CPI(消費者物価指数)、3月、コア指数、0.2%増!
消費者物価指数(CPI):2017年3月度:4/28
・総合指数は2015年(平成27年)を100として99.9、前年同月比は0.2%の上昇 前月比(季節調整値)は0.1%の下落
生鮮食品を除く総合指数は99.8、前年同月比は0.2%の上昇 前月と同水準(季節調整値)
・生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数は100.4、前年同月比は0.1%の下落 前月比(季節調整値)は0.1%の下落
・総合指数の前年同月比に寄与した主な内訳:
・上昇:交通・通信 自動車等関係費 4.4%(0.35) ・・・・・ ガソリン 20.4%(0.34) など、食料 魚介類 5.4%(0.12) ・・・・・ いか 45.4%(0.05) など
・下落:交通・通信 通信 -7.4%(-0.31) ・・・・・ 携帯電話機 -26.6%(-0.21) など
先月消費者物価指数 3か月連続でプラス:
・NHK:4/28
・先月の全国の消費者物価指数は、ガソリンの価格が上がったことなどから、変動の大きい生鮮食品を除いた指数が、去年の同じ月を0.2%上回り、3か月連続でプラスとなりました。
・総務省の発表によりますと、モノやサービスの値動きを示す先月の全国の消費者物価指数は、天候による変動の大きい生鮮食品を除いて、おととし(平成27年)を100とした指数で、99.8となり、去年の同じ月を0.2%上回りました。
・消費者物価指数がプラスになるのは3か月連続です。
・これは、原油価格の上昇の影響でガソリンや灯油が値上がりしたことや、食品の価格が牛肉やコメなど幅広い品目で上がったことなどによるものです。
PI研のコメント:
・4/28、総務省統計局からCPI、消費者物価指数が公表されました。結果は、生鮮食品を除く総合指数、すなわち、コア指数が「前年同月比は0.2%の上昇」となり、3ケ月連続でプラスとなりました。ただ、日銀、政府が目標としている2.0%増とは大きな隔たりがあり、依然として、CPIは厳しい数値で推移しているといえます。ちなみに、上昇項目は「交通・通信 自動車等関係費 4.4%(0.35)」、「魚介類 5.4%(0.12)」などであり、下落項目は「交通・通信 通信 -7.4%(-0.31) 」が主な項目です。ここへ来て、コンビニをはじめ、食品スーパー等が価格訴求を強めており、流通業はデフレと判断してアクションを起こしており、日銀が進めている異次元の金融緩和、政府の財政政策が現段階では物価の上昇には効いていないようで、当面、この状況が続くものといえそうです。4月から新年度に入りましたが、2017年度、どのような推移をたどるか、CPIの今後の動向に注目です。
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