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May 01, 2018

客数予測にAI、観光予報コンテスト、ゑびや、大賞!

老舗食堂のデータ活用 販売予測も働き方改革も:
・日本経済新聞:4/18
・伊勢神宮から約1分のところにある創業100年以上の老舗「ゑびや」。(三重県伊勢市)。土産物店と総席数170の食堂を手がけている。ゑびやでは1日125項目ものデータを取得し、精緻な来客予測のみならず、画像を認識する人工知能(AI)による効果の測定、食事メニューの販売予測や人材配置の適正化まで行っている。小田島春樹代表取締役は「データから予測することで、ここまで(経営問題解決の)幅が広がった」と胸を張る。
・AIによるデータ活用ができないかと考え、2016年10月に開発に着手し、同12月には運用にこぎ着けた。
翌日の来客予測には、実に150種類ものデータを利用している。売り上げや気候と来客数の相関があるデータから、相関の高いものを選んでいる。
・オープンデータも活用する。例えば、気象情報や、国のビッグデータ可視化システム「RESAS(リーサス)」、観光関連のデータベース「観光予報プラットフォーム」の宿泊予想数の情報などを因子として持つ。
・ゑびやでは来客予測を基に、食堂で提供する翌日のメニュー予測もしている。「てこねずし定食」「ローストビーフ丼」などのメニューそれぞれについて、翌日に何食出るのかを前週同曜日ベースからと、直近2日間の販売比率の平均から算出する。
・ゑびやでは17年夏から画像による解析も行っている。「店舗前の通行人数が多いと入店数が増える」という感覚を数値化するためだ。店舗内と外にネットワークカメラを1台ずつ設置して、店舗前の通行量と入店数から入店率を算出。土産店の入店率は2.3%程度とほぼ安定していることが分かった。

観光予報プラットフォーム活用コンテストの結果のお知らせ: 
・大 賞:有限会社ゑびや・株式会社 ROX(三重県伊勢市):9/19
・「観光予報プラットフォーム等のビックデータを用いた機械学習による伊勢で100年続く老舗飲食店の来客予測アルゴリズム開発」
・内容:
・飲食店では、来客数を予測することは必要不可欠な業務である。翌日の仕込み、お米の炊飯量など、事前に準備する食材のためには日々の根幹となる情報である。さらに1週間、1ヶ月先の見通しも立てて、アルバイト等の人材配置などの計画も行っている。
・これまで、来客数を予測するという仕事は、その店舗にて長年の経験を持つ者が、自身の経験に基づいて判断してきたが、ビッグデータ、オープンデータの時代になり、観光予報プラットフォームの情報も含めた様々なデータを融合し、経営する大食堂の来客数を予測する、機械学習による予測アルゴリズム開発をした結果、概ね来客数を予測できるアルゴリズムの開発に至った。
・評価のポイント:
・観光地で営む飲食店(いわゆる地域の中小事業者)が、ビッグデータ活用の視点で来客数予測に取り組んだことは素晴らしい。観光予報プラットフォームのデータと来客数等の他のデータを融合し、さらに機械学習によりアルゴリズムの開発を行い、仮説を立て実証するだけでなく、それを見える化し、スタッフと共にKPIを掲げ、取組み、その効果が現れている点が高く評価される。

PI研のコメント(facebook):
・日本経済新聞、4/18に、「老舗食堂のデータ活用 販売予測も働き方改革も」との見出しの記事が掲載されました。「伊勢神宮から約1分のところにある創業100年以上の老舗「ゑびや」」の記事であり、興味深い内容です。「ゑびや」は昨年の9/19、公益社団法人 日本観光振興協会主催の「観光予報プラットフォーム活用コンテスト」で大賞を受賞したことにより、注目され、今回の日経新聞の記事につながったといえます。従来から客数予測は様々な企業が取り組んでいますが、「創業100年以上の老舗「ゑびや」」のような老舗がAIを駆使して取り組み、90%以上の精度で日別、時間帯別、1週間先まで予測する技術を確立した事例は珍しいといえます。しかも、「来客予測には、実に150種類ものデータを利用」とのことで、ここまで徹底してデータを収集し、AIにかけて予測するとのことですので、びっくりです。客数予測の精度があがったことにより、その成果を「食堂で提供する翌日のメニュー予測」や「アルバイト等の人材配置などの計画」にも活用し、業績の改善につながっているとのことです。また、ここ最近では「店舗内と外にネットワークカメラを1台ずつ設置して、店舗前の通行量と入店数から入店率を算出。土産店の入店率は2.3%程度とほぼ安定」と、画像データもAIで解析しはじめ、販売データに性別、年齢、表情なども加えているとのことです。AIは「2016年10月に開発に着手」したのことですので、まだはじまったばかりといえます。これほど短期間で完成度の高いAIの活用、実践、そして、成果に結びつけた事例は稀といえ、今後、「ゑびや」がどう進化してゆくのか、AIの進展はもちろん、その動向に注目です。

続きは、・・:https://twitter.com/PurchaseTW

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