ハローズ、本決算、増収増益!
ハローズ、2020年2月期、本決算:4/13
CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:15,133百万円(昨年7,129百万円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△8,133百万円(53.75%:昨年△4,648百万円)
⇒有形固定資産の取得による支出 :△7,567百万円(昨年△4,596百万円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:1,039百万円(昨年△1,468百万円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):8,039百万円 (1,013百万円)
B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産:77,066百万円
・自己資本比率:44.8%(昨年49.5%)
・現金及び預金:13,349百万円(総資産比 17.33%)
・有利子負債:15,823百万円(総資産比 20.54%)
・買掛金:13,726百万円(総資産比17.81%)
・利益剰余金 :28,510百万円
P/L関連:キャッシュの創出:
・営業収益:134,659百万円(5.8%) 、営業利益:5,290百万円(7.6%)
・経常利益:5,440百万円(2.8%)、当期純利益:3,544百万円(12.1%)
・通期予想:
⇒営業収益:142,000百万円(5.5%:進捗率 %)
⇒営業利益:5,440百万円(2.8%:進捗 %)
・原価:74.83%(昨年74.90%):-0.07、売上総利益:25.17%(昨年25.10%):+0.07
・経費:23.77%(昨年23.87%):-0.10
・マーチャンダイジング力:+1.40%(昨年+1.23%):+0.17
⇒MD力って何?
・その他営業収入:2.63%(昨年2.73%):-0.10
・営業利益:+4.03%(昨年+3.96%):+0.07
ハローズのコメント:
・経営面におきましては、2019年12月に、日本政策投資銀行(DBJ)より防災及び事業継続の取り組みに対する評価を受け、「DBJBCМ格付」を取得しました。
・組織面におきましては、2019年3月に店舗開発力及び商品力強化を、9月に情報システム機能強化を目的とした組織変更を実施しました。また、3月に「次世代育成支援対策推進法」に基づく「子育てサポート企業」として認定され、次世代認定マーク(くるみんマーク)を取得しました。更に、9月には、翌月からの消費税率引き上げに伴い、正社員に対して生活支援を行うためのベースアップを実施しました。
・販売促進面におきましては、生活防衛企画及び自社会員カード(ハロカ)のポイント優遇施策を継続しました。また、10月からの消費税率引き上げに伴い、お客様の生活支援のためのポイント優遇施策の強化及び約400品目の低価格販売を開始しました。
・商品面におきましては、継続して重点販売商品の育成、産地開発商品の増加及びプライベートブランド商品のシェアアップを行いました。また、2019年8月には産学連携の一環として、岡山県立大学と共同開発した栄養バランス弁当第7弾の販売を開始しました。更に、9月には、デリカセンターが一般社団法人日本惣菜協会によるHACCP認定を受けました。
・店舗開発面におきましては、2019年10月に徳島県阿南市へ津乃峰店、12月に同県徳島市へ佐古店、2020年1月に同県板野郡北島町へ北島中央店及び2月に兵庫県姫路市へ香寺店を、売場面積600坪型24時間営業の店舗として新規出店しました。これにより、店舗数は広島県28店舗、岡山県25店舗、香川県11店舗、愛媛県7店舗、徳島県8店舗、兵庫県7店舗の合計86店舗となりました。店舗運営面におきましては、2019年3月に広島県尾道市の東尾道店(直営のベーカリー新設、売場面積300坪型を450坪型へ増床)、4月に香川県丸亀市の丸亀店(売場面積600坪型)、6月に広島県福山市の春日店(売場面積300坪型)及び7月に岡山県岡山市の東岡山店(売場面積600坪型)を当社の新しいタイプの標準店舗へ改装し、買物がしやすい環境作りによる店舗の魅力アップを図りました。また、直営のベーカリーの新設及びセルフレジの設置を推進し、お客様の利便性の向上に取り組みました。一方で、自動発注対象商品の拡大による欠品対策及び作業効率の改善を図りました。
・なお、新型コロナウイルス感染症による影響については、予測困難なため業績予想へ反映しておりません。今後、当該事項に関連し、当社の業績に大きな影響を及ぼす場合は速やかに開示いたします。
ハローズの株価:4/17
・時価総額57,687百万円(4/17) =2,904円(4/17) ×19,864,600株(4/17)
・株価2,904円(4/17) =PER(会社予想):16.05倍(4/17)×EPS 180.92円(2021/2)
・株価2,904円(4/17) =PBR(実績):1.66倍(4/17)×BPS 1,745.84円(2020/2)
PI研のコメント(facebook):
・4/13、ハローズが2020年2月期の本決算を公表しました。結果は、売上高、営業利益ともにバランスよく増加、増収増益の好決算です。売上高に関しては、新規出店4店舗に加え、既存店舗の改装も寄与し、5.8%増となりました。一方、営業利益の方は、原価、経費ともに改善、ダブルで利益を押し上げたことが大きいといえます。特に、各社が経費増となる中、-0.10減と削減しています。ハローズのコメントでも、「セルフレジの設置を推進」、「自動発注対象商品の拡大による欠品対策及び作業効率の改善」とのことで、これらの施策が経費削減に寄与したと思われます。ハローズ、来期の通期予想も増収増益ですが、「新型コロナウイルス感染症による影響については、予測困難なため業績予想へ反映しておりません。」とのことで、予想が難しいところです。ただ、この3月度の売上高は112.4%、既存店も107.5%と堅調な数値で推移しています。ハローズ、今期のスタートは好調ですので、前期に取り組んだ「店舗開発力及び商品力強化」、「情報システム機能強化」に基づく組織変更がどう今期の業績を押し上げるか、その動向に注目です。
続きは、・・:https://twitter.com/PurchaseTW #ハローズ
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