NHK、コンビニと商社のかかわりを取材!
コンビニ接近!商社の戦略は:
・NHK NEWS WEB:2/20
・http://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2017_0220.html
・われわれ、消費者に身近なコンビニ。そのコンビニチェーン大手の一角を占める「ローソン」を「三菱商事」が子会社化しました。総合商社と言えば、石油やLNG=液化天然ガスといった資源、それに繊維、飼料、食肉などさまざまな商品を世界を相手に取り引きするイメージです。商社とコンビニという一見縁遠そうな2つが結びつくのはなぜか。背景を取材しました。(経済部 吉田稔記者)
・三菱商事がローソンを子会社化:
・資源から非資源へ:
赤字決算のあと就任した垣内威彦社長が目指したのが、ブレの大きな資源ビジネスに頼らず、安定的な収益が期待できる食品・生活産業分野の強化です。
・コンビニ2位から3位へ:
・グループ一体で商品力の強化:
・2012年にローソンが販売を始めた「ブランパン」です。糖質が少なく健康によいとして人気を集め、累計で1億個以上を販売しました。麦の「外皮」を使ったこのパンは、実は三菱商事で長年穀物を取り扱ってきたベテラン社員の発案によるものでした。原材料に精通した商社マンの提案に基づき、ローソンの商品開発部門と二人三脚で作り上げたのです。
・1993年に首都圏・関西で展開するスーパー「ライフ」に出資し、現在では経営陣にも人材を派遣しています。
川上=原料調達から中流=食品製造・卸、川下=小売り業まで一貫した体制を生かし、商品開発を強化していく方針です。
・分かれる川下戦略:
・一方で、ローソンのライバル、ファミリーマートの親会社「ユニー・ファミリーマートホールディングス」の株の34.5%を保有する伊藤忠商事は別の戦略です。
・株を過半数まで買い増して子会社化することは、全く考えていないと言います。
・コンビニ3強時代の行方は:
・事実上の3強時代に突入したコンビニチェーン。それぞれの戦略がどう奏功するのか。そして、この競争からどのような魅力的な商品やサービスが生み出されるのかという点でも目が離せなくなりそうです。
PI研のコメント:
・2/20、NHK NES WEBでコンビニの特集記事が配信されました。テーマは「コンビニ接近!商社の戦略は」であり、ローソンをなぜ三菱商事が子会社化したかの背景を探ったものです。コンビニと商社の関係はすでにファミリーマートへ伊藤忠が34.5%を出資し、海外展開など様々支援をし、ファミリーマートの成長戦略を後押しした前例があります。ただ、伊藤忠はNHKの取材の中で、「株を過半数まで買い増して子会社化することは、全く考えていない」と発言しており、三菱商事の子会社化、50%超の株式購入とは違います。その理由ですが、記事では「資源から非資源へ」であり、「垣内威彦社長が目指したのが、ブレの大きな資源ビジネスに頼らず、安定的な収益が期待できる食品・生活産業分野の強化」と解説しています。すでに、三菱商事は食品スーパーのライフコーポーレーション、アルビスへも資本参加しており、コンビニだけでなく、非資源強化へ大きくシフトしており、今回のローソンの子会社もその一環ということです。三菱商事、子会社したローソンと今後どのような経営戦略を打ち出すのか、ローソンでの最高の成功事例といわれる「ブランパン」の次の商品開発、そして、さらなる成長戦略に注目です。
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