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April 18, 2017

イオン、2017年2月本決算、増収増益!

イオン、2017年2月、本決算、4/12
・http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1457744

CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:2,948.93億円(昨年431.56億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△2,677.10億円(90.79%:昨年△4,466.12億円)
  ⇒ 有形固定資産の取得による支出 :△5,198.97億円(昨年△5,183.17億円) 
・財務活動によるキャッシュ・フロー:814.50億円(昨年3,133.44億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):1,015.88億円 (昨年△922.58億円)

B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産:8兆7,508.56億円
  ⇒銀行業における貸出金:1兆4,701.42億円(総資産比16.80%)
・自己資本比率:12.9%(昨年13.9%)
・現金及び預金:8,427.14億円(総資産比 9.63%)
・有利子負債:2兆2,394.49億円(総資産比 25.60%)
  ⇒銀行業における預金:2兆4,987.25億円(総資産比28.56%)
・買掛金 :8,884.22億円(総資産比 10.16%)
・利益剰余金 :5,751.47億円

P/L関連:キャッシュの創出:
・営業収益:8兆2,101.45億円(0.4%) 、営業利益:1,847.39億円(4.4%)
・経常利益:1,873.51億円(4.3%)、当期純利益:112.55億円( 87.3%)
  ⇒ 通期予想:営業収益:8兆3,000.00億円(1.1%:進捗 0.00%)、営業利益:1,950.00億円( 5.6%:進捗 0.00%)
・原価:72.72%(昨年 73.24%):-0.52、売上総利益:27.28%(昨年 26.76%)+0.52
・経費:37.93%(昨年 37.34%):+0.59
・マーチャンダイジング力:-10.65%(昨年-10.58%):-0.07
・その他営業収入:13.19%(昨年13.02%):+0.17
・営業利益:2.54%(昨年 2.44%):+0.10

イオンのコメント:
・6月から、現金でのお買物にも対応する共通ポイント「WAON POINT」サービスを開始 しました。これまでイオングループ各社で運営していた会員組織を順次新サービスに統合してお り、「WAON POINTカード」稼働人数は、8月末時点で 3,000 万人を突破しました。 「WAON POINT」は、加盟店でのお買物以外にも、ウォーキング等の健康増進活動や 環境保全活動でポイントを貯めることができます。今後は、寄付等の社会貢献活動でのポイント 利用や地域との連携も推進し、社会性、公共性に優れた地域社会の基盤となる共通ポイント サービスを目指します。
・フランスを中心に欧州にて冷凍食品専門の小型SM事業を展開するPicard Surgelés SAS社 (本社所在地:フランス・パリ)と、6月、日本における「Picard(ピカール)」の本格展開に ついて合意し、新会社「イオンサヴール株式会社」を設立しました。日本初の冷凍食品専門SM として、11月23日にオープンした第1号店「Picard青山骨董通り店」を含め3店舗をオープンし ました。「365日、いつでも誰でもおいしさ溢れる食卓を」というコンセプトの元、冷凍技術を 最大限に活かしたおいしくかつ美しい商品が、お客さまからご支持をいただいています。
・6月に、フランスを基点に欧州にてオーガニック小型SM「Bio c’ Bon(ビオセボン)」を 展開するMarne & Finance Europe社(本社所在地:ベルギー・ブリュッセル)と合弁会社 「ビオセボン・ジャポン株式会社」を設立し、12月9日に日本1号店となる「Bio c’Bon麻布 十番店」をオープンしました。オーガニック食品を気軽にお試しいただけるように対面キッチン のデリコーナーを設置し、出来立ての惣菜やサンドイッチを提供する等、オーガニックのある くらしを積極的に提案しお客さまからご支持をいただいています。
・アジアシフトを推進する中、成長著しいミャンマー市場においてSM事業、専門店事業や不動産 事業等を営むCreation Myanmar Group of Companies Limited(以下、CMGC社)と合弁会社 「イオンオレンジ株式会社(AEON Orange Co.,Ltd.)」を設立し、8月、CMGC社傘下のHypermart 社から14店舗を譲り受けて事業を開始しました。9月30日には、最大都市ヤンゴンに、新会社と して1号店となる「イオンオレンジ North Okkalapa店」をオープンしました。
・地域の皆さまや行政、企業等さまざまなメンバーと一体となった地域発展の新しい枠組み「地域 エコシステム」の構築に取り組んでいます。その一環として、11月17日より千葉市花見川区こて はし台地区において、日頃のお買物に不便を感じている皆さまに向けて「移動販売車」の運行を 開始しました。千葉北警察署と「地域の安全確保に関する協定」も締結し、お買物支援だけでな く、安全で安心な地域社会の実現に貢献していきます。
・11月に、お客さまからのヘルス&ウエルネス商品へのご要望の高まりを受け、からだと環境にや さしい「トップバリュグリーンアイ」のリブランディングを実施しました。お客さまの声を元に、 加工食品を中心に添加物・原材料のうち、109種類に配慮した商品22品目を発売しました。 さらに、食物アレルギーをお持ちのお客さま向けに特定原材料7品目を使用しない「やさしごは ん」12種類を発売しました。本商品は、通常は個食タイプが多いアレルギー配慮商品を、「食事 は、家族全員同じものを食べたい」というお客さまの声を元に、ファミリータイプの容量での品揃えを実現しました。

イオンの岡田社長「脱デフレは大いなるイリュージョン」 :
・日本経済新聞:4/12
・http://www.nikkei.com/article/DGXMZO15218830S7A410C1000000/
・イオンは12日、2018年2月期の連結純利益が前期比33%増の150億円になりそうだと発表した。好採算のプライベートブランド(PB)商品が好調に推移する。同日都内で記者会見した岡田元也社長は「脱デフレは大いなるイリュージョン。今後はディスカウント店舗などに注力し消費者を支える」と述べた。

イオンの株価:4/17
・https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8267.T
・時価総額 1,403,363百万円(4/17) =1,609.5円(4/17) × 871,924,572株(4/17)
・株価1,609.5円(4/17)=PER(会社予想):93.58倍(4/17)×EPS 17.20円(2018/2)
・株価1,609.5円(4/17)=PBR(実績):1.19倍(4/17)×BPS 1,349.79円(2017/2)

PI研のコメント:
・イオンが4/12、2017年2月期の本決算を公表しました。結果は増収増益、伸び率はわずかですが、「過去最⾼の営業収益8兆2千億円超を達成」と、過去最高の営業収益であったとのことです。一方、利益の方ですが、「営業利益は4%増益の1,847億円、親会社株主に帰属する当期純利益は87%増益の112億円」と、堅調な結果といえます。懸案のGMS事業ですが、「GMS事業は旧ダイエー店舗の移管コストなどにより減益したが、SM・DS事業との合算では増益」とのことで、ダイエーの移管コストが収益を圧迫したとのことですが、SM・DS事業を合算した事業では増益とのことです。それにしても、イオンの営業利益を牽引しているのは総合⾦融事業とディベロッパー事業であり、この2部門で営業利益の約60%です。GMS事業とSM・DS事業は合計でも約20%ですので、依然として厳しい収益構造といえます。ちなみに、営業収益は約10%対約70%ですので、対照的な経営構造となっており、今後、いかに、GMS事業とSM・DS事業、特に課題のGMS事業の構造改革を進めてゆくかが重要な経営課題といえます。日本経済新聞によれば、「岡田元也社長は「脱デフレは大いなるイリュージョン。今後はディスカウント店舗などに注力し消費者を支える」」とのことですので、今後は価格訴求を一層強め、GMS事業とSM・DS事業を強化してゆく方針とのことですので、今期は価格がテーマとなるといえます。実際、この4月から、イオングループは、PBをはじめ、NBの値下げに踏み切っていますので、ディスカウント戦略を徹底してゆく動きが本格化しているといえます。イオン、2018年度通期は今期以上の増収増益予想ですが、今期伸び悩んだ成長戦略をどう打ち出すのか、その動向に注目です。

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