AI、日本初、介護、ケアプラン自動作成!
AI×介護 世界を救う、ケアプラン、自動で作成:
・日本経済新聞:12/6
・「寝返りはできない」「立ち上がりは何かにつかまれば可能」
・11月、愛知県豊橋市の介護事業所。介護が必要な高齢者の状態をケアマネジャーが入力する。「うまくいっているようだ」。様子を満足げに見守る外国人がいた。人工知能(AI)研究者のグイド・プジオル氏(36)だ。
この作業、AIが高齢者の自立を促すケアプランを自動で作るための前工程だ。身体機能や要介護度など数十項目のデータをAIに入力。すると、わずか数秒でAIがケアプランの素案を画面上に表示する。豊橋市で始まった、世界初とされる「介護現場でのAI活用」の実証実験だ。
・ 「一緒に高齢者の自立を促すシステムを作りませんか」。岡本氏の提案にプジオル氏は「やりましょう」と目を輝かせた。岡本氏はセントケアを退社。今年3月、事業化に向けシーディーアイ(東京・中央)を起業した。
シーディーアイがAI実験に選んだのは豊橋市。8年間蓄積した10万件の介護保険データをAIに学習させ、市内200人弱の高齢者のケアプランを作る。実際に介護サービスを提供、ケアマネ業務や要介護者の状態の変化を検証する。
・岡本氏は東京大学医学部を卒業後、化学メーカーのクラレで介護ショップの立ち上げを担うなど、25年にわたり一貫して医療・介護に携わってきた。それだけに日本の介護を良くしたいとの気持ちは人一倍強い。
株式会社シーディーアイ:
・愛知県豊橋市でケアプラン作成を支援する人工知能の利用を開始:
・株会社シーディーアイと愛知県豊橋市(市⾧:佐原光一) は、豊橋市内のケアマネジャーの協力を得て、日本初となる人工知能によるケアプラン作成の実証プロジェクトを進めています。平成 29 年 11 月 6 日から豊橋市内のケアマネジャー33名が人工知能の利用を開始します。
・政府は未来投資戦略2017(平成29年6月9日閣議決定)において「自立支援・重症化予防に向けた科学的介護の実現」を掲げており、平成29年5月30日に経済産業省がとりまとめた「新産業構造ビジョン」においても、人工知能を活用したケアプランの作成支援は突破口プロジェクトの一つに挙げられています。
・また、平成30年4月1日に施行される地域包括ケアシステム強化法において、市町村は自立支援に取り組むこととされており、本取組は他市町村に先駆けて豊橋市が取り組むものです。
PI研のコメント(facebook):
・AIの本流かと思われる動きが、12/6の日本経済新聞に掲載されました。「AI×介護 世界を救う、ケアプラン、自動で作成」とのタイトルですが、まるで、かつてのプロジェクトXを彷彿とさせる話でもあり、しかも、AIはここにこそ活用すべきと思える内容です。それにしても、1958年生まれの岡本さん、よく、決断したと思います。人工知能(AI)研究者のグイド・プジオル氏との出会いがなければ、実現しない話であり、しかも、岡本さんが「25年にわたり一貫して医療・介護に携わって」きていなければありえない話ですので、偶然に偶然が重なった必然ともいえる話です。実際、現在、ケアマネージャーは74項目の聞き取り調査からケアプランを策定し、要介護者のケアを数年に渡ってフォローするわけですので、簡単な仕事ではないといえます。しかも、日本には数百万人の要介護者がおり、毎年増加する一方ですので、このフォローは簡単ではなく、まさに、国として取り組まなければどうにもならない状況にあるといえます。幸い、日本には過去15年間の介護データがあり、その数、100億件ともいわれており、こんな介護のビッグデータが存在する国は世界に例がなく、その意味では、人類史始まって以来のAIプロジェクトともいえます。これまでのように人だけに頼っていた仕組みでは要介護者と比例する形で国家予算が増加する一方ですので、AIは必須のツールといえるわけですが、どうAIを活用するか、それが岡本さんが立ちあがったことで、その解決の糸口が見えはじめたといえます。それにしても、そのために、約15億円を資金調達し、ベンチャー企業を60歳にして立ち上げ、しかも、パートナーのグイド・プジオル氏もアメリカで介護のAIベンチャー企業を同時に立ち上げ、双方が連携して介護にAIを導入しようとしているわけですので、すごいことが起こったといえます。今回、豊橋市での実証実験ですが、これが契機となって、介護のAIが確立され、日本のケアマネージャーが活用しはじめ、結果、要介護者が自立につながてゆけばと祈るばかりですが、今後、どのように、このプロジェクトが動いてゆくのか、その動向に要注目です。
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