ベルク、2022年2月期、第3四半期、増収増益、好調!
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ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。 今回は、財務3表連環分析シリーズで、ベルクを取り上げます。
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1月7日に、2022年2月期の第3四半期決算が、ベルクから公表されました。結果ですが、営業収益が6.2%増、営業利益が9.2%増ということで、増収増益の好決算となっています。ここ最近ですね。特に2月期決算の食品スーパーマーケットの決算の公表が、第3四半期ですが、相次いでいますが、いずれも特に、利益が厳しい状況ですが、ベルクは好調な決算になっています。
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さて、こちらがP/Lですが、売上高は106.1%、営業利益が109.2%ということで増収増益です。経常利益、当期純利益も増益です。グラフにした物がこちらになりますが、気になるのは営業利益と、経常利益は非常にバランスが良いのですが、当期純利益が若干下がっている所が、伸び率が低い所が、気になるところです。原価が100.4%で微増、経費が98.4%で減少ということで、経費の減少が利益を押し上げた要因といえるかと思います。これにその他営業収入、こちらも111.5%ということで、これは不動産収入とか、物流収入になっていますが、これも利益の押し上げに貢献しているといえるかと思います。グラフにした物がこちらになりますが、粗利の方はほぼ横ばいなんですが、経費の方が下がっているということで、これが利益を押し上げている要因です。その営業収入も、率では伸びているんですが、高では、僅かということで、全体への貢献は、大きくは無いといえるかと思います。さて、これを踏まえて、通期予想ですが、売上高が0.3%のマイナス。それから営業利益が5.2%のマイナスということで、減収減益を予想しています。ただ進捗率を見ると、いずれも3/4、75%を超えています。特に営業利益が89.4%ですので、おそらく増収増益になるのではないかと見込まれます。
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さて、BSの方ですが、自己資本比率、気になるのは、若干下がっていることです。特に有利子負債が120.2%で大きく増加していますので、これが財務を若干圧迫しているかなという所が見て取れます。グラフにすると、こういう形になりますが、総資産は、現預金も大きく伸びていますけど、伸びているんですが、自己資本比率が若干下がってるという所が、気になるところです。新規出店に関わる資産ですけれども、建物、土地ですが、合計でベルクの場合は65.2%になります。自己資本比率は55.1%ですので、グラフにすると、自己資本比率の方が低いということで、負債に依存する、せざるを得ないですね 、出店に関わる資産の持ち方となっていますので、ここも若干、気になる所です。ベルクの強みですけども、店舗運営に於きましてはということで、標準化された企業体制、これを基盤にしたLSPとかの定着。チェーンオペレーションも推進している所がべルクの強さの源泉となっています。
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では、この決算を投資家はどう見たかということなんですが、赤が終値ですが、1月7日の翌営業日、1月11日になりますが、株価が上昇しています。売買高もオレンジですが、跳ね上がっています。従って、投資家は買いと見ています。現状5,730円の株価。PERが14.89倍、PBRが1.46倍ということで、ほぼ食品スーパーマーケット業界の平均に近い、水準といえます。従って株価は、割高感も、割安感も無い水準といえるのかなと思います。
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以上、ベルクの2022年2月期の第3四半決算の結果となります。
続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #ベルク
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