アオキスーパー、2018年2月本決算、増収減益!
CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:2,048百万円(昨年 1,359百万円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー: △1,914百万円(93.46%:昨年 △1,635百万円)
⇒有形固定資産の取得による支出 : △1,538百万円(昨年△1,645百万円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△177百万円(昨年△316百万円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少): △42百万円 (△592百万円)
B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産:27,924百万円
・自己資本比率:67.1%(昨年65.6%)
・現金及び預金:8,951百万円(総資産比 32.06%)
・有利子負債:0.00百万円(総資産比 0.00%)
・買掛金:5,470百万円(総資産比19.59%)
・利益剰余金 :16,586百万円
P/L関連:キャッシュの創出:
・営業収益:106,190百万円(0.2%) 、営業利益:1,845百万円(△26.9%)
・経常利益:1,926百万円(△25.9%)、 当期純利益 :955百万円(△30.3%)
・通期予想:
⇒営業収益:106,600百万円(0.4%:進捗率 %)
⇒営業利益:1,900百万円(3.0%:進捗 %)
・原価:85.41%(昨年84.79%):+0.62、売上総利益:14.59%(昨年15.21%):-0.92
・経費:17.56%(昨年17.34%):+0.22
・マーチャンダイジング力:-2.97%(昨年-2.13%):-0.84
⇒MD力って何?
・その他営業収入:4.79%(昨年4.62%):+0.17
・営業利益:+1.82%(昨年2.49%):-0.67
アオキスーパーのコメント:
・当社は、4月に甚目寺店・6月に富吉店・9月に小牧店・11月に武豊店をリニュー アルオープンいたしました。
販売促進企画として、ポイントカードの新規会員募集やお買物券プレゼント、お客様を対象とした食品メーカー との共同企画によるIHクッキング教室(本社ビル3F)の開催を引き続き実施いたしました。また、競合店対策 のため、恒例となりました四半期に一度の大感謝祭・週に一度の日曜朝市及び95円(本体価格)均一等の企画を継 続実施いたしました。
・ しかしながら、当流通業界におきましては、生鮮食品へのドラッグストアの参入や同業店舗間競争の激化に加え、 生鮮食品の相場変動の影響や台風などの天候不順の影響、また、急激な労働需給の引き締まりなど、厳しい経営環 境が続きました。
アオキスーパーの株価:4/16
・時価総額16,525百万円(4/16) = 1,322円(4/16) ×12,500,000株(4/16)
・株価1,322円(4/16)=PER(会社予想):13.73倍(4/16)×EPS96.32円(2019/2)
・株価1,322円(4/16)=PBR(実績):0.81倍(4/16)×BPS 1,640.32円(2018/2)
PI研のコメント(facebook):
・アオキスーパーが4/13、2018年2月期の本決算を公表しました。結果は増収、減益、特に減益幅はいずれの段階でも2桁減となる厳しい決算となりました。日経新聞での青木社長の記者会見でも「利益は非常に厳しかった」と述べたとのことであり、その厳しさが伺われます。減益になった要因ですが、原価、経費ともに上昇、特に原価は「生鮮食品の相場変動の影響」もありダブルで利益を圧迫したことによります。また、営業収益もわずか0.2%増と伸び悩みましたが、新店がなかったことが大きいといえます。その新店ですが、日経新聞には、「今年9月に名古屋市港区に開業する商業施設「ららぽーと名古屋みなとアクルス」に出店する。新設店は15年4月以来になる。」とのことですので、ここ最近、新店が思うように展開できていなかったことが大きいといえます。それにしても、アオキスーパーの粗利は14.59%、経費比率は17.56%であり、この数値は食品スーパー業界では屈指の低さであり、びっくりです。ここまで双方を下げてディスカウントを貫く食品スーパーはないといえます。通常は、ここまで経費比率を下げられる場合は、それなりの粗利をプラスしますが、アオキスーパーはあえて、それ以下に下げ、競争力を確保しているといえます。その差額分は物流、不動産等の収入によりカバーしていますが、食品スーパーとしては他社が真似のできない収益構造といえます。アオキスーパー、来期は「15年4月以来」の新店とのことですが、この新店がどう収益を押し上げ、業績を改善するか、その動向に注目です。
続きは、・・:https://twitter.com/PurchaseTW
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