隔週、連載、ID-POS分析、第5回、DRM オンライン!
~商品を洗え、磨け、輝かせ!~ ID-POS分析によるマーチャンダイジング戦略のすすめ:
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第5回: バナナのF(頻度)をSAB-Zの視点から見る、その2!:2/6
・バナナの購入顧客のバナナの購入と店舗の来店頻度の関係!
前回、「バナナのF(頻度)をSAB-Zの視点から見る、その1!」ではバナナ17,182人の年間購入顧客のSAB-Z分析を試み、その年間F(頻度)の実態を明らかにしました。そこで掲げた3つの分析図表の内、右側の図表のみを解説しましたので、ここではその左側、上図と下図を解説します。
・そこで、下図ですが、下図は全く同じバナナの年間購入顧客17,182人のバナナだけでなく、この顧客の年間購入全商品のF(頻度)を分析したものです。横軸は上図と同じであり、顧客一人一人の実態を表しており、上図と全く同じ顧客となります。したがって、上図と下図は同じ顧客を上図はバナナだけ、下図は全商品のF(頻度)に分解したものであり、下図は見方を変えれば店舗への来店頻度ともいえます。
・続く、・・
・第6回:バナナのF(頻度)をSAB-Zの視点から見る、その3!2/20(2017)
・次回は、さらに、この実態を掘り下げ、バナナと店舗との関係をF(頻度)をもとに解説します。
DRMオンラインについて:
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・1970年4月に設立された「流通ビジネスを元気にする」流通情報出版社です。「ダイヤモンド・チェーンストア」「ダイヤモンド・ホームセンター」「ダイヤモンド・ドラッグストア」の雑誌3誌をはじめ、各種媒体の制作・発行、販促支援ツールの企画制作、セミナーの企画運営など、流通業界を中心に幅広く事業を展開しています。
PI研のコメント:
・DRMオンラインでの隔週連載、「ID-POS分析によるマーチャンダイジング戦略のすすめ」、第5回目となります。今回は、前回の続き、「バナナのF(頻度)をSAB-Zの視点から見る、その2!」となります。今後、バナナ以外にもこのSAB-Z分析を様々な商品で取り上げてゆく予定ですが、その最初ですので、バナナについてはより詳しく解説しています。ここでは、バナナの年間購入顧客17,182人を分析していますが、ID-POS分析は商品ではなく、顧客を分析するため、バナナの購入顧客は当然、バナナ以外の商品も年間では購入しているわけです。ここがPOS分析では全く見えない領域であり、ここに光を当てることがID-POS分析の大きな特徴のひとつといえます。いわゆる併買分析は、ここから始まるといえます。併買分析については、稿を改めて解説しますが、ここでは、バナナの購入顧客の年間全商品の分析、見方を変えれば来店頻度との関係を見てみました。バナナの顧客はSAB-Z分析すれば年間1回のZ購客から年間数10回のS顧客まで様々ですが、興味深いことに、Z顧客もS顧客も店舗との関係、すなわち、来店頻度を見ると全く同じ波形、ロングテールを描くことがわかります。いわば、フラクタルな関係ともいえ、ロングテールグラフがあらゆるところに見られるわけです。この、その2ではそこに焦点を当て、視覚化したグラフを提示しており、特に、Z顧客に注目するとバナナは年間1回しか購入しない顧客でも、店には年間716回来店している顧客、Z-S顧客もおり、逆に1回しか来店していないZ-Z顧客もいること分かります。これがバナナの購入顧客の購入実態といえ、バナナのマーチャンダイジング戦略を考える際にはこの購入実態を前提にして考えなければならないということを示しています。一言でいえば、商品のF(頻度)と店舗のF(頻度)とは無関係といえ、この事実を前提にマーチャンダイジング戦略は構築しなければならないということになります。
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1.NEW! 隔週、ID-POS分析の連載スタート、DRM オンライン、第6回、2/20!
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