ツルハH、本決算、成長戦略へ、売上高No.1!
ツルハH、2019年5月期、本決算、増収増益!
・ツルハH:6/17
CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:33,701百万円(昨年27,199百万円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△24,990百万円(74.16%:昨年 △17,028百万円)
⇒有形固定資産の取得による支出 :△9,053百万円(昨年△9,760百万円)
⇒連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出:△11,813百万円(昨年△14,841百万円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△9,136百万円(昨年△8,538百万円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):△426百万円 (1,632百万円)
B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産:372,293百万円
・自己資本比率:55.0%(昨年56.5%)
・現金及び預金:42,833百万円(総資産比 11.51%)
・有利子負債:14,275百万円(総資産比 3.84%)
・買掛金:87,254百万円(総資産比23.44%)
・利益剰余金 :154,896百万円
P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高:782,447百万円(16.2%) 、営業利益:41,826百万円(4.0%)
・経常利益:43,313百万円(4.1%)、当期純利益:24,824百万円(0.1%)
・通期予想: ⇒売上高:820,000百万円(4.8%:進捗率 %)
⇒営業利益:43,700百万円(4.5%:進捗 %)
・原価:71.40%(昨年71.36%):+0.04、売上総利益:28.60%(昨年28.64%):-0.04
・経費:23.26%(昨年22.67%):+0.59
・営業利益:+5.34%(昨年5.97%):-0.63
ツルハHのコメント:
・ドラッグストア業界においては、競合他社の出店や価格競争が引き続き激化しているほか、大手企業・上場企業 を含めた統合・業界再編への動きがさらに強まっており、厳しい経営環境が続いております。
・このような状況のもと、当社グループではカウンセリングを主体とした接客サービスの徹底を継続して行うとと もに、戦略的な営業施策を実施いたしました。具体的には、お客様のニーズに対応する高付加価値商品のカウンセ リング販売に注力したほか、高齢化や競争激化に伴う商圏縮小に対応すべく利便性の強化を図るため、食品売場を 中心に既存店舗の改装を推進いたしました。また、プライベートブランドにおいては、商品ラインアップの整理に よる効率向上を図るとともに、新たなブランド「くらしリズム」「くらしリズムMEDICAL」を立ち上げ、商品開発・ 販売体制の強化を図り、グループ各社を通じたプライベートブランド商品戦略のさらなる推進に努めてまいりまし た。
・店舗展開につきましては、ドミナント戦略に基づく地域集中出店および既存店舗のスクラップアンドビルドを推 進したことにより、期首より140店舗の新規出店と56店舗の閉店を実施いたしました。また2018年5月22日付で株式 会社ビー・アンド・ディーホールディングスを子会社化したことにより、同社の子会社である株式会社ビー・アン ド・ディーが当社グループに加わるなど、子会社化等により67店舗が加わり、当期末のグループ店舗数は直営店で 2,082店舗となりました。このほか、当社子会社の株式会社ツルハが2019年3月28日、金秀商事株式会社(沖縄県) とのフランチャイズ契約に基づく第1号店として、沖縄県浦添市に「ツルハドラッグ宮城店」を出店したことによ り、ツルハグループの店舗展開地域は34都道府県となりました。
ツルハHの株価:5/15
・時価総額478,101百万円(6/20) =9,710円(6/20) ×49,237,968株(6/20)
・株価9,710円(6/20)=PER(会社予想):17.99倍(6/20)×EPS 539.79円(2020/5)
・株価9,710円(6/20)=PBR(実績):2.29倍(6/20)×BPS 4,238.15円(2019/5)
PI研のコメント(facebook):
・ツルハHが、6/17、2019年5月期の本決算を公表しました。結果は増収増益、特に、売上高は782,447百万円(16.2%)と、ウェルシアHの779,148百万円(12.1%)をわずかに上回り、ドラッグストア業界No.1となりました。店舗数も業界初の2,000店舗を超え、2位以下を大きく引き離す店舗数です。ツルハHはここ最近、M&Aを積極的に進めており、本社は北海道ですが、店舗展開地域は34都道府県と、全国展開に入っています。「2024年5月期に、3000店を突破する目標」とのことで、今後とも積極的な成長戦略を推し進めてゆくと思われます。業界全体が1兆円が視野に入ったといえ、今後、業界再編が急激に起こり、ツルハHも有保な主要プレーヤーといえます。今期の本決算を見ると、このことが裏付けられています。投資キャッシュフローを見ると、自社での店舗展開以上に、子会社株式の取得による支出に投資CFを割いており、M&A重視の成長戦略が鮮明です。結果、利益は原価、経費双方が上昇気味で、率では減益ですが、売上高増、高でカバーする構造となっています。それだけ、いまは、攻め、成長との強い経営判断が働いてるといえます。ただ、次期の予想を見ると、売上高は820,000百万円(4.8%)ですので、今期程、積極的な成長戦略は目指していないとも見えますので、次期はむしろ利益重視の安定を目指す予想となっています。ツルハH、業界首位となった規模を武器に、今後、中長期的にどのような経営戦略を打ち出すのか、その動向に注目です。
続きは、・・:https://twitter.com/PurchaseTW #ツルハ
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