財務3表連環分析2021、BS、食品スーパーマーケット!
PI研のコメント(facebook):
・財務3表連環分析を8/1にリリースしました。ここではその集計数字からBS、貸借対照表に絞り、食品スーパー、約40社の決算分析を解説します。BSの指標は多岐に渡りますので、まずは、純資産比率(自己資本比率)を過去3年間で比較してみると、若干の上昇は見られますが、大きな変化はないといえます。過去3年間、45%から50%の範囲です。では、資産の中の代表的な指標のひとつ現預金を見ると、ここは過去2年間と比べ、大きく上昇しています。CFでも最終CFが増加していましたので、これがそのまままBSにも反映された形です。今期決算では約40社の平均は約14%で、これまで約12%でしたので、比率にすると約15%増加してます。現金確保が今後重要だとの経営判断が働いているといえます。では、負債項目の代表的な指標である有利子負債はどうかですが、これは、過去3年間削減されていることがわかります。特に、今期は削減率が高く、約16%です。一昨年は約20%でしたので、中長期的に有利子負債の削減が進んでおり、財務の安定を重視しているといえます。では、逆に成長戦略はどうかですが、資産の中でも新店に関わる資産、土地、建物、敷金等を見ると、微増です。昨年は一昨年と比べ大きく増加していましたが、今期は昨年と比べ増加率が下がっており、投資を控えていることが伺えます。すでに、CF、キャッシュフロ―の分析にも表れていましたが、BS、貸借対照表にもその傾向が鮮明です。最後に、ROAとROEですが、ROA=ROE×自己資本比率ですので、ROEの動向がROAを決めるともいえますので、ROEをまず見ると、大きく改善、これまで約5%前後でしたが、10%前後へと倍増、自己資本比率は微増ですので、これにともない、ROAも大きく改善しています。今期、営業利益が改善したことが大きいといえ、投資家にとっても、企業にとっても、利益改善が進んだといえます。こう見ると、2021年度の本決算は空前の利益が生まれ、これを攻めよりも守りに当て、内部体制を整えた1年であったといえそうです。
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