コンビニ、売上速報、2017年8月、客数減、客単価増!
JFAコンビニエンスストア統計調査月報:2017年8月度:9/20
・今月は、台風第5号や前線等の影響で全国的に降水量が多く、客数に影響を及ぼしたことや、北・東日本を中心 に日照時間が少なく低温だったこと等から飲料、アイスクリーム等の夏物商材の売れ行きが不調となり、既存店売 上高は前年を下回る結果となった。
・既存店ベースでは、売上高8,421億円(前年同月比-0.9%)が3ヶ月連続のマイナス、来店客数13億5,975万人(前年同月比-2.6%)が18ヶ月連続のマイナスになり、平均客単価619円(前年同月比+1.7%)は29ヶ月連続のプラスとなった。
店舗売上高:
・全店は54ヶ月連続のプラス・既存店は3ヶ月連続のマイナス:
⇒全店959,591(百万円:0.9%)、既存店842,105(百万円: -0.9%)
店舗数:
⇒55,359(店舗:1.6%)
来店客数:
・全店は6ヶ月ぶりのマイナス・既存店は18ヶ月連続のマイナス:
⇒ 全店1,527,815(千人:-0.4%)、既存店 1,359,750(千人:-2.6%)
平均客単価 :
・全店は2ヶ月連続のプラス・既存店は29ヶ月連続のプラス:
⇒全店628.1(円:1.3%)、既存店 619.3(1.7%)
商品構成比および売上高前年同月比(既存店ベース)
⇒日配食品 36.2% -1.3%、加工食品 28.7% -1.8%、非 食 品29.4% -1.2%、サービス5.7% 7.9%
対象企業:8社
・スリーエフ、セコマ、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パンデイリーヤマザキ事業統括本部、ローソン
PI研のコメント(facebook):
・コンビニ、55,359店舗の2017年8月度の売上速報が9/20、フランチャイズチェーン協会から公表されました。結果は「全店は54ヶ月連続のプラス・既存店は3ヶ月連続のマイナス」となり、既存店が伸び悩みました。全店、既存店ともに、客数減、客単価増であり、全店は客単価が寄与したといえますが、既存店は客数減が客単価増を上回り、売上げに影響したといえます。特に、客数減となった要因は、「全国的に降水量が多く、客数に影響を及ぼした」とのことで、さらに、「日照時間が少なく低温だったこと等から飲料、アイスクリーム等の夏物商材の売れ行きが不調」が大きかったとのことです。実際、部門別の売上げの数値を見てみると、サービスを除く、すべての部門がマイナスであり、8月は厳しい月であったといえます。コンビニ業界はここ数年、新規出店に支えられ、売上げを伸ばしていましたが、この8月度の店舗数は55,359店舗(1.6%)ですので、新店開発も一段落といえ、今後は客数から客単価へと焦点が移ってゆくといえます。その客単価は、「既存店は29ヶ月連続のプラス」で推移しており、堅調な結果といえます。コンビニ、今後、客単価、すなわち、商品力の競争となる中、各社がどのようなマーチャンダイジング戦略を打ち出してゆくのか、その動向に注目です。
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