ベルク、2022年2月期、本決算、増収増益、好決算!
ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は4/14にベルクが公表した2022年2月期の本決算を取り上げます。
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結果ですが、まず、P/Lですけれども、105.5%の売上高、営業利益が109.6%ということで、増収増益の好決算となっています。グラフにしたものがこちらですが、売上高に対して、営業利益、経常利益、大きく増加しています。当期純利益も増加していますので、好決算です。原価が100.2%で上昇していますが、経費の方が98.9%で減少しています。また、不動産収入とか物流収入に当たるその他営業収入ですが、こちらの方も増加しています。グラフにしたものがこちらになりますが、原価は増加しているんですが、経費が減少、それから、その他営業収入が上昇していることがわかります。これが営業利益にどう反映されたかということなんですが、4.8%、昨年が4.2%でしたので、率で見ても、103.3%と増益となっています。さて、これを踏まえて通期予想ですが、収益認識に関する会計基準が適用されるために、売上高に関しては予想を示していません。営業利益の方ですが、4.4%のマイナスということで、減益になるところが予想されていますので、気になるところです。
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さて、これがキャッシュフロー計算書と貸借対照表、BSの方にどう反映されたかということなんですが、営業活動によるキャッシュフロー、昨年並みです。投資活動によるキャッシュフロー、こちらは大きく増加しています。それから、財務活動によるキャッシュフロー、こちらの方は資金調達をしています。結果、現預金の方は増加して、内部留保が増えていることがわかります。グラフにしたものがこちらになりますが、投資が旺盛であることがわかります。
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ええ、BSですけれども、まずは、有利子負債、こちらの方は増加しています。買掛金も増加しています。現金も増加しているという状況で、結果ですけれども、自己資本比率の方は若干ですが、減少しているところが気になるところです。さて、新規出店にかかわる資産、土地、建物、構築物の方ですけれども、合計で65.2%あります。通常の食品スーパーマーケットよりも若干多いのがベルクの特徴。大型店が多いというのことがその要因といえます。自己資本比率が54.6%ですので、残念ながら自己資本比率の範囲内で納まっていないということで、気になるところです。
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では、この決算を投資家はどう見たかということなんですが、14日、決算発表日の翌日、売買高、オレンジが上昇しています。株価は横ばいだったんですが、その翌日、株価を下げているというところが気になるところです。で、その後、横ばいで推移しているという状況です。現状、株価は5,260円、PERは12.40倍、PBRは1.31倍ということで、若干、業界平均よりも低い水準ですが、5,260円は、まあ、割高感も割安感ない水準といえるかと思います。
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以上、ベルクの2022年2月期の本決算の結果となります。
続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #ベルク
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