コンビニ、売上速報、2月度、うるう年、-1.7%!
JFAコンビニエンスストア統計調査月報:2017年2月度:3/21
・http://www.jfa-fc.or.jp/
・今月は昨年がうるう年のため日数が1日少なかったことが大きなマイナス要因となった。
・店内調理品等のカウンター商材や調理パン、惣菜等の中食、また、気温の変動が大きかったことから、調理麺や スープ等の温かい商品が、引き続き好調に推移した。
・既存店ベースでは、売上高6,983億円(前年同月比-1.7%)が5ヶ月ぶりのマイナス、来店客数11億3,840万人(前年同月比-3.9%)が12ヶ月連続のマイナスになり、平均客単価613円(前年同月比+2.3%)は23ヶ月連続のプラスとなった。
全店は48ヶ月連続のプラス・既存店は5ヶ月ぶりのマイナス
・全店 780,507(百万円:0.2%)、既存店 698,337(百万円:-1.7%)
店舗数:
⇒54,922(店舗:2.3%)
来店客数:全店は71ヶ月ぶりのマイナス・既存店は12ヶ月連続のマイナス
⇒ 全店 1,255,189 (千人:1.6%)、既存店 1,138,397(-3.9%)
平均客単価: 全店・既存店ともに23ヶ月連続のプラス
⇒全店 621.8(円:1.5%)、既存店 613.4(2.3%)
商品構成比および売上高前年同月比(既存店ベース)
⇒日配食品 36.2% -1.9%、加工食品 27.1% -1.5%、非 食 品 30.8% -1.8%、サービス 5.9% -0.5%
対象企業:8社
スリーエフ、セコマ、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パンデイリーヤマザキ事業統括本部、ローソン
2月コンビニ客数1.3%減 うるう年の反動、競争も激化:
・日本経済新聞:3/24
・http://www.nikkei.com/article/DGXLA...
・日本フランチャイズチェーン協会が21日発表した2月のコンビニエンスストアの来店客数(全店ベース)は前年同月比1.3%減で、2011年3月以来71カ月ぶりにマイナスだった。前年がうるう年で日数が1日多かった反動が大きい。全店売上高は48カ月連続のプラスだが、伸び率は0.2%にとどまる。コンビニ間の顧客獲得競争は激しさを増している。
PI研のコメント:
・コンビニ、売上速報、2017年2月度です。3/1に日本フランチャイズチェーン協会が全国8社、54,922店舗のコンビニの売上速報を公表しました。2月度はうるう年であり、1日昨年よりも日数が少ないので約3%近く、数字が少なくなり、昨年対比には注意が必要です。その結果ですが、全店が0.2%増、既存店は-1.7%減と厳しい結果となりました。ただ、「全店は48ヶ月連続のプラス・既存店は5ヶ月ぶりのマイナス」ですので、全店は微増ですが、プラスを長期的に続けています。その要因は店舗数54,922(2.3%)、すなわち、新店が依然として堅調な増加であることです。ただ、ここ最近はやや伸び率が減速していますので、今後、新店に成長をゆだねるのは厳しい状況になりそうです。このような中、コメントでは「調理麺や スープ等の温かい商品が、引き続き好調に推移」と、好調な部門もあったとのことで、3月以降は落ち着いた数値にもどるのではないかと思います。客数、客単価ですが、客単価は既存店が2.3%と堅調でしたが、客数は、全店-1.3%、既存店-3.9%とこれが大きく影響したといえます。日経新聞のコメントでは、「コンビニ間の顧客獲得競争は激しさを増し、・・」とのことですので、今後、新規出店が伸び悩む中、各社どのように顧客の支持を獲得してゆくのか、その動向に注目です。
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March 26, 2017 | Permalink
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