CPI、消費者物価指数、2021年4月、コア指数、-0 1%!
PI研のコメント(facebook):
・2021年4月度のCPI、消費者物価指数が5/21、総務省から公表されました。CPIには3つの総合指数があり、政府、日銀が2.0%を目指している指標は生鮮食品を除く総合指数です。その結果ですが、前年同期比0.1%の下落となり、依然として厳しいデフレが続いているといえます。特に、この4月度は携帯電話の通話料金が下がったことにより、これが影響し、全体を押し下げたたといえます。ここではCPI全約600項目の内、食料、約300項目について、すべての結果を見てみます。食料は外食も含み、12の大分類でCPIが集計されています。この4月度の食料は-1.2%と全体の-0.4%を下回り、よりCPIが下がっている結果です。特に、野菜・海藻-6.6%、果物-7.5%と、この2部門が大きく下げており、寄与度をみると、-0.20、-0.09と合計-0.29%と全体へのインパクトも大きいといえます。実際、この2部門の各項目を見ると、野菜・海藻は軒並みマイナスと相場が崩れている状況です。キャベツ-41.7、ほうれんそう-24.9、はくさい-54.7、レタス -35.3、ブロッコリー-29.5など、50%近く下落した商品もあります。また、果物も りんごB-21.4、いちご-7.0、バナナ-4.0など、大きく下げた項目が多いといえます。これ以外の部門でも穀類-1.4、魚介類-1.1、油脂・調味料-1.2、飲料-1.5などマイナスが大半です。一方、プラスになったのは菓子類1.1、肉類0.8の、この2部門が比較的大きく上昇した 部門です。こう見ると、食料は青果の相場安が全体のCPIを押し下げ、これに加え、大半の部門がマイナスとなり、CPIを下げたといえます。ちなみに、10%以上CPIが下がった項目は、はくさい-54.7、キャベツ-41.7、レタス-35.3、ブロッコリー-29.5、れんこん-25.2、だいこん-25.0、ほうれんそう-24.9、りんごB-21.4、トマト-18.2、あじ-17.5、ピーマン-17.3、きゅうり-12.3、しめじ-12.1、なす-10.4と、すべて野菜です。一方、10%以上上昇した項目ですが、じゃがいも39.0、さんま34.8、ごぼう29.8、ねぎ 24.5、*とうが14.6、ししゃも13.8、さつまいも12.6、ビール風アルコール飲料10.2です。ここでも野菜が大半を占め、この4月度は野菜、果物が食料のCPIを押し下げたといえます。CPI、当面、携帯電話の通話料金の下げのインパクトは続くといえ、来月以降もマイナスのCPIが予想され、デフレ環境が継続しそうです。
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