関西スーパーマーケット、第3四半期、増収増益!
関西スーパーマーケット、2017年3月、第3四半期、1/31
・http://www.kansaisuper.co.jp/upimages/irinfo/irinfo_441.pdf
B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産:628.57億円
・自己資本比率:51.9%(昨年50.3%)
・現金及び預金:148.61億円(総資産比 23.65%)
・有利子負債:89.92億円(総資産比 14.31%)
・買掛金 :122.20億円(総資産比 19.44%)
・利益剰余金 :115.76億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高:914.44億円(0.7%) 、営業利益:13.52億円(36.9%)
・経常利益:16.96億円(22.8%)、当期純利益:10.20億円(12.1%)
⇒ 通期予想:売上高:1,197.60億円(△0.3%:進捗 76.36%)、営業利益:14.30億円(4.1%:進捗 94.55%)
・原価:75.97%(昨年 76.22%):-0.25、売上総利益:24.03%(昨年 23.78%):+0.25
・経費:24.21%(昨年 24.36%):-0.15
・マーチャンダイジング力:-0.18%(昨年-0.58%):+0.40
・その他営業収入:1.68%(昨年1.68%):+0.00
・営業利益:1.50%(昨年 1.10%):+0.40
関西スーパーマーケットのコメント:
・当社グループは、平成27年度よりスタートした3ヵ年中期経営計画において「営業方針」 「営業力強化行動施策」「教育方針」「経営管理方針」「成長戦略」「新規事業戦略」の基本方針と戦略に基づき、 来店頻度を高めることを目的とした『お客様目線の店づくり』に取り組んでおります。
・「営業力強化行動施策」では、前期より活動中のプロジェクトチーム編成の見直しと新たなチームの組成により、 現在は7つのプロジェクトチームが「商品力強化」「販売力強化」「競争力強化」「基本の徹底」「教育」「コスト 意識向上」の各課題に向けて取り組んでおります。
・「経営管理方針」では、当期を「作業システム改革の元年」と位置づけ、店舗作業種類の削減と本社職場環境の改 善による業務の効率化を図っております。セミセルフレジの既存店への導入拡大を進めるとともに自動発注システム の全課対応や物流センターの納品形態の改善等についての取組みを継続しております。
・「成長戦略」では、8月竣工の本社新社屋1階にリニューアルオープンした中央店が順調に推移しており、 特に即食・簡便に加え時短商品が伸長しております。本格稼働を開始した本社の教育設備におきましては、生鮮部門 の調理技術やグロサリー・青果物の陳列技術、レジのサービスレベル向上等の従業員教育の強化に取り組んでおりま す。
・その他、兵庫県下11店舗、大阪府下13店舗、奈良県下1店舗の合計25店舗において、おいしい惣菜と簡便商品の品 揃えを充実させるために惣菜売場を中心とした小改装を実施いたしました。
Kabutan:1/31
・関西スーパ、4-12月期(3Q累計)経常が23%増益で着地・10-12月期も66%増益
・https://kabutan.jp/news/?b=k201701310205
・関西スーパーマーケット <9919> が1月31日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比22.8%増の16.9億円に伸び、通期計画の18.6億円に対する進捗率は91.2%に達し、5年平均の72.4%も上回った。
関西スーパーマーケットの株価:1/31
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=9919.T
・時価総額 48,103百万円(2/1) = 1,506円(2/1) × 31,940,954株(2/1)
・株価1,506円(2/1)=PER(会社予想):62.28倍(2/1)×EPS 24.18円(2017/03)
・株価1,506円(2/1)=PBR(実績):1.45倍(2/1)×BPS 1,037.08円(2016/3)
PI研のコメント:
・関西スーパーマーケットが1/31、2017年3月期の第3四半期決算を公表しました。結果は増収増益、特に、利益はいずれの段階でも2桁増となる好決算となりました。通期予想と比較しても、営業利益は 94.55%の達成率であり、今期予想を超えることは必至、好決算といえます。営業利益が改善した要因は原価、経費ともに改善、ダブルで利益を押し上げたことによります。関西スーパーマーケットは、今期、3ケ年計画の中で、「営業方針」 「営業力強化行動施策」「教育方針」「経営管理方針」「成長戦略」「新規事業戦略」に取り組んでおり、これらの取り組みが利益増に結びついたと思われます。やや気になるのは増収にはなったものの、その成長率は0.7%増ですので、わずかです。今期は「8月竣工の本社新社屋1階にリニューアルオープンした中央店」のみの新店、しかもリニューアルオープンですので、全体を押し上げるまでにはとどかなかったといえます。関西スーパーマーケット、この好決算をいかし、課題の成長戦略をどのように打ち出すのか、今期、残りの四半期を含め、来期の経営方針に注目です。
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