オークワ、2018年2月、本決算、減収減益!
オークワ、2018年2月期、本決算:4/2
CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:8,174百万円(昨年 8,171百万円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー: △3,354百万円(41.04%:昨年 △8,068百万円)
⇒有形固定資産の取得による支出 : △5,351百万円(昨年 △10,769百万円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△4,840百万円(昨年1,368百万円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):△20百万円 (1,471百万円)
B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産:135,770百万円
・自己資本比率:57.1%(昨年56.0%)
・現金及び預金:11,459百万円(総資産比 8.44%)
・有利子負債:24,443百万円(総資産比 18.01%)
・買掛金:12,997百万円(総資産比9.58%)
・利益剰余金 :48,261百万円
P/L関連:キャッシュの創出:
・営業収益:268,650百万円(△0.1%) 、営業利益:2,144百万円(△29.7%)
・経常利益:2,353百万円(△27.0%)、 当期純利益 :1,001百万円(△32.2%)
・通期予想:
⇒営業収益:269,000百万円(0.1%:進捗率 %)
⇒営業利益:3,300百万円( 53.9%:進捗 %)
・原価:74.21%(昨年74.41%):-0.20、売上総利益:25.79%(昨年25.59%):+0.20
・経費:28.48%(昨年27.95%):+0.53
・マーチャンダイジング力:-2.69%(昨年-2.36%):-0.33
⇒MD力って何?
・その他営業収入:3.52%(昨年3.53%):-0.01
・営業利益:+0.83%(昨年1.17%):+0.34
オークワのコメント:
・当社は『業務改革と働き方改革で現場力を高め、多様化するお客様ニーズへの対応 に全力を尽くそう』のスローガンの実現に向け、当期は既存店の収益力の改善、新たな成長に向けた基盤作り、お 客様の利便性の向上を進めてまいりました。そのほか、店舗作業の改善、店内組織の改編などの業務改革の深耕に より、一層の経営効率改善に取り組みました。
・既存店の収益力の改善では、「オ-・ストリート紀の川井阪店」(和歌山県紀の川市)、「河内長野店」(大阪 府河内長野市)、「新宮駅前店」(和歌山県新宮市)、「本社中島店」(和歌山県和歌山市)、「ロマンシティ御 坊店」(和歌山県御坊市)、「橿原常盤店」(奈良県橿原市)、「鈴鹿高岡店」(三重県鈴鹿市)の全面改装を実 施し、店舗特性や地域のお客様ニーズに合った商品構成の見直しを図り、地域に密着した売場作りに努めておりま す。また、大型改装を行う一方、全店規模で「こだわり」・「健康」・「簡便」商材の品揃えの拡充と食料品・日 用消耗品の価格の見直しを図り、客数・客単価の拡大に努めました。
・新たな成長に向けた基盤作りでは、岐阜県安八郡安八町に惣菜工場の「オーデリカファクトリー安八」を新設 し、東海地方に合った商品・味の提供ができる体制を整えました。これにより、三重県、愛知県、岐阜県、静岡県 におけるドミナント戦略の一翼を担うインフラ整備が完了いたしました。
・当期の新規出店としては7月に「那賀店」(和歌山県紀の川市)、12月に「スーパーセンターサウス亀山 店」(三重県亀山市)、「ラフレ初生店」(静岡県浜松市)をオープンし、ドミナントを強化いたしました。 一方、経営効率化のために「パレマルシェ飯村店」(愛知県豊橋市)、「オークタウン貝塚店」(大阪府貝塚 市)を閉鎖いたしました。この結果、期末店舗数は161店舗となりました。
・お客様の利便性の向上では、プライスカット業態店舗においてオーカードのご利用が可能となりました。また、 全店舗導入が完了した電子マネー機能付きオーカード利用促進キャンペーンやオークワアプリによるクーポン券発 行、SNSを活用した情報発信など新たな販促施策に取り組む一方、スーパーセンターパームシティ和歌山店(和 歌山県和歌山市)においてもネットスーパーをスタートし、ネットスーパー事業は合計18店舗の規模となりまし た。
オークワの株価:4/2
・時価総額51,344百万円(4/3) = 1,135円(4/3) × 45,237,297 株(4/3)
・株価1,135円(4/3)=PER(会社予想):42.19倍(4/3)×EPS 26.90円(2019/2)
・株価1,135円(4/3)=PBR(実績):0.65倍(4/3)×BPS 1,737.03円(2018/2)
PI研のコメント(facebook):
・4/2、オークワが2018年2月期の本決算を公表しました。結果は減収減益、特に、営業利益は△29.7%と大きく減少、厳しい決算となりました。原価は-0.20ポイントと改善しましたが、それを大きく上回る経費が+0.53ポイントと跳ね上がったためです。経費の中でも、人件費の上昇が見られ、利益を圧迫したといえます。ただ、来期の営業利益の予想は+53.9%ですので、今後、利益の回復は図れてゆくと思われます。また、これに伴い、投資も今期は控えており、投資CFが営業CFの41.04%、有形固定資産の取得による支出も半減しており、気になるところです。一方、営業収益ですが、△0.1%であったことから、今期は、投資を控え、財務改善にキャッシュを配分しており、攻めよりも守りを重視したといえます。そして、来期ですが、オークワの成長戦略を担う惣菜工場の「オーデリカファクトリー安八」を新設し、「東海地方に合った商品・味の提供ができる体制を整えました。これにより、三重県、愛知県、岐阜県、静岡県 におけるドミナント戦略の一翼を担うインフラ整備が完了」とのことで、攻めに転じる体制といえます。オークワ、来期、成長戦略を担う新店をどのように展開してゆくのか、特に、物流が整いつつある中部、東海地区の動向に注目です。
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