隔週、連載、ID-POS分析、第6回、DRM オンライン!
~商品を洗え、磨け、輝かせ!~ ID-POS分析によるマーチャンダイジング戦略のすすめ:
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・第6回: バナナのF(頻度)をSAB-Zの視点から見る、その3!:2/20
・上図は、バナナのZ顧客ですので、ずべて、年間F(頻度)1.0回となっていることがわかります。一方、下図は同じ顧客ですが、来店頻度がばらばら、最多年間F(頻度)718回の左端の顧客から、年間F(頻度)1.0回の右端の顧客までおり、しかも、その分布は図のようにバナナのみのSAB-Z分析とほぼ同様の波形、すなわち、ロングテールの分布をしていることがわかります。
・このように顧客の商品と店舗との関係はほぼ無関係といえ、バナナのZ顧客は店舗ではS顧客もいれば、Z顧客もいて、その分布はランダムであるのが実態といえます。直観的にはバナナのS顧客は店舗でもS顧客、バナナのZ顧客は店舗でもZ顧客のように思えますが、実態は無関係と見るのが正解といえます。
続く、・・
・次回は、酒の実態、スーパードライについて掘り下げ、SAB-Z顧客がどのような構造となっているかを分析し、そのマーチャンダイジング戦略について解説します。
DRMオンラインについて:
・http://diamond-rm.net/
・1970年4月に設立された「流通ビジネスを元気にする」流通情報出版社です。「ダイヤモンド・チェーンストア」「ダイヤモンド・ホームセンター」「ダイヤモンド・ドラッグストア」の雑誌3誌をはじめ、各種媒体の制作・発行、販促支援ツールの企画制作、セミナーの企画運営など、流通業界を中心に幅広く事業を展開しています。
PI研のコメント:
・DRMオンラインでの隔週連載ですが、第6回目となりました。テーマは、前回の続き、「バナナのF(頻度)をSAB-Zの視点から見る、その3!」となります。バナナのF(頻度)についての3回に渡っての解説であり、これでバナナは終了となります。この3回目はバナナのZ顧客(年間F(頻度)1.0回)の店舗への来店頻度はどのような実態かを解説したものです。この関係はその事実をこれまで正確に調べられたことはあまりなく、また、その関係を図式化したものは稀といえます。今回はその関係を正確に分析し、図式化してみました。直観的にはバナナのZ顧客は店舗でもZ顧客のように思えますが、実際、今回の図表を見ると、全く無関係といえます。もちろん、Z顧客-Z顧客の場合もありますが、それはわずかであり、Z顧客-S顧客、Z顧客-A顧客、Z顧客-B顧客がたくさんいることが分かります。ここでは縮尺を実寸にしていますが、バナナのZ店舗の店舗の来店頻度の縮尺を伸ばすと、バナナの全顧客の図表とほぼ同じ構図になります。すなわち、この2つの関係は相似形になっており、さらに、バナナのB顧客の店舗の来店頻度の図表も同様、A顧客もS顧客も同様となりますので、実は、バナナのロングテールグラフは、店舗の来店頻度と同波形、すべてがフラクタルになるといえます。結果、Z顧客だけでなく、店舗の来店頻度はすべてのバナナのF(頻度)と無関係であるということになります。そして、この事実がバナナのID-POS分析によるマーチャンダイジング戦略構築の決め手となります。バナナのZ顧客の復活折衝、リピート化は店舗の中で十分に可能であり、これがバナナのマーチャンダイジング戦略の最優先課題といえます。しかも、このZ顧客は全購入顧客の48.4%ですので、この顧客への働きかけがまさに優先課題といえるわけです。
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