« 字幕あり:PI値って何? その4:店舗比較! | Main | 字幕あり:PI値て何? その6、PI値アップ手法! »

March 10, 2021

字幕あり:PI値って何? その5、PI値1%基準!

PI研のコメント(facebook):
・PI値1%基準はいまから20年以上前に作ったはじめてのPI値の実践活用の基準です。当時、PI値をどう実践活用するか、いろいろ考え、ここにたどり着いたといえます。当時のPOSデータの活用はイトーヨーカ堂が業務改革で実績を上げていた単品管理全盛の頃で、いわゆる、死筋カット、POSデータをABC分析し、C商品を見直す視点、C商品に注目が集まっていました。そこで、PI値もC商品に活用できないかを検討したのですが、PI値はむしろAに着目すべきではないかと発想の転換を行い、POS分析から売れ筋、A商品を選定できる基準づくりに挑戦したのが発端です。いろいろ創意工夫し、PI値1%にたどりつき、現在でも通用するPI値の基準のひとつです。当時は関係先でPOS分析がはじまると、はじめにPI値1%の商品をピックアップし、その商品の徹底管理からはじめていました。ちなみに、A商品をPOSデータで当時仕分けする方法は構成比を使っていたのが実態です。上位何%以上はA商品とし、これを重点商品にするというものです。もちろん、構成比でもA商品の基準を作ることは可能ですが、PI値の場合の方が分かりやすいのと、どの店舗で分析しても、PI値1%は200から300品になることが経験上得られたので、こちらの方が実践的であっためPI値1%を当時は活用していました。それから20年以上たちますが、いまでも、この原理は破られていませんので、恐らく、日本のすべての食品スーパーで通用するのではないかと思います。このように、PI値は基準をつくってはじめて実践活用が可能ですので、この原理を理解できれば、誰でも自分の店舗でオリジナルな基準をPI値で生み出すことが可能です。注意点は、このシリーズのその7で触れる価格、あるいは粗利を考慮するとPI値が低くても価格が高く、結果、売上げが高い商品や、PI値は高いがもうからない商品が多くなるなど、商売という視点では価格、利益を考慮した取り組みが必須だということです。それからもう一点、いずれ、別のシリーズで取り上げたいと思っていますが、店舗の売れ筋はPI値1%ですが、顧客個人個人の売れ筋、すなわち、来店動機となるお気に入り商品はPI値の低い、いわゆるC商品が多いというのが事実です。これが食品スーパーが1万品、1店舗に品揃えしなければ顧客が継続して来店してもらえない根本的な理由ともいえます。PI値はその意味で、ひとつの視点を提示する指標ですので、実際の経営、マーチャンダイジングでは、価格、利益、ユニーク顧客の視点も取り入れてバランスよく商品、顧客とつきあってゆくことが要諦といえます。

続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #売上 

━━━━━━ お知らせ! ━━━━━━━━━━━━━━━ 
 1.週間!食品スーパーマーケット最新情報:まぐまぐ
 2.facebookに「食品スーパーマーケット最新情報」グループ創設_1,860人
 3.YouTubeスタート、チャネル登録はこちら!

« 字幕あり:PI値って何? その4:店舗比較! | Main | 字幕あり:PI値て何? その6、PI値アップ手法! »

Comments

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

« 字幕あり:PI値って何? その4:店舗比較! | Main | 字幕あり:PI値て何? その6、PI値アップ手法! »