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April 11, 2017

セブン&アイH、2017年2月本決算、減収増益!

セブン&アイ・ホールディングス、2017年2月、本決算、4/6
・http://www.7andi.com/dbps_data/_template_/_user_/_SITE_/localhost/_res/ir/library/kt/pdf/2017_0406kt.pdf

CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:5,125.23億円(昨年4,889.73億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△3,716.02億円(72.51%:昨年△3,359.49億円)
  ⇒ 有形固定資産の取得による支出 :△3,210.89億円(昨年△3,045.01億円) 
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△781.90億円(昨年△23.12億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):625.76億円 (昨年1,468.30億円)

B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産:5兆5,088.88億円
・自己資本比率:42.4%(昨年43.6%)
・現金及び預金:1兆2,221.01億円(総資産比 22.19%)
・有利子負債:1兆484.87億円(総資産比 19.04%)
・買掛金 :4,153.49億円(総資産比 7.54%)
・利益剰余金 :1兆7,930.35億円

P/L関連:キャッシュの創出:
・営業収益:5兆8,356.89億円(△3.5%) 、営業利益:3,645.73億円(3.5%)
・経常利益:3,644.05億円(4.1%)、当期純利益:967.50億円( △39.9%)
  ⇒ 通期予想:営業収益: 6兆1,000.00億円(4.5%:進捗 0.00%)、営業利益:3,865.00億円(6.0%:進捗 0.00%)
・原価:77.53%(昨年 77.76%):-0.23、売上総利益:22.47%(昨年 22.24%)+0.23
・経費:40.23%(昨年 38.63%):+1.60
・マーチャンダイジング力:-17.76%(昨年-16.39%):-1.37
・その他営業収入:25.60%(昨年23.58%):+2.02
・営業利益:7.84%(昨年 7.19%):+0.65

セブン&アイ・ホールディングスのコメント:
・当社グループにおきましては、「変化への対応と基本の徹底」を経営スローガンに掲げ、様々な社 会環境の変化やお客様の心理変化を捉え、付加価値の高い商品や地域の嗜好に合わせた商品の開発を推進するととも に、接客力の向上に取り組んでまいりました。
・グループのプライベートブランド商品である「セブンプレミアム」やグループ各社のオリジナル商品につきましては、新商 品の開発を推進するとともに、既存商品のリニューアルを積極的に実施することで、品質の更なる向上と新しい価値の提案 を図りました。なお、当連結会計年度における「セブンプレミアム」の売上は 1 兆 1,500 億円(前年同期比 14.9%増)、セ ブンプレミアムを含めたグループのオリジナル商品売上は 3 兆 2,000 億円(同 6.7%増)となりました。
・当社グループのオムニチャネル戦略につきましては、グループ統合ポータルサイト「omni7(オムニ 7)」における商品力 の強化を図りました。また、E コマースを中心に不特定多数のお客様にアプローチする戦略から、国内のグループ店舗に 日々来店される2,200万人のお客様に焦点を当てた戦略に変更し、各社共通のポイントプログラムなどが利用可能なスマ ートフォン用アプリケーションの開発に着手いたしました。
・次期の見通し:
・グループ共通のプライベートブランド商品「セブンプレミアム」につきましては、平成 19 年 5 月の発売開始から 10 周年を迎えます。これを機に、「更なる品質の向上」、「新たな価値の創造」、「新領域への挑戦」の3つの方針を基に更なる 飛躍を目指します。今後、既存商品のリニューアルを積極的に推進するとともに、生鮮 3 品「野菜・果物」、「精肉・卵」、「鮮 魚」等を「セブンプレミアム フレッシュ」として新たに展開いたします。これらの取り組みにより、平成 30 年 2 月期における 「セブンプレミアム」の売上高は 1 兆 3,200 億円(前年同期比 14.8%増)を計画しております。

セブン&アイが買われる、好決算と米コンビニ買収を評価:
・会社四季報ONLINE:4/4
・https://shikiho.jp/tk/news/articles/0/166747
・セブン&アイ・ホールディングス(3382)が買われている。午前9時49分現在で前日比198円(4.5%)高の4642円で売買代金も東証1部の個別銘柄ランキングで5位と膨らんでいる。
・また、米国の中堅コンビニエンスストアであるスノコLP(テキサス州)からガソリンスタンドとコンビニエンスストア合計1108店を33億0560万ドル(約3660億円)で取得すると発表しており、これを前向きに評価する動きもあるようだ。国内市場の縮小を成長市場である米国などでの事業拡大で補う戦略の一環で、素直に好感する投資家の資金流入を促す格好となっている。

セブン&アイ・ホールディングスの株価:4/7
・https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=3382.T
・時価総額 4,110,431百万円(4/7) =4,637円(4/7) × 886,441,983株(4/7)
・株価4,637円(4/7)=PER(会社予想):23.22倍(4/7)×EPS 199.67円(2018/2)
・株価4,637円(4/7)=PBR(実績):1.76倍(4/7)×BPS 2,641.40円(2017/2)

PI研のコメント:
・セブン&アイHが4/8、2017年2月期の本決算を公表しました。結果は減収増益、成長性は厳しい状況でしたが、利益は堅調、特に、懸案のGMS、イトーヨーカ堂が営業段階で黒字転換するなど、回復基調がみられる決算となりました。同日、「米国の中堅コンビニエンスストアであるスノコLP(テキサス州)からガソリンスタンドとコンビニエンスストア合計1108店を33億0560万ドル(約3660億円)で取得すると発表」と、課題の今後の成長戦略をうらなう上で重要なニュースリリースもあり、新体制になり、積極的な動きが見られます。これを受けて、株価も反応、「セブン&アイ・ホールディングス(3382)が買われ、・・」、「東証1部の個別銘柄ランキングで5位、・・」と、投資家もこの動きを評価しています。今期、利益が増益となった要因ですが、さすがに経費率は厳しく、+1.60ポイントと大幅に増加しましたが、原価が改善したことに加え、その他営業収入が+2.02ポイントと、大きく改善し、これが収益を押し上げたことが大きいといえます。それにしても、その他営業収入が今期25.60%ですので、もはや、商品売買から利益を得る小売業というよりも、不動産収入、物流収入、さらに、セブン&アイHの場合は、金融収入、フランチャイズ収入が利益の源泉といえ、総合流通業という財務構造といえます。また、商品戦略も仕入販売から、PB主体へと大きく変化しており、来期は「生鮮 3 品「野菜・果物」、「精肉・卵」、「鮮 魚」等を「セブンプレミアム フレッシュ」として新たに展開」とのことですので、いよいよ、全商品部門のPB戦略が実現することになり、マーチャンダイジング戦略も新たな領域に入るといえます。その規模も「「セブンプレミアム」の売上は 1 兆 1,500 億円(前年同期比 14.9%増)、セ ブンプレミアムを含めたグループのオリジナル商品売上は 3 兆 2,000 億円(同 6.7%増)」ですので、営業収益の大半を占めるといえます。セブン&アイH、財務構造も、商品構造も大きく変化し、流通総合事業ともいえる領域に入ったといえ、今後、未知の領域の中、どのように成長戦略を推し進めてゆくのか、その動向に注目です。

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