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May 06, 2021

ローソン、本決算、2021年2月期、減収、大幅減益!

PI研のコメント(facebook):
・コンビニ、ローソンの本決算です。4/8に、ローソンが2021年2月期の本決算を公表しました。結果は営業収益が-8.8%、営業利益が-35.1%となる減収、大幅減益と、厳しい決算となりました。新型コロナウイルス感染症の影響がローソンだけでなく、コンビニ全体を直撃したといえ、コンビニ全体が厳しい決算となっています。その要因ですが、客単価は上昇していますが、それ以上に客数が減少したことが売上高を押し下げた要因といえ、結果、既存店の売上高がマイナスとなり、相対的に経費比率を下げ、利益にも影響しています。ローソンのP/Lを見ると、原価100.5%、経費103.8%と、ダブルで利益を押し下げており、新型ウイルス感染症の影響が大きかったといえます。また、加盟店収入に当たるその他営業収入も率では100.2%の伸びにとどまり、売上高が下がった分、高では厳しい結果となっています。ちなみに、ローソンは食品スーパーの成城石井を傘下に収めていますが、その決算結果は営業総収入が110.7%、セグメント利益が123.7%と、大幅、増収増益ですので、コンビニと食品スーパーでは明暗が分かれる決算となっています。これを受けて、通期予想ですが、今期と一転、営業収益は9.3%増、営業利益は22.3%増ですので、増収、大幅増益とのことです。一方、CFとBSの方ですが、営業CFは112.5%と厳しい決算結果であるにもかかわらず、増加しています。これを投資CFと財務CFにどう配分したかですが、投資CFに13.2%、財務CFに61.7%、結果、内部留保に25.2%と、財務と内部留保に厚く配分しています。今期は投資CFを重視した攻めよりも、財務基盤を安定させる財務CFにキャッシュを重点配分しています。結果、BSを見ると、有利子負債が90.1%に圧縮、現預金も117.2%へ増加、ただ、利益剰余金が96.0%ですので、自己資本比率は98.0%と微減となっています。実際、投資CFと直結する成長の源泉ともいえる新店は「出店数は373店舗、閉店数は 341店舗となり、2021年2月末日現在の国内総店舗数は14,476店舗」と、微増となっています。ただ、今期は「調剤薬局、ド ラッグストアチェーンとの提携」を基盤に、「ヘルスケア強化型店舗」、「介護相談窓口併設型店舗」、さらには「ホスピタルローソン」など、新業態を積極的に展開しており、今後の新たな成長戦略への布石をうっています。これを受けて、投資家はこの決算をどう見たかですが、決算発表後、株価は下げ、その後、若干上昇しています。投資家はローソンの今後の動向を冷静に見ているといえます。ただ、ここ数週間は下げに転じていますので、新型コロナウイルス感染症の影響が気になるところです。現状、株価は4,900円、PERは36.32倍、PBRは1.83倍ですので、かなり高い水準といえ、割高感のある株価といえます。ローソン、通期予想は増収、大幅増益ですので、今後、どのように収益の改善をはかってゆくのか、その動向に注目です。

続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #ローソン  

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