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December 13, 2021

食品スーパー、P/Lの見える化、2021年度本決算!

PI研のコメント(facebook):
・見える化シリーズ、まだまだ続きます。ここ最近、見える化に凝っていまして、はじめに、ID-POS分析の見える化、商品と顧客を一目で全体動向を掴む見える化を試みました。その後、AI、カップ麺をAIで分析した結果の見える化を試み、さらに、家計調査データの見える化にも挑戦しました。そして、今回、財務3表の見える化に取り組んでみました。やっと、見える化のコツがつかめてきたようで、今後もあらゆるデータ、図表を見える化してゆきたいと思います。さて、P/Lの見える化ですが、これまでとは少し次元が違います。これまではどちらかというと、1次元、直線的な数字、図表を見える化してきましたが、P/Lは1次元ではなく、2次元で理解しないとその本質を見誤ります。経営のポイントはバランスであり、どちらか一方ではなく、2つのちょうどよいバランスを探し、そこに経営資源を投入することですが、これをどう見える化するか、ここが難しかったところです。今回はこれを2軸、横軸をP/Lの経費、縦軸をP/Lの粗利(原価)で表現し、そのバランスを大きさで表してみました。こう表現することによって、各企業のポジションが上下左右のどこにあるか、さらに、そのバランスはとれているのかが一目で判断できるように工夫してみました。まだまだ、改善が必要ですが、一定の目的は達したかと思います。ちなみに、P/L、こと、食品スーパーは他の小売業と違い、営業利益がこの2軸で決まらないという特徴があります。この2軸でたとえ赤字、すなわち、粗利-経費がマイナスであっても、その他営業収入、物流収入や不動産収入で補填し、黒字にもってゆくことができる独特の小売業だからです。そこで、ここでは、その他営業収入も視覚の大きさと色で加えました。食品スーパーは他の小売業と違い、店舗数の多さ(チェーン化)と大きさ(NSC化)が経営戦略の重要な要素となり、結果、物流収入=チェーン化や不動産収入=NSC化が経営を支える大きな柱となりますので、このような他の小売業にはない独特な利益構造となるのが特徴です。今回、どこまで見える化ができたか、まだまだ改善余地がありますので、さらに、工夫を重ね、完成度を高めてゆきます。もうかれこれ、10年以上、財務3表連環分析を通じて、食品スーパーの全上場企業を財務分析してきましたが、見える化については、まだまだ糸口に着いたばかりですので、来期、2022年度の本決算の財務3表連環分析では見える化を全面に、この際、刷新をはかりたいと思います。

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