiji.com/jc/article?k=2017022000823&g=eco
・日本フランチャイズチェーン協会が20日発表した1月のコンビニエンスストア既存店売上高は、前年同月比0.1%増の7531億円と4カ月連続のプラスとなった。寒暖の差が大きかったことから、総菜のスープや中華まんなど温かい食品の売れ行きが好調だった。
PI研のコメント:
・コンビニ売上速報、2017年1月度が日本フランチャイズチェーン協会から2/20、公表されました。主要チェーン8社、54,496店舗の売上速報です。結果は全体は新店の効果による2.7%増となりましたが、既存店はわずか0.1%増と厳しい結果となりました。客単価は1.2%増と22ケ月連続でプラスとなりましたが、客数が-1.1%減と11ケ月連続でのマイナスが影響しているといえます。客単価が伸びた要因は「店内調理品等のカウンター商材や調理麺、調理パン、惣菜等が引き続き好調」であったことに加え、「寒暖の変動が大きかったことからスープ、中華まん等の温かい商品の売れ行きが好調」と、天候も寄与したとのことです。コンビニは天候に左右される商品が多く、特に冬はホット商材の強化がポイントといえます。ただ、ホット商材が含まれる日配部門は0.0%増ですので、全体としてはやや苦戦したといえます。コンビニ、店舗数が2.5%増と、新店開発が一段落したといえ、今後、国内では既存店の活性化が業績を左右するようになるといえます。全体においては、寡占化が一層進むといえ、M&Aがより加速する段階に入ったといえます。今後、新店開発は海外、中国、東南アジアが主戦場になるといえ、国内は既存店、海外は新店による成長戦略がより鮮明になるといえます。来月以降、伸び悩んでいる既存店、どこまで数字を改善するか、各社の動向に注目です。
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