スーパー玉出、イセ食品に事業売却へ!
大阪・西成に1号店、激安「玉出」スーパー事業売却へ:
鶏卵大手「イセ食品」系列企業に
・産経WEST:6/15
・激安スーパーとして知られる「スーパー玉出」を、大阪府内を中心に45店舗展開する「玉出ホールディングス」(玉出HD、大阪市西成区)が、主力のスーパー事業を鶏卵生産大手「イセ食品」(埼玉県鴻巣市)系企業に売却する方針を固めたことが15日、分かった。屋号は当面維持するものの、24時間営業は見直す可能性が高い。
1円セール…「日本一の安売り王」で有名:
「スーパー玉出」事業売却へ:
・NHK NEWS WEB:
・安売りと派手な看板で知られる大阪の食品スーパー、「スーパー玉出」が他の会社に事業を売却する方針を固めました。日本一の安売りを目指すという創業精神を継承することで、互いが一致したということです。
イセ食品株式会社:
・デフレ時代、消費不況ともいわれる今日は、食への信頼性が問われる時代でもあります。イセ食品株式会社では、イセ・インテグレーション(自社一貫生産品質管理システム)を通じて、美味しさや健康はもちろんのこと、安心・安全としての食のあり方をも追求し、生活者の皆様からの支持を得てまいりました。今後も、この信頼に応えるため、品質管理の徹底はもちろん、多様化するニーズに対応する設備の導入や顧客満足度を高める人材育成にも努めてまいります。
インドで鶏卵生産へ イセ食品会長に聞く:
・日本経済新聞: 2018/1/10
・鶏卵大手・イセ食品はスズキと組んで2020年をめどにインドでの鶏卵生産に乗り出す。これまで、日本企業による即席麺やトマト加工品製造の事例はあったが、生鮮食品である卵の生産は初めて。同社の伊勢彦信会長は、自動採卵や低温輸送など「イセ・モデル」を導入し、インドの鶏卵消費量の5%に当たる「年間40億個の生産をめざす」と話す。
PI研のコメント(facebook):
・スーパー玉出が鶏卵生産大手「イセ食品」へ売却との記事が報道各社から6/15、報じられました。一見、この2社の組み合せが結びつないように思えますが、キーワードはインドのように思えます。日経新聞によれば、イセ食品は、「スズキと組んで2020年をめどにインドでの鶏卵生産に乗り出す」ことが決まっており、「自動採卵や低温輸送など「イセ・モデル」を導入し、インドの鶏卵消費量の5%に当たる「年間40億個の生産をめざす」」とのことです。そのインドの動向ですが、「インド政府は農業振興策の一環として、食品部門に限ってスーパーなどマルチブランド小売事業を外資に開放することを検討中」とのことで、この動きを受けて、「伊勢会長も「(外資規制緩和が)実現したらぜひ食品小売事業にも参入したい」と表明した」と報じられています。したがって、今回のスーパー玉出のイセ食品によるM&Aは、このインド戦略の延長にあると思われます。さらに、イセ食品は、「近年イセ食品はアジアへの進出を加速。タイとベトナムでは2017年から卵の出荷を開始。フィリピンやバングラデシュ、インドネシアでも地元企業との協議を進めている」とのことですので、東南アジア全域を視野に入れたビジネス構想を進めていますので、その一環とも思えます。日本の食品スーパーがそのままインド、東南アジアで新店開発が可能かというと厳しい面があるといえますが、最も可能性のある食品スーパーを検討した結果、スーパー玉出がイセ食品の目に留まったのはないかと思われます。イセ食品、今後、スーパー玉出をどのように成長させてゆくのか、そして、インド、東南アジアへの本格参入はあるのか、その動向に注目です。
続きは、・・:https://twitter.com/PurchaseTW
━━━━━━ お知らせ! ━━━━━━━━━━━━
1.2018年度版、現在集計中!
*2017年度版、食品スーパー・ドラッグストア財務3表連環分析!
*現在Vol.1:お申し込みはこちら
*食品スーパー・ドラッグストア、全上場企業約100社を対象!
*過去8年間を(ドラッグストア6年)、エクセルで自由自在に分析!
*分析事例:eラーニングで公開
2.週間!食品スーパーマーケット最新情報:まぐまぐ!
3.facebookに「食品スーパーマーケット最新情報」グループ創設750人!とです。
« ジャパンミート、第3四半期、増収増益、好調! | Main | 神戸物産、第2四半期決算、増収増益! »
Comments