CPI、食料、2.1%、2022年1月度、見える化!
ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、CPI、消費者物価指数の見える化の第2弾となります。食料に絞って、取り上げたいと思います。
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2月18日、総務省が公表した1月度、最新ですが、食料は2.1%という結果で、堅調な数字、堅調というかですね、若干、物価が上昇基調といって良いかと思います。これが食料の約10項目をまとめたものですが、見える化をしていますので、四角の大きさ、これが前年比を示しています。したがって、前年比が高いものが、これに来ていると。一方、色、この色は寄与度を示していまして、全体への貢献度といっていいかと思います。果物がやはり、全ての部門の中で、食料ではですね、一番大きくて、10.4%が昨対。寄与度も0.11ポイントです。2番目が魚介類で、7.5%。寄与度は0.15ということで、果物よりも高い寄与度です。3番目が油脂・調味料で、3.0%、0.04ポイントの寄与度ということになります。以下は伸び率が低いということになりますので、食料全体を2.1%まで押し上げた最大の要因が果物と魚介類だということが分かります。
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そこで果物について、さらに細かく見てみますと、りんごといちごが異常値です。りんごは29.9%、いちごが24.0%、寄与度はほぼ同じで、0.04ポイントと0.05ポイントです。従って、この2つがですね、果物を押し上げたということが見てとれます。
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一方ですね 、魚介類、 これ果物ではなくて、魚介類ですね、魚介類の方を見てみますと、ぶり、たこ、まぐろ、ここ、いくらですが、いくら等が伸びています。ぶりは28.5%、たこは22.5%、いくらは17.5%、まぐろは16.5%ですので、何も2桁の伸びで、これらが魚介類を押し上げているといえます。一方、寄与度の高いものは、ぶりが高くて、0.05ポイントになります。
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さて、全項目の中の食料ですね、に絞って見てみますと、こういうグラフが作れます。縦軸が寄与度、横軸が前年比、右上はたまねぎという形で、たまねぎが全食料の中でNo.1です。から、いま見たぶりとかですね、いちごとか、まぐろとか、りんご、食料油も高い水準です。
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さて、参考にですが、すべて約500項目ぐらいありますが、食料も含めてすべてのCPIの項目で見たものを同様にグラフ化したものです。たまねぎは、実は、今回、全項目の中でNo.1だということがわかります。全体的にはこれに固まっていることが見て取れるかと思います。特に、光熱とか、交通・通信とか、ガソリンが、あと、ここの携帯電話ですね、非常に大きいということがいえます。特に携帯電話は寄与度で見ると、マイナスということで、これだけで1.47ポイントのマイナス効果ということで、いかに全体の消費者物価を押し下げているかということがわかります。もうじきですね、1年たちますので、この部分がほぼ消えてきますので、今後、消費者物価指数はかなり大きくですね、上昇する可能性が高いといえるかと思います。
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以上、1月度のCPI、消費者物価指数の食料に絞っての解説となります。
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