字幕あり:PI値って何? その4:店舗比較!
PI研のコメント(facebook):
・PI値って何?、その4、店舗比較についてです。PI値はPOS分析、ID-POS分析の基本指標のひとつですが、そもそもは比較のために生まれた指標ともいえます。これまで、その2で商品比較、その3で時間比較を取り上げましたので、今回、その4では店舗比較を取りあげます。このシリーズでは一貫してバナナを事例にPI値を解説していますが、今回もバナナを取り上げます。店舗は5店舗、京都店、広島店、札幌店、鹿児島店、東京店のPI値の違いをバナナで解説します。注目店舗は札幌店と鹿児島店です。この両店は対照的な店舗で、札幌店はこの5店舗の中で客数が最も多い、規模の大きな店舗です。これに対して、鹿児島店は最も客数が少なく、規模の小さな店舗です。この2店舗に注目してバナナのPI値を比較してみると、圧倒的に客数の少ない鹿児島店のバナナのPI値が高いことがわかります。このように、PI値は規模の大小、すなわち、客数の多寡では決まらない指標といえます。実際、様々な商品でPI値の店舗間比較をしてみると、ほとんど客数とは無関係であることがわかります。むしろ、客数の多い店舗の方がPI値が低いケースが多い場合が多々あります。PI値は、その意味で、客数の大小に左右されない指標といえ、様々な客数の店舗でPI値比較をすることが可能となります。この原理を活用し、全国PI値が誕生したという背景もあります。では、PI値は何によって変わるのかですが、これはかなり難しい問題といえます。たとえば、前回、その2で取り上げた価格との関係ですが、これも店舗間では必ずしも決定打とはならず、今回の5店舗の事例を見てもバナナの価格が低いからといってPI値が高いわけではないことがわかります。その要因は地域により、バナナの相場が違うためです。店舗のある地域のバナナの価格を見ないと、バナナの適正PI値は決まらないといえます。したがって、店舗のPI値はまずは商圏のバナナの価格を調査してから価格を決定し、PI値の比較をすることがポイントとなります。その意味では地域の値ごろを知ることができるといえます。また、これ以外にもバナナをどこで販売するか、店頭か平台か多段ケースかエンドかなど、販売場所によっても違いがあります。ポイントはPI値の変化を外部要因と内部要因に分け、変化の原因をつきつめ、店舗間比較をしてゆくことがポイントです。PI値は比較のための指標ですが、その前提条件をしっかり検討し、実践活用することが要諦です。
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