家計調査、2017年10月、実質0.0%!
家計調査データ:2017年10月
・総務省統計局:12/1
・消費支出は、1世帯当たり282,872 円、前年同月比 実質0.0%、名目0.3%の増加
・増加項目:
・牛肉 8.1% ( 0.05)、豚肉 2.6% ( 0.02)、鶏肉 5.2% ( 0.02)、 レタス 161.1% ( 0.14) ・ほうれんそう 42.3% ( 0.03)、 外壁・塀等工事費 12.9% ( 0.18)、 他の入院料 38.6% ( 0.13) 、歯科診療代 15.5% ( 0.07) 、自動車購入 26.3% ( 0.47) 、自動車等関連用品 40.2% ( 0.09)
・減少項目:
・さんま -35.7% (-0.03) 、まぐろ -15.7% (-0.02) 外食、すし(外食) -14.9% (-0.06)、飲酒代 -7.9% (-0.04)、鉄道運賃 -11.0% (-0.07)、航空運賃 -40.9% (-0.06)、国内パック旅行費 -25.9% (-0.32)、外国パック旅行費 -36.4% (-0.14)
10月の消費支出 去年の同じ月と変わらず:
・NHK:12/1
・個人消費の動向を表すことし10月の「家計調査」によりますと、家庭の消費支出は、台風の影響で旅行への支出が減った一方、自動車の購入は増えたため、物価の変動を除いた実質で去年の同じ月の水準と変わりませんでした。
・総務省は「収入の改善が続いているものの、いま一つふるわないという消費の基調は変わっていない」と話しています。
独自集計:
・大分類:昨年対比(%、金額差、2017年10月、2016年10月)
・消費支出(名目):100.30% 911 282,872 281,961
・1 食料98.70% -1,045 77,152 78,197 :
・2 住居(財・サービス)102.00% 383 19,659 19,276、3 光熱・水道103.30% 594 18,724 18,130、4 家具・家事用品(財・サービス)92.70% -775 9,895 10,670、5 被服及び履物(財・サービス)98.10% -227 11,929 12,156、6 保健医療(財・サービス)105.70% 719 13,409 12,690、7 交通・通信(財・サービス)104.40% 1,703 40,421 38,718、8 教育(財・サービス)117.30% 2,190 14,824 12,634、9 教養娯楽(財・サービス)92.90% -2,090 27,390 29,480
・食品:順ソート:昨年対比(5円以上UP、10%UP、2017年10月、2016年10月)
・3X5 ウイスキー132.70% 36 146、306 ぶどう125.50% 86 423、352 チョコレート122.60% 95 515、370 冷凍調理食品115.50% 92 686、 305 梨115.30% 38 286、399 焼肉113.80% 72 594、216 魚介の缶詰113.30% 26 221、353 チョコレート菓子112.90% 16 140、389 他の飲料のその他(2014年までは38Yを含む) 112.40% 50 454、381 紅茶111.80% 6 57、38A 乳飲料111.60% 17 164、386 ココア・ココア飲料111.40% 5 49、220 牛肉110.60% 173 1,801、209 他の魚肉練製品110.60% 14 146、331 ジャム110.10% 10 109
PI研のコメント(facebook):
・CPIについで、12/1、総務省統計局が家計調査データ、2017年10月度を公表しました。結果は「1世帯当たり282,872 円、前年同月比 実質0.0%、名目0.3%の増加」と、実質では横ばい、消費は伸び悩んでいるといえます。NHKも、「 総務省は「収入の改善が続いているものの、いま一つふるわないという消費の基調は変わっていない」と話しています。」との記事を配信しており、「いまひとつふるわない」、これが実感かと思います。ちなみに、食料ですが、98.70% と、名目ですが、マイナス、全体同様、「いまひとつふるわない」 状況といえます。家計調査データは総務省がエクセル、アクセス等で分析できるように詳細なデータを公表していますので、今回、独自に集計、昨年の10月度と今年の10月を比較し、その差を%と数字で算出してみました。今後、改善を重ね、できるだけわかりやすく、その実態を分析できればと思います。今回の結果ですが、全体で伸びたのは、住居102.00%、光熱・水道103.30%、健康医療105.70%、交通・通信104.40%、教育117.30%であり、特に、教育がダントツの伸びとなっています。また、食品に関してはさらに細かく落とし、5円以上伸びた項目を順ソートしました。結果、ウイスキー、ぶどう、チョコレートが120%以上伸びた項目であり、果物を除き、生鮮食品が上位に入ってこないのが、この10月度の特徴といえそうです。CPIも消費もこの10月度は「いまひとつふるわない」といえ、この年末、そして、今年、2017年度は消費が伸び悩む1年となりそうです。
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