ヤオコー、本決算、増収増益!
ヤオコー、2019年3月期、本決算:5/13
CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:22,970百万円(昨年18,613百万円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△16,431百万円(71.54%:昨年 △30,805百万円)
⇒有形固定資産の取得による支出 :△18,936百万円(昨年△19,903百万円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△5,715百万円(昨年4,736百万円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):824百万円 (△7,456百万円)
B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産:224,315百万円
・自己資本比率:41.9%(昨年39.6%)
・現金及び預金:15,693百万円(総資産比 7.00%)
・有利子負債:65,180百万円(総資産比 29.06%)
・買掛金:25,803百万円(総資産比11.51%)
・利益剰余金 :91,921百万円
P/L関連:キャッシュの創出:
・営業収益:435,085百万円( 4.8%) 、営業利益:17,900百万円(5.5%)
・経常利益:17,488百万円( 5.8%)、当期純利益: 11,798百万円(7.2%)
・通期予想: ⇒営業収益:448,000百万円(3.0%:進捗率 %)
⇒営業利益:18,300百万円(2.2%:進捗 %)
・原価:74.10%(昨年74.06%):+0.04、売上総利益:25.90%(昨年25.94%):-0.04
・経費:25.78%(昨年25.89%):-0.11
・マーチャンダイジング力:+0.12%(昨年+0.05%):+0.07
⇒MD力って何? ・その他営業収入:4.16%(昨年4.21%):-0.05
・営業利益:+4.28%(昨年4.26%):+0.02
ヤオコーのコメント:
・当社グループは「『豊かで楽しい食生活』を提案するグループとして、圧倒的なNo. 1になること」を長期ビジョンとして掲げ、企業価値の創造と持続的な成長に向け取組んでおります。
・当社におきましては、「ミールソリューションの充実」と「価格コンシャスの強化」を基本方針とし、当期か らスタートした第9次中期経営計画では「『ヤオコーウェイ』の確立」をメインテーマに、「『チェーン』を強 くする構造改革」、「商圏内シェアアップ(1km商圏シェアアップ)」を優先課題として、「商品・販売戦略」、 「運営戦略」、「育成戦略」、「出店・成長戦略」の4つの戦略を柱に各々アクションプランを掲げ施策を推進 しております。
・あらゆる年代層やライフスタイルを重視するお客さまからの支持拡大を図るべく、価格コンシャス強 化の一環としてEDLP(常時低価格販売)を拡充するとともに、会員数220万人を超える「ヤオコーカード」に よるFSP(フリークエント・ショッパーズ・プログラム)を活用したマーケティング施策を展開いたしまし た。
・店舗作業工程の見直しをベースとした生産性向上モデル(カイゼン)の水平展開を継続するとともに、セルフ 精算レジ導入店舗の拡大、業務支援の根幹となる新基幹システムの稼働などIT・機器の活用による自動化、ア ウトソーシングによる業務効率化を重点的に推進いたしました。 また、デリカ・生鮮センターを活用して、高い商品価値水準の確保と併せ店舗の省力化・省人化を企図した商 品の開発・導入を推進いたしました。
・新規出店として7月に作草部店(千葉県千葉市)、9月に小田原ダイナシティ店(神奈川県小田原市)、新浦 安店(千葉県浦安市)、10月に北本中央店(埼玉県北本市)、2月に西大宮店(埼玉県さいたま市)、3月に久 喜菖蒲店(埼玉県久喜市)の6店舗を開設するとともに、3店舗を閉鎖いたしました。また、既存店の活性化策 として8店舗について大型改装を実施いたしました。 事業化4年目を迎えたネットスーパーは、5月に上福岡駒林店、3月に川越南古谷店にて開業し4店舗となり ました。 2019年3月31日現在の店舗数は、グループ全体で172店舗(ヤオコー161店舗、エイヴイ11店舗)となりまし た。
ヤオコーの株価:5/15
・時価総額217,675百万円(5/15) =5,440円(5/15) ×40,013,722株(5/15)
・株価5,440円(5/15)=PER(会社予想):17.83倍(5/15)×EPS305.18円(2020/3)
・株価5,440円(5/15)=PBR(実績):2.25倍(5/15)×BPS2,422.24円(2019/3)
PI研のコメント(facebook):
・ヤオコーが5/13、2019年3月期の本決算を公表しました。結果は「個別では30期連続の増収増益を達成」と、好決算となりました。原価は若干上昇しましたが、それを上回る経費の削減となり、その他営業収入の若干の減少もカバーし、利益を押しあげたことによります。「生産性向上モデル(カイゼン)の水平展開を継続」、「セルフ 精算レジ導入店舗の拡大」、「ア ウトソーシングによる業務効率化を重点的に推進」などが経費削減に結び付いたと思われます。ただ、CFを見ると、投資CFが営業CFの71.54%と、今期は投資を控えたといえ、攻めよリも守りを重視したといえます。実際、第9次中期経営計画では「『チェーン』を強 くする構造改革」、「商圏内シェアアップ(1km商圏シェアアップ)」を優先課題と、守りを重視しているといえます。ヤオコー、通期予想の営業収益も3.0%ですので、引き続き、次期も攻めよりも守りを重視してゆく方針と思われますが、今後、どのように成長戦略を推し進めてゆくのか、その動向に注目です。
続きは、・・:https://twitter.com/PurchaseTW
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