ヤオコー、第3四半期、増収増益、利益進捗98.4%!
ヤオコー、2017年3月、第3四半期、2/10
・http://contents.xj-storage.jp/xcontents/82790/3a6c1978/d95f/4384/aee0/95fcf57cd153/140120170124479684.pdf
B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産:1,711.45億円
・自己資本比率:44.1%(昨年 47.7%)
・現金及び預金:200.18億円(総資産比 11.70%)
・有利子負債:398.69億円(総資産比 23.29%)
・買掛金 :243.51億円(総資産比 14.23%)
・利益剰余金 :739.62億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・営業収益:2,600.76億円(5.9%) 、営業利益:141.26億円(2.1%)
・経常利益:139.13億円(2.6%)、当期純利益:93.78億円(6.3%)
⇒ 通期予想:営業収益: 3,385.00億円( 4.0%:進捗 76.84%)、営業利益:143.50億円( 6.3%:進捗 98.44%)
・原価:71.99%(昨年 71.86%):+0.13、売上総利益:28.01%(昨年 28.14%):-0.13
・経費:27.08%(昨年 27.00%):+0.08
・マーチャンダイジング力:0.93%(昨年1.14%):-0.21
・その他営業収入:4.76%(昨年4.76%)
・営業利益:5.69%(昨年 5.90%):-0.21
ヤオコーのコメント:
・当社におきましては、第8次中期経営計画3ヶ年の2年目として、「スーパーではなく 『ヤオコー』と呼ばれる存在へ」をメインテーマに掲げ、「商品・販売戦略」、 「運営戦略」、「育成戦略」、 「出店・成長戦略」の4つの課題を柱に、生活者の「豊かで楽しい食生活」の実現に向け取組んでまいりました。
・商品面につきましては、引き続き新規商品開発に注力いたしました。特に、「Yes!YAOKO」(当社独自 のプライベートブランド)及び「star select」(株式会社ライフコーポレーションとの共同開発プラ イベートブランド)は更なる磨き込みをして、新たに87単品を発売いたしました。一方、生鮮部門につきまして は、新たな産地開拓や中間物流を排除した直接買付による産地直送など、生産者様と共同で鮮度・品質の向上に 取組んでまいりました。また、デリカ部門につきましては、デリカ・生鮮センターの活用度を高め、店舗での作 業負担の軽減とともに、製造小売としての機能強化により商品価値向上を図り、商品力の強化に努めてまいりま した。
・販売面につきましては、店舗における旬・主力商品の重点展開など販売力強化に注力し、商品面と両輪で「商 品育成」を進めてまいりました。また、引き続き「ヤングファミリー層」(子育て世代)をはじめ、あらゆる年 代層やライフスタイルを重視するお客さまからの支持拡大を図るべく、EDLP(常時低価格販売)政策を展開 するとともに、FSP(フリークエント・ショッパーズ・プログラム)を活用し、ターゲットをより明確にした 販促企画やマーケティングを展開いたしました。さらに、お客さま目線による従業員の接客意識の向上への取組 みにも注力してまいりました。
・店舗運営につきましては、作業工程の見直しをベースとした生産性向上モデルの水平展開を拡大する一方、一 部店舗でのセルフ精算レジ導入をはじめとするIT化・機器導入、アウトソーシングによる業務効率化を重点的 に推進してまいりました。
・店舗につきましては、4月に浦和中尾店(埼玉県さいたま市)、千葉ニュータウン店(千葉県白井市)、10月 に柏南増尾店(千葉県柏市)の3店舗を開設いたしました。
Kabtan:2/10
・ヤオコー、10-12月期(3Q)経常は7%増益
・https://kabutan.jp/news/?b=k201702100119
・ヤオコー <8279> が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.6%増の139億円となり、通期計画の140億円に対する進捗率は99.4%に達し、5年平均の94.1%も上回った。
ヤオコー:2/8
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=8242.T
・時価総額 181,662百万円(2/10) =4,540円(2/10) × 40,013,722株(2/10)
・株価 4,540円(2/10)=PER(会社予想):18.75倍(2/10)×EPS 242.09円(2017/03)
・株価4,540円(2/10)=PBR(実績):2.42倍(2/10)×BPS 1,876.21円(2016/03)
PI研のコメント:
・ヤオコーが2/10、2017年3月期の第3四半期決算を公表しました。結果は増収増益、特に、営業収入が5.9%増と伸び、これが営業利益2.1%増とやや厳しい利益を押し上げたといえます。実際、率で見ると、原価、経費ともに減少、ダブルで利益を圧迫しており、高では増益ですが、率では減益、営業収入増で増益という構図です。ただ、利益の進捗率は営業段階で98.44%ですので、今期、本決算では増益幅はさらに広がり、好決算となる公算が大きいといえます。昨年公表された「エイヴイ(神奈川県横須賀市)の買収」はこの4月を予定していますので、まだ、この決算には反映されておらず、来期から子会社として業績に加わり、財務構造が大きく変わる予定です。今期増収増益になった要因ですが、「4月に浦和中尾店(埼玉県さいたま市)、千葉ニュータウン店(千葉県白井市)、10月 に柏南増尾店(千葉県柏市)の3店舗を開設」と、新規出店効果が大きいといえ、ヤオコーはM&Aに加え、新店開発も積極的であり、これが増収の要因といえます。一方、利益の方は、率では厳しい結果でしたが、今期は「作業工程の見直し」、「セルフ精算レジ導入」、「アウトソーシングによる業務効率化」等に取り組んでいますので、今後、その効果が経費削減に表れてくると思われます。また「「Yes!YAOKO」(当社独自 のプライベートブランド)及び「star select」(株式会社ライフコーポレーションとの共同開発プラ イベートブランド)は更なる磨き込みをして、新たに87単品を発売」と、PB強化に積極的に取り組んでおり、これらが原価改善にも寄与すると思われます。ヤオコー、今期、エイヴイ」買収によるM&A戦略に本格的に踏み込んだといえ、来期、新たなM&Aを含め、どのような成長戦略を打ち出すか、その動向に注目です。
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