セブン&アイH、2021年、第3四半期決算、減収減益!
PI研のコメント(facebook):
・セブン&アイHが1/12、2021年2月期の第3四半期決算を公表しました。結果は、営業収益が-14.0と減収、営業利益も-10.5%の減益となる厳しい結果となりました。どちらも2桁減ですので、それだけ新型コロナウイルスの影響が大きかったといえます。セブン&アイHは新型コロナウイルスの影響を強く受けたコンビニ、百貨店、外食等があり、好調なGMS、食品スーパーのみではカバーできなかったといえます。PL、損益計算書を見ると、原価は96.5%と減少していますが、それを大きく上回る経費が114.9%と、増加したことが大きいといえます。ただ、その他営業収入は113.2%と大きく増加しましたので、率では差し引き、営業利益は106.9%と増益となています。売上高、営業利益がともに下がった場合でも、その他営業収入が増加すれば、そのバランスによっては増益になる場合がありますが、まさに、今回の決算は高では減益、率では増益という珍しい結果になりました。これを受けて、通期予想ですが、営業収益は-13.9%、営業利益は-18.7%と減収減益の厳しい予想です。特に、利益はこの第3四半期よりも大きく減少です。ちなみに、セブン&アイH全体はこのような結果ですが、セグメントはどうかを見ると、減収になった要因は、最も構成比の高い海外コンビニが-21.0%となったことによります。一方、減益になった要因ですが、最大の営業利益を稼いでいる国内コンビニが-8.9%になったことによります。好調なスーパーストアは151.6%増ですので、異常な増益です。さて、財務の方ですが、CF、キャッシュフロ―では投資CFがこのような状況でも大きく増加、126.3%です。これはアメリカのコンビニ、Speedwayを買収したことが要因であり、ここに今期は投資を厚く配分したといえます。ちなみに、BS、貸借対照表は昨年と比べ大きな動きはなく、利益剰余金も若干増加しており、安定した財務基盤が維持されているといえます。セブン&アイH、今期は厳しい結果が予想されますが、株価は横ばい、投資家は冷静に動向を見つめているといえます。今後、新型コロナウイルス感染症の先行きが読めない中、明暗の分かれる業態をどのように調整し、収益の改善をはかってゆくのか、その動向に注目です。
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