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December 03, 2017

ダイナミック・プライシング、Amazon、250万回/日!

Profitero Price Intelligence: Amazon makes more than 2.5 million daily price changes
・PROFITERO BLOG:December 10, 2013
・Analysis from price intelligence firm Profitero reveals that Amazon.com implements more than 2.5 million price changes every day, compared with just over 50,000 total price changes that were made by brick-and-mortar retailers BestBuy and Walmart throughout the entire month of November.
・Best Buy made a total of 52,956 price changes during November
Walmart made a total of 54,633 price changes during November
・More than 40 global retailers, including Staples, Sam’s Club, Tesco, Waitrose and Ocado, rely on Profitero Price Intelligence to:
・Benchmark competitor prices
・Manage their prices and promotions
・Attract price sensitive shoppers
・Negotiate better with suppliers.

IoT×人工知能で変わるプライシング~海外小売業界の価格戦略トレンドと課題:
・Piece to Peace:9/5
・注目されるダイナミック・プライシングと関連サービス:
・IoTベースのサービス向上への機運の高まりとともに、顧客にとっても売り手にとっても有益な価格戦略が求められています。ここで大きなトレンドとなりつつあるのが、需要と供給に応じた動的な価格設定、ダイナミック・プライシングの導入です。ダイナミック・プライシングは、航空サービスやホスピタリティ業界などで、すでに浸透している価格戦略ですが、機械学習技術の発展によって、めざましい進化をとげている分野です。 
・最新のダイナミック・プライシングでは、さまざまな顧客や商品、市況などに関するビッグデータをクラウド上のプラットフォームで迅速に分析し、価格調整・予測・最適化を詳細に、自動的に、リアルタイムに行なうことで、常に顧客のニーズに寄り添いながら、収益の向上に役立てることができるとされています。小売業界では、やはりアマゾンがその最先端を行っています。2013年の時点でアマゾンは価格調整を一日に250万回以上行なっていたといいます 。そして、その年の売り上げは前年比27.2%の伸びを見せ、アメリカの大手小売業者ランキングのトップ10入りを果たしました。
・ダイナミック・プライシングへの関心が高まるにしたがって、プライシングという分野そのものが先鋭化し、周辺サービスも充実してきています。なかでもプライシング・アズ・ア・サービス(Pricing as a Service, PraaS)と電子棚札(Electronic Shelf Labels, ESL) は、今後、ダイナミック・プライシング普及の立役者になる可能性があります。

PI研のコメント(facebook):
・少し古い記事ですが、興味深い内容です。ここ最近AIが小売業にも浸透しつつありますが、その活用方法として、ダイナミックプライシングがあります。価格政策はスーパーマーケットがこの世の中に生まれた革新的な商売の技術のひとつだったともいえますが、その発展系がAIを活用したダイナミックプライシングといえます。すでに、航空業界、ホテル業界、ここ最近では大リーグなどのスポーツの興行の世界では実践活用がはじまっていますが、流通業界ではが研究段階といえるかと思います。ただし、ネットの世界ではすでに実践段階に入っており、その先端をゆくのが、この記事にもあるようにAmazonです。「Amazon com implements more than 2.5 million price changes every day」とのことで、1日に250万回も価格がまさにダイナミックに変化するとのことです。当然、AIが背後に動いているといえますが、ここまで来ているとは驚きです。記事ではウォルマート、ベストバイなどの事例も紹介されていますが、価格の変動は月で約5万回とのことですので、Amazonとはけた違いの低さといえます。リアルゆえに、技術がまだ追い付いていないことが大きいといえるかと思います。AIは確かにAmazonのように人間を超えた極限まで対応することが可能ですが、現実の世界では人間の存在がありますので、人間に合わせるAIも今後課題とかと思います。その意味でダイナミックプライシングも、AIを使い、かつ、人間が対応できる、むしろ、その能力を引き上げるような手法、技術の開発も必要かと思います。それにしても、Amazon、改めてすごい企業といえます。

続きは、・・:https://twitter.com/PurchaseTW

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