プレスリリースを見る、「7pay(セブンペイ)」!
「7pay(セブンペイ)」
サービス廃止のお知らせとこれまでの経緯、今後の対応に関する説明について:
・株式会社セブン&アイ・ホールディングス:8/1
・当社では「セキュリティ対策プロジェクト」を 立ち上げ、被害状況の把握と発生原因の調査を進めるとともに、今後の対応等を含めた検討を 重ねてまいりました。当該プロジェクトにおける検討結果を踏まえ、(1)7pay について、 チャージを含めて全てのサービスを再開するに足る抜本的な対応を完了するには相応の期間を必要 とすると想定されること、(2)その間、サービスを継続するとすれば「利用(支払)のみ」、 という不完全な形とせざるを得ないこと、(3)当該サービスに関し、お客様は依然としてご不安を お持ちであることから、現在の 7pay のサービススキームに基づきサービス提供を継続することは 困難であるという結論に至りました。
2.被害について:
・ 808 人 / 38,615,473 円(7 月 31 日 17:00 現在) ※なお、7 月中旬以降、新たな被害は確認されておりません。
3.不正アクセスの手口について:
・「セキュリティ対策プロジェクト」の調査では、今回の原因について、「攻撃者が どこかで不正に入手した ID・パスワードのリストを用い、7pay の利用者になりすましつつ、 不正アクセスを試みる、いわゆる『リスト型アカウントハッキング』である可能性が高い」との 結論に至りました。
4.本事案発生の原因について:
・主原因として『リスト型アカウントハッキング』の可能性が高いと認識する一方 で、当社は、こうした手口による犯行を防ぐことができなかった理由として大きく 3 つの要因が あると考えております。具体的には、①7pay に関わるシステム上の認証レベル、②7pay の開発 体制、③7pay におけるシステムリスク管理体制です。
6.キャッシュレス化への対応について:
・こうした流れの中で、2001 年には、セブン銀行の ATM サービスをスタートさせ、続けて クレジットカード事業に参入、2007 年には、電子マネーnanaco のサービスを開始しました。 そして、昨今のキャッシュレス化に対する社会ニーズの高まりと、バーコード、QR コード決済 の普及を踏まえ、お客様へのサービス機能を高める取り組みの一環としてスタートしたのが、 当社グループ独自のバーコード決済サービスである 7pay です。
・お客様には、引続き、キャッシュ決済、キャッシュレス決済両面にわたり快適に お買物をしていただける環境を提供し、当社グループのサービス体制を拡充してまいります。
PI研のコメント(facebook):
・すでに、各社が報道している「7pay(セブンペイ)」の9月をもってのサービス廃止ですが、改めて、セブン&アイHが公表したニュースリリースを確認してみました。ポイントは社内に「セキュリティ対策プロジェクト」を立ち上げ、被害状況の把握と発生原因の調査をもとに、その結果を踏まえ、取締役会で決定した事項を記者会見で公表するという内容です。現時点での調査結果ですが、被害額は808 人 / 38,615,473 円であり、不正アクセスの手口は『リスト型アカウントハッキング』だそうです。原因にはついては、①7pay に関わるシステム上の認証レベル、②7pay の開発 体制、③7pay におけるシステムリスク管理体制の3点であったとのことです。今回の「7pay(セブンペイ)」は2001年のセブン銀行からはじまる20年越しのキャッシュレス決済サービス構築の一環といえます。2007 年の電子マネーnanaco までは順調に来たといえますが、スマホ決算で壁にぶつかったことにより、戦略の再構築が必須となったといえます。今後、セブン&アイHが一旦、電子マネーnanacoにもどるのか、「7pay(セブンペイ)」に再挑戦するのか、それとも、新たなキャッシュレス決済の仕組みを開発するのか、決断に迫られることになります。スマホ、QR コード決済 は現時点では、政府もバックアップし、旬ですが、今後、この仕組みが定着、普及するかは、まだ未知数ですので、今回の件を機に、セブン&アイHには、小売業の未来を示す新たなキャッシュレス決済の仕組みを生み出して欲しいと思います。
続きは、・・:https://twitter.com/PurchaseTW #7pay
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